039(ドラゴン肉バーガー)
俺は席に戻ると、高そうなボトルに2つのデカイハンバーガー。直径20センチメートルくらいあるバーガーだ。
「これが、ドラゴンの肉……」
「ソウ、食べてみてよ」
「お、おお……」
内心ドキドキしてる。ドラゴンのどこの部位だ!? 産地直送か? 解凍か?
俺はドラゴン肉のハンバーガーを手に取る。ホカホカだぜ〜! バンズの中にパティ、レタス、トマト、ベーコンが挟まれてる。BLTか。
俺は意を決してかぶり付く。…………美味すぎる! 肉は固いと思いきや、口の中で溶ける。溢れ出る肉汁とホワイトソース。体が軽くなる。脂が甘い、上品な味だ。
「どうだ? 美味いだろ」
「うめえよ、スコット!」
「魔力回復効果が高いから、ちょうどいいね」
「そうなのか。通りで体が軽くなったと思ったら」
俺はハンバーガーを食べ尽くす。腹いっぱいだぜ〜。
すると、女中が1人やって来た。
「お会計をお願いします」
「いくらだい?」
「占めて87000イースになります」
俺はポケットから札を取り出し10枚あるか数え、女中に渡す。
「10万イースあるから、お釣りはチップね」
「恐縮です。ありがとうございます」
女中は戻っていった。
「スコット、ロゼバロン酒を飲もうぜ」
「うっ……僕にはドラゴン肉はキツすぎた。大して魔力もないのに食べるんじゃなかった」
「部屋に帰るか? 手を貸してやるよ」
「1人で行けるから大丈夫だよ。じゃあ明日ね」
スコットは壁に手を突きながら、宴の間から出ていった。
大丈夫かな? 俺も部屋に帰るか。ロゼバロン酒は持っていこう。
俺は宮殿の外枠の部屋に行く。途中で何か気になる…………デジャブ? 違うな。何か忘れてるような……あっ! 魔導師セシル! あのジイサンを忘れてた。近くのゲストルームだったかな?
俺はジイサンの部屋のドアをノックする――。
反応がない。居ないのかな? とりあえず、鍵は掛かってない。俺は中に入る。
「お〜い! リプレイ魔法のジイサン、居るか〜?」
俺は部屋中探したが居ない、どこに行った!? ジジイ!
今日はてんやわんやだった。部屋でユックリ休もう。
俺は自分の部屋に行き、ベッドに腰掛ける。ロゼバロン酒のキャップを開けて一口飲み、テーブルにボトルを置く。うめえ。スパークリングウイスキーかな。
さて、寝るか。




