084(模擬戦開始)
「神様ー! 神様ー! 助けてくれ〜!」
――俺は気が付くと、宮殿の部屋に居た。夢に神様が出てこなかった。…………悪魔に殺られた? 夜は必ず来てくれたのに。
外は薄明かりだ。悪夢で早朝覚醒したか。自動で灯りが点く。時計は4時半を指していた。二度寝しよう。自動で灯りが消える。
――俺は再び起きる。外が明るい。今度は7時か。ぐっすり眠れたな。
よく見ると部屋にカートが置いてあった。朝飯か。また、ターニャが運んできたのかな?
ホカホカのブリトーとバーガーとタコスが乗っていた。俺はブリトーから手を付ける。やっぱり、ラークバロンの味付けのが美味い。
俺は食べ終えて、装備を調える。アーマーに穴が空いてない。交換してくれたか。
徒歩でATMの前まで行き、ワープエレベーターで下界に降りる。メンソ国王が前を歩いていた。
「おっは〜」
「ソウか、おはよう。今日は思いっきりやってくれ」
「おお。ロイ親方は1on3って言ってたけど、ジャック、スコットとあと1人は誰?」
「ソルジャーのエッジだ」
「面白い」
ワクワク感が止まらない!
ラークスーツのドックに着くと、白い機体と橙色の機体2機が、ハンガーから出た。準備は整ったか。
ギュイーン! 何だあれ! 橙色の機体は足がホバークラフトになってる!?
俺は辺りを見渡すと、数百人の野次馬が居る。ロイ親方がタブレットでデータを見ていた。
「ロイ親方、俺の機体は?」
「ソウか。お前の機体はあれだ」
ロイ親方が指差した先には黒いボディでパーツパーツに赤色のストライプが入っていた。格好いい! GTRニスモみたい!
「良いじゃん、ロイ親方」
「気に入ったか? 早速、搭乗してくれ。4つの火器はペイント弾。ホバー移動、ハイジャンプ可だ」
俺は指定された機体に乗り込む。野次馬から大歓声が起きる。なんかプレッシャーになるな、アハハ。
プシュー! とハッチが閉まる。俺は自分と機体の神経をシンクロさせる。ガチャン! 俺の機体がハンガーから降りた。
『ソウ、聞こえるか?』
「ああ。ロイ親方、いつでも戦えるよ」
『では始めてくれ』
ジジ……ジジ……。
「小僧、いつでもかかってこい」
「エッジか。辛酸舐めさせてやるぜ」




