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090(レーススタート)

 俺は目覚めると外が明るい。ぐっすり眠れた。天候もよし。絶好のレース日和だぜ。あっ、神様に、アツシの転移を聞くの忘れた。


 タバコを出して一服する。肺の奥まで煙を吸って吐く。あっ……灰皿がない…………いや、デスクの上にあった。灰皿というよりは、グラスだけど、まあ、いいか。


 俺は宴の間に行って、ハンバーガーを4つ食べる。それから、ワープエレベーターで下界に降りると、ゲートに40台ほど魔法車が並んでいた。


 俺はスタート地点に居る、ジンボ王子にルールを聞く。魔法使いのオーディション。各魔法車にコドライバーが乗るようだ。俺はスコットと組む。マシンはもちろん、スカイレイン! リアウイング付き! 俺は優勝しても、名誉以外何も出ない。ペースメーカーとして参加する。アツシはジッパー騎士団長と組むようだ。優しいオッサンだから、大丈夫だろう。


 俺はスタートする前に、アツシの元へ行く。


「アツシ、おっは〜」

「ソウ先輩、俺はどうしたら……」

「大丈夫だ。お前のドライビングスキルを見せ付けてやれ」

「……分かりました。やるだけやってみます」


 俺は、アツシにタバコとマッチを渡す。


「疲れたら、タバコを吸え」

「えー! せっかく禁煙出来たのに」

「つべこべ言うな! タバコは魔力回復効果がある」

「分かりました。ありがとうございます」


「スタートまで1分! スタートまで1分!」


 ジンボ王子がスピーカーで号令をかける。


 俺は自分のスカイレインに乗る。スタート位置は一列目の真ん中、10台並んでる。


「ソウの魔力なら楽勝だね」

「スコット、正確なナビゲーションを頼んだぞ」

「ああ、任せて。ジンボ王子が赤色のフラッグを振ったら、スタートだからね」

「分かった」


 俺はルームミラー、サイドミラーで周りを見渡す。


「準備はいいかい?」

「待て、スコット。後ろに、キッカーが停まってるぞ? あんなポンコツで戦うつもりか」

「レースは参加するだけでも名誉なのさ。でもあれはキッカー1500だ。コンパクトボディーにパワフルな魔法エンジンが搭載されてる。油断するなよ」

「分かった」


 ドキドキしてきた。ジンボ王子が赤色のフラッグを掲げる。俺はギアを1速に入れ、エンジンの回転数を5000に維持する。半クラにして、ヒール&トゥをする。……そして、フラッグが振られた。

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