094(ソウvs天使)
GTラークのコックピットにドリンクホルダーがあったから、バロン酒の瓶を突っ込んどいた。
街は…………メチャクチャだ。橙色のラークスーツが数機、大破して転がっている。1体の天使がこちらに気付き、襲い掛かってくる。
「ムーンレイ!」
ドカーン! 俺はGTラークの隔壁越しから超爆裂精霊魔法を繰り出す。フルパワーだ。
しかし、天使は傷一つない。バリアか。
天使はバリアの塊を射撃してくる。ヒュッヒュッヒュッ、コォーン! 直撃か。GTラークは耐えてくれている。
神様、使わせてもらうぞ!
「スサノオー!」
GTラークの右手に長さ10メートルほどのオレンジ色の魔法剣が顕れた。
天使は槍を持ち、突進してくる。
ザキン! ガシッ! ――ドカーン!
天使の槍が右肩のクラスターボムに突き刺さる。それと同時に天使をバリアごと真っ二つ縦に斬り捨てる。
ものすごい脱力感だ。スサノオで魔力を大量消費したな。すぐにスサノオを解除すると、体が楽になった。
俺はハイジャンプして戦況を見極める。天使はあと2体だ。ジャックの白いラークスーツが対応してる奴と、制空権を取ってる奴。バロン酒をらっぱ飲みする。魔力回復!
「ジャック! 引け! スサノオで斬る!」
「戦闘中によ! 話し掛けるな…………よ!」
ブオォー! ジャックは天使に向かって、クラスターボムを至近距離で撃つ。グシャグシャグシャグシャ! つばぜり合いをしていた天使と周りにあった建物が粉々になった。
俺は急降下して再びハイジャンプをする。
「スサノオー!」
最後の天使はビームを撃ってくる。
ザキン!
俺は天使を真っ二つに斬り捨てる。
『ミッション・コンプリート! こちら、ロイ。動けるラークスーツはドックに帰還してくれ』
帰還出来たのは、GTラークだけだった。他のラークスーツは半壊、全壊だ。城に常駐していた、ソルジャー、騎士団の半数が死んだ。蘇生魔法は特別な訓練を積んだ者にしか出来ない。ティファ先生達は命懸けで蘇生魔法を使ったが、それでも、半数は手遅れだった。
何で天使が人を襲う!? 今夜は神様をとっちめてやらないとな。
俺は魔法車のドックへ行く。何台かレースを終えたドライバーとコドライバーがうろうろしてる。その中には、アツシも。




