番外編/お試し企画/第☆★回 がるどららじおん配信部(仮)!
⚠注)このエピソードの最後に、
どさくさ紛れの作者謹製大暴走ラフ挿絵の第6弾掲載中です。
(完全期間限定/即撤回あり/ほんとに暴走中www)
なお挿絵は、画面右上の「表示調整」内にある「挿絵表示中」を
クリックして、「挿絵を表示」とすることでOFFにできます。
挿絵の非表示を望まれる方は、お手数ですが上記の対応を
お願いいたします。
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(ゲームテーマ曲)
『配信開始までもうちょっと待っててね!』
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ナナセ(以下ナ)「……というわけで、はい! 本日も始まりました土曜日のお楽しみ!」
マツリ(以下マ)「サービス終了を目指す運営側と、それを阻止せんとする選ばれしプレイヤーたちとのガチンコ勝負! 最終章アーニーストーン編がめっちゃ盛り上がってる配信ゲーム『ガルドアース・ウォーテイル』公式、がるどららじおん配信部所属のマツリ・ミャラメルでっす!」
(ナ)「前説長! よく噛まなかったね──え~同じく、ナナセ・リーンでございます、と! ぺこり!」
(マ)「短か! ──ってちょっとナナちゃん、毎度だけどゲーム本編とキャラ違う!」
(ナ)「毎度? なんかこれ初めてのような気がしてるんですけど?」
(マ)「きき気のせいだよ、気のせい! はっは!」
(ナ)「だよね~?」
(マ)「だよだよ! んじゃ改めて。──ちょっとナナちゃん、毎度だけどゲーム本編とキャラ違う!」
(ナ)「おお本当に一言一句同じだね~」
(マ)「コピペしてるだけだもん」
(ナ)「こぴぺ? ……?」
(マ)「スルー、スルー! 台本だから! ひそひそ、完全台本だから!」
(ナ)「お、おおう。……ええと、みゃーちゃんだって? 本編だと? もっと人見知りで? 人嫌いの猫みたいな性格? じゃん?」
(マ)「ほんとに読むな~! ──だから、だってわたし猫だし、ほらネコミミ~!」
(ナ)「負けないぞ~、ほらほらツインテ~」
(マ)「だからナナちゃん、本編じゃ一応ツンデレエルフなんだしさ」
(ナ)「本編? 本編なんて見切れのレベルでも出てませんけど?」
(マ)「だね~。ここで先に名前出しても、ほんとわけわからんと思う」
(ナ)「初めてのリスナーさんには誰これ? 扱いだよ」
(マ)「まさに本編で今、プレイヤーのユナキちゃんが感じてるやつね」
(ナ)「『ゆーくん、あなた誰?』」
(マ)「そんなセリフ、あったっけ?」
(ナ)「ごめん、ちゃんと本編読んでないからわかんない」
(マ)「ぶっちゃけたー! さすがデミエルフ!」
(ナ)「ここで初出ワード禁止! ──てかさ、だっていつまでたってもうちら出てこないじゃん?」
(マ)「メインキャラのはずなんだけど。一応」
(ナ)「序章にちらっと出た、一応」
(マ)「そだっけ、もう忘れたよ!」
(ナ)「出て~、本編出て~」
(マ)「出て~」
(ナ)「本編さ、やっとゆーくん、ていうかゆゆちゃん? だよねあれ? 出て来たけど」
(マ)「ネット界隈では一応ゆゆちゃんです。ゆーくん、初めて聞いた」
(ナ)「それはそれでありってことで。今のところはほんとチラ見せレベルだし」
(マ)「チラっとね、ほんとチラっと! 廃聖堂からほんのちょろっとだけ!」
(ナ)「プレイヤーさんがすぐログアウトしちゃったからね~」
(マ)「一応物語の最重要キャラなのに、扱いが!」
(ナ)「らじおんでもレギュラーだったのに」
(ナ)「我が従者のみなさ~ん!」
(マ)「なつかし~。そーそー。ゆゆちゃんいた頃は、プレイヤーさんたちのことそう呼んでたんだよね」
(ナ)「ゆゆちゃん、なっつ!」
(マ)「マイ・リテーナーで、リテーナーさんとか? リテーナー、いてーなー、なんちゃって」
(ナ)「……」
(マ)「すみませんウソです。呼んでません呼んでません!」
(ナ)「──でもあれはあれで面白いゆーか、びっくりの演出だった」
(マ)「うんうん。だってゆゆちゃん、ゆーくんか、ほんとはあそこにはいないはず──」
(ナ)「げふんげふん!」
(マ)「あー、あーちなみに知らないリスナーさんに向けてフォローすると、ゆゆちゃん、じゃないゆーくんってのは、ユユリ・ういんでいるくん。青空髪のツインテ謎少女……じゃない謎少年!」
(ナ)「別名ユユリコ姫。ゆゆちゃん。てかこっちが本名だけど」
(マ)「ややこし!」
(ナ)「後付けでどんどん設定が追加されるのでフォローも大変です」
(マ)「設定?」
(ナ)「(無視)とりあえずこの手の物語お約束の、謎のヒロイン枠です! まあ今のとこオトノコですけど」
(マ)「『今のとこ』?」
(ナ)「なんのこと?」
(マ)「てゆーかこの子って確か、最終章前の第四章ラストで魔王皇帝トーヤに捕まって行方不明になったはずで」
(ナ)「おかげでらじおんからもいなくなっちゃって」
(マ)「さみしいよね~。プレイヤーさんを我が従者呼ばわりできるの、あの子だけだし」
(ナ)「うん。でも今さら他の呼び方考えるのもね。ゆゆちゃん、かむばーっく!」
(マ)「そうだこれはカムバックの兆しかも!」
(ナ)「まあキャラ設定がちゃんと固まるまでは、出したくても出せませんが」
(マ)「キャラ設定?」
(ナ)「(無視)期待してます運営さん! ──でもこの子、エルフなわたしとツインテかぶりなんだよね~」
(マ)「ツインテてーてー。何人いてもいい! 何杯でもいけます!」
(ナ)「うちらはジューシー唐揚げか! ──って、そいやゆゆちゃん、じゃないゆーくんのファミリネーム、何故にひらがな? かえって読みにくい気が」
(マ)「読み方として、『い』は小さくしないでそのまま発音するんだぜ~ってのを、わかりやすく示してみた!」
(ナ)「拗音じゃないってことね」
(マ)「よーおん?」
(ナ)「ロリ猫枠には難しすぎたか」
(マ)「勝手に枠つくんなー! だいたいわたし、こー見えても年齢は……」
(ナ)「年齢と言えば、ちょっと前のお話で、ちーさんの年齢、出てたね」
(マ)「──ああ444歳とか、制作側が適当に決めたってやつね。その場の勢いで」
(ナ)「はい、ではここで突然ですが、そのゲーム制作・開発担当会社、ごくごく一部で大人気! アズールウィング・ゲームズ広報部のマオカ・ミズカさん登場で~す!」
水華(以下み)「どうも~、真岡水華です~。やっぱり頭ぼっさぼさですみませ~ん」
(マ)「出た、キメワード!」
(ナ)「リアル声優だったら完全NGです!」
(み)「(黒縁眼鏡くいっ)そこはもう、とっくに覚悟は完了してますので!」
(マ)「よい開き直りだ!」
(ナ)「改めてようこそ~。といっても一緒の画面には並べないんですけど」
(マ)「画面を見ると、なんか卒アルの集合写真で休んだ人扱いです」
(ナ)「一応マオカさん、現実世界の人ですから」
(マ)「本編だと、もうすでにその境界が揺らいできてますが」
(ナ)「だからネタバレ禁止! このネコミミメタ娘!」
(マ)「はてw? さておきほんと、すっごいぼさぼさ頭ですね~」
(み)「すみません、修羅場続きで。はっは……はあ」
(ナ)「最終章、まだ7日目、いえ8日目でしたっけ?」
(み)「8日目です。残り23日です」
(マ)「まだ一週間ちょっとなのに、なんかもう一か月以上泊まり込みでドタバタしてる感じが」
(み)「はっはー。洒落になってないっす。ほんと毎日やってるはずなのに、全然先に進めなくてずっと同じ日を繰り返してる気分です……毎日が文化祭前日というか、エンドレス8日目というか……」
(ナ)「げふんげふん! ええーそんなミズカさんも、ネット配信してらっしゃるんですよね? それも毎日」
(み)「あーはい。この公式配信とは別枠で、短いですけど、弊社の仮設スタジオから、毎日のカウントダウンを兼ねてやってます」
(マ)「毎日! 大変ですね!」
(み)「たま~に休みますけど、本来の仕事もあるので軽く死にそうです──いえ、死にません! 絶対死なない! 死んでやるもんか! あの世から見ててくださいトーヤ先輩! あなたの後はわたしがちゃんと守ってみせます!」
(ナ)「おお、落ち着いて! どうどう!」
(マ)「あの世というか、あっちの世界というか……ぶっちゃけゲームせか──」
(ナ)「ごっほん! ごおお~っほん! あーあーなんかノドの調子がおっかしいかな~? ぎろり」
(マ)「びくり……えーとそうだった。そっちの配信では、今話題の最終章走者、通称がるどららんなーさんがいるとか!」
(ナ)「ちょっと早口言葉みたいだよね、最終章走者」
(マ)「がるどららんなー助かる。ほんと新人声優泣かせ」
(ナ)「我々に声優さんと書いて中の人と読む人などおらん!」
(マ)「さいしゅーしょーそーしゃ、さいしゅーそーそーしゃ、さいしゅーしょーしょーしゃ!」
(ナ)「言えてないし!」
(み)「話、進めていいですか?」
(マ)「どぞどぞ!」
(み)「そのプレイヤーさんですけど、さっき名前も出てました、ユナキさんていうんですが」
(ナ)「ちなみに最終章に挑戦するプレイヤーさんは、最終章にログインした時点で、運営サイドがその名称や実況配信の状況をSNSや公式で紹介することについて、すべて受諾したことになってまーす!」
(み)「細かいフォローどうもです。で、このユナキさんの実況ですが、実は運営開発サイドのわれわれもほんと驚いてまして」
(マ)「ネット上でも、まだログイン初日で、しかも配信から一時間もたってないのに、もう話題になってますよね! 次々と新しい設定やらシナリオやら掘り出してるって!」
(ナ)「特にあの黒三つ編み! あんなスキン誰も知らないですよ!」
(み)「わたしも初めて見ました」
(マ)「開発サイドの広報さんすら知らなかった!」
(み)「えー最終章用の隠し玉で、実はもっと先で発表する予定だったそうです」
(ナ)「でもそれがなぜか出てきてしまったと」
(マ)「地味っちゃ地味ですけど、でも逆になぜがすっごく気になるんですよね、あのくろみつ」
(ナ)「くろみつて……けどユナキちゃんには、他でもいろいろ驚かされてますよね」
(み)「はい。広報のわたしが驚いてどうするってレベルで驚いてます!」
(マ)「最終章挑戦者なのに初ログインで仲間がひとりもいないとか!」
(ナ)「挑戦レベルギリギリなのに、初見のはずのちーさんを瞬殺とか!」
(マ)「廃聖堂から一歩も進めず敗退する熟練者さんもかなりいるそうですが」
(み)「7日目時点で、1500人中、223人のプレイヤーさん達がリタイアしてます。その半数以上がちーさんに瞬殺されてますね。ほとんどが1日目です。さすがに対策が進んでからはほとんどなくなりましたが」
(ナ)「噂では、ユナキちゃんは今回の実況前にも一度、ログインしてるという話が──」
(み)「こちらのログでは、間違いなく今回が初ログインですね──あ、これ言ってよかった?」
(マ)「開発ポロリキター!」
(ナ)「カットカット!」
(み)「あー大丈夫みたいです。とにかく彼女──キャラが女性なのでそう呼ばせていただきますが、彼女の実況配信が、個人的にはとにかく衝撃的で。だっていきなりちーさんのレア剣奪って仲間にするとか!」
(マ)「ミズカさん、作る側の人なのにほんと驚いてます」
(み)「わたし広報なので、ゲーム内容は教えられた範囲しか知らないので」
(ナ)「全然聞いてなかったんですか? あんな仕様があったなんて」
(み)「はいまったく! わたしだって守秘義務サインしたのに、ぜんっぜん!」
(マ)「確かに、第四章までは、あんな戦い方できなかったもんね」
(ナ)「バトル中にいきなりちーさん説得して仲間にしちゃうとか、そんなんありーとか、素でびっくりしたわ!」
(み)「担当スタッフに確認したら、えーと一応最終章用に作って実装はしたらしいですけど、バグチェックが間に合わなかったとかで、あー実際のゲームでは使えないようにしていたらしい──です」
(マ)「なんかもやっとした言い方ですがw」
(ナ)「とにかくそれが、何かのきっかけで使えるようになっちゃったと?」
(み)「そのあたりは守秘義務なので!」
(ナ)「でもちーさんが仲間になるって、先のお話が全然変わっちゃいそうですけど」
(み)「わたしもそのあたりしつこく聞いたんですけど、あっちはあっちで守秘義務とかで教えてもらえなくて。ただ他にもまだ、けっこう隠しシナリオはあるみたいですけど」
(マ)「それはキンソク事項です~とか」
(ナ)「NDAね」
(マ)「えぬでぃーえー?」
(ナ)「(無視)けどユナキさん、もうちーさん仲間にして、その隠しシナリオですか? 解放しちゃったんですよね?」
(み)「それが、まだよくわからないんです」
(マ/ナ)『はい?』
(み)「最後、これやっぱりあんまり言っちゃいけないんですけど、どうやらバグが出たみたいで、ユナキさんのログアウトが正常に処理されなかった可能性がありまして」
(マ)「じゃあもしかしたら、ちーさんを倒して仲間にしたとか、そのあたりも全部消えちゃってるとか?」
(ナ)「うわ~」
(み)「だいたい、あの場面でユユリコ姫が出てくるのもおかし──あわ!」
(マ)「わ、止まった!」
(ナ)「ガチポロリ? ──あ、戻った」
(み)「わーすみません! 今のはナシで! ほんとナシで!」
(マ)「はいみなさーん、忘れて忘れてー!」
(ナ)「大丈夫ですよ。どうせ後でいくらでも編集で書き直し──」
(み)「なーなー! ──とにかく、こちらでもあの時点でのログを解析してるみたいですけど、やっぱり細かいことはちょっと。ただとにかく、実際のところは次にユナキさんがログインしないとわからない、というのが正直なところらしいです」
(マ)「ユナキちゃん! 運営サイドも大注目の次回ログイン、待ってます!」
(ナ)「そうだ、最後にちょっと。ちーさんの年齢444歳は、ほんとに適当に決めちゃったんですか?」
(み)「らしいですね。でもってこれはユナキさんが公言してるので言っちゃいますけど、彼女28歳らしいんですが、この28と444ってのが、また面白い取り合わせで」
(マ)「面白いんですか?」
(み)「(目を輝かせて)はい! ほんと適当なはずなのに、この二つの数字は、mod4世界だと同じ星巡りになるんです!」
(ナ)「……は?」
(み)「つまり28と444って、mod4のゼロ世界では、ぶっちゃけ同一の存在ってことになるんですよ! つまりユナキさんとちーさんて、いわば数学的異世界では このふたりどう計算しても答えが一緒になる──要は数学的厳密性のレベルで同じ世界にいる同一の存在であり、数学的には区別ができないんです! だから──!」
(マ)「ミズカさんがこわれたー!」
(ナ)「というわけで、ガルドアース・ウォーテイルでは現在、選ばれし1500人の──ああもうそんなにいないんだっけ、ええと1000人ちょっとの勇者たちと、運営サイド代表の魔王皇帝トーヤとの壮絶な戦いが継続中! 公式実況は専用サイトからどうぞ! また一般参加者さんには、最終章記念三つ編みの女の子スキンカッコ仮解禁ガチャあーんど聖輝石大盤振る舞い!」
(マ)「さらにさらにさいしゅうしょうしょーしゃ……がるどららんなーさん限定、UR☆3以上確定ガチャも開催中! ポケットにあるジェム全部ぶっこむと七星剣のあの人が確定で出るとか出ないとか! 出るとか!」
(ナ)「出るんかい! ──さてこのがるどららじおん配信部は、地上波文科放送・超ゲーム放送アニマグ! 内でミニ番組も放送中! そっちも聞いてね~!」
(マ)「──そんなこんなでがるどららじおん配信部、次回をお楽しみに~!」
(ナ)「駆け足! ──またね~!」
(み)「──さらにこれらの数字を偶数かけ素数に分解して比べて見た場合2の二乗を起点にしてそれぞれ7,3,37の素数を……あれ? ちょっと配信画面が真っ暗ですよ~あれ? あれ~……?」
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配信は終了しました。
アーカイブは
日曜深夜配信予定です。
(ゲームテーマ曲)




