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032(卍)


 俺はクラッチを蹴ると同時に一瞬、左にステアリングを切り、それから右にカウンターを当てる。アクセルを踏み込み、リアタイヤを滑らしながら、少女をドリフトで華麗に避けて通り過ぎる。


「……なんだ! 今のは!?」

「直ドリ、(まんじ)とも言う」

「腰が抜ける……恐ろしい技術だ、ハハハ」


 俺達は郊外の住宅街を抜けて山道に入る。


「この先、道はどうなってるんだ?」

「ほぼ直線で舗装されてる道路に分かれ道はない」

「面白くなってきた」


 俺はギアを4速に入れて加速する。


「今、何キロ出してる!?」

「260キロ!」

「空挺並みのスピードだな。怖い、ハハハ」


 距離1キロメートル先に見覚えのある物が見えた。


「停まるぞ」


 俺はヒールアンドトゥでフットブレーキとエンジンブレーキをかけながら減速する。リアが浮いて制動力が不安定だ。GTウィングでも着けてれば安定するのに。改善の余地ありだな。

 タコメーターは8200回転までがレブリミッターだ。スカイラインと同じ。オーバーレブさせないように減速して、アレの近くまで行き、停まる。


 アレとはショッキングピンクのレキサス…………中に人は居ない。乗り捨てられたか。

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