082(可愛い子いっぱい)
「いいんですか? それでは、お言葉に甘えて。宮殿中央東側へお願いします」
「おお、任せろ」
俺とターニャは魔方陣に入り、ワープする。着いたのは、ATMの前だ。
「ソウ様? ここじゃありませんよ?」
「わりぃ、魔方陣の使い方っていまだに解らない」
「戦闘に特化した魔法使いなんですね。ここから近いので、歩いて行きます。ありがとうございました」
ターニャはお辞儀をしてから、歩いて行った。良い子だな。顔は、ゼニア姫に似て可愛いし、気遣いもできる。それに大した魔力もないのに回復魔法をかけてくれようとした。しかし、ティファ先生も捨てがたい…………付き合いたいけど、どう攻めたら……。
「ソウじゃないか。ボーッと突っ立って何してるの? お手柄だったね」
俺は振り返ると、スコットが居た。
「ラークバロン公国って可愛い子がいっぱいで迷っちゃう」
「アハハ、なんだそれ。明日は宜しくな」
「スコットもラークスーツのテストパイロットか?」
「そうだよ。しかし、何でまた、マルボロバロン国にプロトタイプを引き渡したのだろ? ソウ達を襲った空賊はマルボロバロン族だよ」
「マルボロバロン族は魔法車強奪、空挺襲撃と、やりたい放題だな。テオブロが異人種迫害したがるのも、なんとなく分かる気がする」
「マルボロバロン国はまだ国として1級じゃないからかな」
「腹減った。話は宴の間で飲みながら」
「悪い。僕はもう寝るよ。明日に備えて」
「そっか。正々堂々と戦おうな」
「ああ。じゃあね」
俺は宴の間に行く。美味そうな、魚料理、肉料理、バロン酒が並んでいる。適当にテーブルに着き、バクバク食う。シメはドラゴン肉のステーキだ。ポケットから札を取り出して数える。199万8000イースあった。
俺はテレパシーをして、キッチンと繋がる。
『ご注文承ります』
「ドラゴン肉のステーキ1つ」
『部位はどこにいたしますか?』
「イッチャン良い部位を」
『今日は逆鱗が入ってますよ。10万イースになります』
「それを頼む」
『かしこまりました。ご用意いたします』
逆鱗って首の部位かな? ドラゴン肉は美味いが、味の想像がつかない。楽しみ〜、アハハ。
10分くらいして、ドラゴン肉のステーキが運ばれてきた。美味そうな薫り!




