065(バーンナウト)
俺は魔法車のスカイレインに乗る。スコットら、騎士団員が乗り付けた中の1台を貸してもらい。塔に帰ろうとするが、ババアがスカイレインの前に立ち塞がり、邪魔をする。
「ババア! 何の用だ!?」
「コウ、悪態吐かないの! お家に帰りましょ」
「俺はソウだ! 宮殿が俺の家だ! 邪魔をするな!」
「魔法車から降りて。下手に魔力を遣ったら、死んでしまうわ」
俺はクラッチを一気に繋ぎ、アクセルをフルスロットルしながら、左足ブレーキを踏む。バーンナウト成功だ。リアタイヤから白煙がモクモクを立ち上がる。
「邪魔だ、邪魔だ〜!」
俺は左にステアリングを切り、リアタイヤのグリップを少しずつ戻していき、ババアを避けて塔に向かう。面倒な事になったぜ、トホホ。
俺は無事に塔のふもとに着く。直接スカイレインでドックに入ると、まだ、レンが居た。
俺はスカイレインを降りて、レンの元へ行く。
「レン、このスカイレインのリアブレーキの点検を頼む」
「分かりました。何か不具合でもありましたか?」
「いや、ちょっと無茶な運転したから。バーンナウトとか」
「魔力にテクニックに、凄いですね、ソウ様は」
「慣れれば、簡単な事だよ」
「俺、いつか魔法車の整備士から運転する側になりたいんです」
「それなら、キャノンボールに参加するといい」
「レースですね? 時期はまだ未定ですが、仮登録してますよ」
「正々堂々と戦おうな」
「えっ? ソウ様は参加する意味なくないですか?」
「レースは楽しむものだ。リアブレーキの点検を忘れずにな。じゃあおやすみ」
「任せてください。おやすみなさい」
俺は歩いて、ワープエレベーターに行く。さて、宴の間の近くへワープさせてもらおうか。
俺の視界が緑色の光に包まれて、ATMの近くにワープする。良かった〜。迷子にならずに済んだ。早速、宴の間に行く。
俺は中に入り、適当に座ろうとした時、メンソ国王と目が合う。
「ソウ、ちこう寄れ」
「メンソ国王、なんか用?」
「大活躍したそうじゃないか。ベヒモスの成獣を一瞬で倒したようだな」
「オールマンコを倒すデモンストレーションが出来たよ。実戦でムーンレイを扱えた」
「凄い才能だな。私でも精霊魔法は上手く扱えぬ」
「精霊と仲良くなれば、オーケー」




