070(300億イース)
ゼニア姫が敗れた…………。何で戦争屋のケントカーム国が当選する!?
「ゼニア姫、ケントカーム国の公約ってなんなの?」
「主なものは自由貿易の推進よ」
「なるほど、自国の物を輸出すれば、各国が潤うか。グローバル化だね」
「さあ、帰りましょ。私達はもう用はないわ」
「ゼニア姫、気を落とさないで下さい」
ゼニア姫はジャックのフォローに反応せず、席を立つ。ショックだろうな。憎んでる相手が惑星大統領に…………。待てよ? オールマンコの精神はテオブロも混在してる。結局、テオブロが惑星大統領に当選したのと同じだ。異人種迫害…………。マルボロバロン族が危ないな。
俺達は次元の間に戻ってきた。ジャックは立て掛けてあった剣を2本帯刀する。
「2人は自由行動でいいわ。私、少し1人になりたい」
「分かった」
「ソウ、行こう」
俺とジャックは次元の間から出る。門番は敬礼をした。
「ジャック様、ソウ様、お疲れ様であります」
「ああ、マジで疲れたよ」
「ご苦労」
俺達は宮殿中央に帰ってくる。
「ソウはこれからどうする?」
「ATMに寄ってから、メンソ国王に助言するよ。じゃあな」
俺はATMの前にやって来た。周りに人は居ない。今がチャ〜ンス!
『お客様、魔法癖を登録した手をかざして下さい』
俺は言われた通りパネルに手をかざす。次に【魔法宝くじ】の項目をタップする。【お手持ちの魔法宝くじのくじ券を投入口へお入れ下さい】と出た。投入口にくじ券を入れる。…………当たったか!? 外れたか!? ビービービー。
『おめでとうございます。1等300億イース、大当たりでございます』
「やったぜ! ワッショイ!」
俺は渾身のガッツポーズをする。イェス! イェス!
『全額振込は来週末となります。まず、10億イースを先行振込いたします。今、引き出しますか?』
「いや、いい。また来る」
『かしこまりました』
俺は玉座に行くと、メンソ国王はうつ向きながら、誰かとテレパシーをしてるようだ。
「うん…………ああ…………分かった。それでは、クラウディア女王、失礼する」
「メンソ国王、助言がある」
「なんだ、言うてみい。マルボロバロン国のクラウディア女王から連絡を受けた。手短に」




