081(空賊)
俺はターニャに叱責されてると、ガコン! と揺れた。
「塔に着いた?」
「こんな音しませんよ……攻撃?」
俺は船首に行くと、甲板の右舷に穴が空いていた。
「空賊だー! 攻撃! 攻撃! ゼニア姫を守れー!」
ゼニア姫はバリアを張る。
「ターニャ! ゼニア姫のバリアに入れ!」
「しかし、ソウ様は!?」
「戦うさ!」
「ソウ! 小さい船は全部空賊だ! 撃ち落としてくれ!」
「ジャック、任せろ!」
ドカン! ドカン! 俺は視界に入ってる、2機の空賊の船を爆裂魔法で破裂させる。
「ナイス! 後1機だ」
ガコン! また甲板が揺れた。
「敵機は船底付近を飛んでます」
「ジャック! 空挺を急降下させろ!」
船長が操縦して空挺が急降下する。一瞬、無重力になり、俺は股間の辺りがキュ〜となる。
上空に空賊の3機目がいた! 俺は爆裂魔法を撃ったと同時に敵機のビームが飛んできた。ドカン! グサッ。
敵機を撃墜したが、ビームが俺の胸を貫通する。いてえ……! ジャックが駆け寄ってくる。
「ソウ、大丈夫か? 空賊を全機撃墜したぞ」
「痛い……胸に穴が空いた。アーマーは役に立たないな、アハハ」
「ソウ様! 今、回復魔法を」
「ターニャ、いい。自然治癒するから」
「死んでしまいますよ!?」
俺は傷口を触ってから、ターニャに見せる。
「ほらな」
「え!? アーマーに穴が空いてるのに傷がない!? どうなってるんですか?」
「神様と友達になればオーケー」
「意味が解りません」
ゼニア姫も来た。
「ターニャ、ソウの事はほっときなさい。驚異的な回復力があるから」
「お姉様……」
「それにしても、ソウの魔法センスは凄いな。離れた所から爆裂魔法を正確に当てられるとは」
「お世辞か〜? ジャックらしいや」
「せっかく褒めてやったのに!」
「すまんすまん、アハハ」
そうこうしてる間に空挺はラークバロン公国の塔に着いた。スーっと桟橋に付け、皆は降りる。
俺も空挺を降りて、発着所に戻ってきた。皆はワープエレベーターに乗ってワープして行く。ターニャは階段の方に行った。
「待て、ターニャ。ワープした方が早くない? ここは3階だしさ」
「私1人の魔力では出来ないんです」
「手を貸そう」




