表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
28/181

028(捜索開始)


「レ“キ”サスだ。ソウってちょいちょい魔法車の名前を言い間違えるよね」

「転生する前の世界と車名が似てる、アハハ」

「ソウ、本当に転生なんてあるの?」

「神様に愛されればね。テオブロはケントカーム国のオールマンコに憑依している」

「何でそんなことが判るんだ? 異国の魔法か?」

「まあ、そんなところだ。眠ってる間に神様と交信出来るんだよ」


 俺とゼニア姫はジャックに案内されて1台のセダンの前で止まる。


「これがレキサス? なんだか恥ずかしいな〜」

「まあ、我慢してくれ」

「私の好みで良いけどね」


 レキサスという魔法車は新車の様にピカピカ。しかし、ボディーカラーは“ショッキングピンク”だ。


「ショボい魔法車に比べればマシだけどさ。ピンクって……」

「これは戦闘最前線で活躍する魔法車だ。ピンク色は敵の戦意を削ぐと考えられてる」

「確かにその効果は聞いたことあるけどさ」


 ジャックは後部座席のドア開けてゼニア姫をエスコートする。


 俺は運転席に乗り込み、仕様を確認する。パドルシフトだ。やっぱり、この世でも高級車は高級車だな。


 ジャックが助手席に乗り、シートベルトをする。


「いつでも発進していいよ」

「仕方ない、行くか」


 俺はシートベルトをしてレキサスを発進させる。


「とりあえず、塔の西側を見てみましょ」

「分かった。ゆっくり走るから、ジャックは左側、ゼニア姫は右側を重点に探してくれ」


――大通りの道を距離2キロメートルくらいをノロノロと走り、探したがジンボ王子は見付からなかった。


「こっちには居ないようね。戻りましょう」

「分かった。歌でも歌うか?」

「気晴らしになるか。歌ってくれ」


「亀甲縛りに〜、ケツを鞭打つ〜。がっ……」


「そこまで! 歌詞がハレンチすぎる、ハハハ」

「乗ってきたのに〜」

「ソウ、銀行に寄って」

「銀行強盗か?」

「そんな事するわけないでしょ、バカ。あなたの口座を作るのよ」

「なるほど、そりゃありがたいが印鑑は持ってないよ」

「印鑑なんて必要ないわ、サインよ。ソウは異国の者だから、私のサインで作れるわ。すぐそこの左側にあるから」


 俺は大通りの道にバンクの看板を見付けて、店の前にピンクのレキサスを路上の左側に停める。


「ソウの口座を作ったら、一旦、宮殿に戻りましょう」


 俺達は魔法車を降りて銀行に入る。ピンクの魔法車……通行人の視線が痛かった、アハハ。


 店内は様子がおかしい。銀行員が気絶してる……? ジャックは銀行員に駆け寄り、脈を診る。


「ダメだ、死んでる」

「カウンターの奥は?」


 ガタッ。誰かが物陰から出てきた。


「ジンボお兄様!?」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ