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075(天界と魔界の戦争)

 宴の間にはジャック、スコット、騎士団、ソルジャーが飲み食いしていた。


 俺は一番近くの席に着く。ジャックの隣だ。ジャックは酒に手を着けてない。ゼニア姫との結婚式に向けて、ちゃんと禁酒しているのだろう。


「ソウ、明日は私も金属の鎧のテストパイロットをする。宜しくな」

「金属の鎧じゃない、ラークスーツだよ。明日は実戦形式だぞ? ジャックで大丈夫か〜?」

「私のスペックをなめてもらっては困る、ハハハ」


 まあ、ジャックはラークバロン公国一の魔法剣士なのだし、相手に取って不足はない。


「ラークスーツは火器がメーンウェポンだが、なんか原始的じゃない?」

「一般兵でも扱えるようにするためだろう。誰しもが、ソウみたいに強力で戦闘に特化した魔法使いではないのさ」


 ジャックはロイ親方と同じ事を言ってる。俺は前世で辛酸舐めまくった。最強魔法使いでいられる現世は良い世界だ。しかし、悪魔に関しては神様に聞かないとな。早めに寝よう。


 俺はハンバーガーを3つ食べ、バロン酒のボトルを持つ。


「じゃあ明日な、ジャック」

「明日は準備が出来たら、直接ふもとの北側に行ってくれ」

「あいよ〜」


 俺は部屋に帰ると、中が綺麗に掃除されていた。シモベや女中の人達がしてくれたか。


 装備を外し、ラフな部屋着に替えてから、バロン酒をらっぱ飲みする。うめえ……。


 机にボトルを置き、ベッドへダイブする。ふかふかだぜ〜。


――俺はまた雲の上に居た。


「神様ー! 聞きたい事があるー! 出てきてー!」


 神々しい光が近付いてきて、人型になる。神様だ。


「青年、南木曽よ。どうしたのじゃ? 慌てて」

「人間は悪魔と戦うのか?」

「その事か……結論から言おう。断定は出来んが、人間は悪魔と戦う時が来るかもしれん」

「勝てるのか? 悪魔なんかに。ってか、神様は悪魔と戦わないの?」

「天界と魔界は表裏一体。天使がフォールダウンして悪魔となる」

「それはなんとなく知ってる。神様自ら手を下さないのか?」

「知らん。ワシの管轄外じゃ」

「また、そんな他人事な」

「そのうち、天界と魔界の戦争が起きる。お前が命名した、ラークスーツとやらを早急に完成させろ」

「あんなんで、悪魔を倒せるのか?」

「十分じゃ。さあ、そろそろ朝だ。行け」

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