027(王子様を探して)
多少、仕様を変更しました。
「大変だー! 大変だー!」
なんだ、なんだ? 外が騒がしくなってきた。
俺は近衛兵の装備をして部屋を出る。
辺りは兵士やら女中やらが走り回っていた。
俺は1人の女中に声を掛ける。
「どうしたの?」
「ソウ様、大変です。ジンボ王子が行方不明になりました」
「ゼニア姫のお兄さん?」
「はい。今朝から見当たらなくて…………空挺が1機、塔から離陸したみたいです」
「空挺に乗ってどこへ行ったんだ?」
「分かりません。まだ宮殿内に居るかもしれません。ソウ様も探して下さい」
女中は部屋を開けて中を調べる。俺の部屋も。一大事だな。
俺は歩いてゼニア姫の部屋に行く。ジャックが部屋の前に立っていた。
「ソウ、おはよう」
「ジャック、おはよー。鉄球が飛んで来るのを恐れてるのか?」
「痛いからな」
ガチャッとドアが開く。ゼニア姫が出てきた。
「2人とも、おはよう」
「ゼニア姫、おはようございます」
「おっはー。王子様が行方不明らしいけど」
「え? 王子様ってジンボお兄様の事?」
「空挺が1機、塔から離陸したらしいよ」
「誘拐か? ソウ」
「まだ判らない」
「ジンボお兄様は空挺の操縦が出来る。まさか1人で敵地へ……」
「休戦の親書が来たのに? 普通なら待つでしょ。メンソ国王は答えを出したの?」
「分からないわ」
また女中やらシモベの者達がカーペットをひっくり返したり、壺の中を覗いたり、大慌てで探しながら来た。
「これでは、リプレイ魔法どころではないな。魔導師セシル様には部屋に居てもらおう」
「俺達も王子様を探そうぜ」
「まずはパパに状況を聞きに行きましょ」
俺達は玉座へ行く。フレーバ王妃だけが居た。
「ゼニア、ジャック、ソウ。大変よ」
「ジンボお兄様が行方不明なのは本当なの? ママ」
「ええ、ジンボは宮殿内には居ないみたい。こんな事今までになかったのに」
「フレーバ王妃、城下町は調べましたか?」
「これからですよ。ソウ、魔法車で城下町を捜索してきなさい」
「それは良いけど、近衛兵の仕事は?」
「ジャックと一緒にゼニアを護衛しながら。とりあえず、塔の近くを探してみてください」
「緊急事態だ、行ってくる」
「ジンボお兄様を必ず取っ捕まえてくるわ」
――俺達3人はワープエレベーターに乗り、下界に降りて駐車場に行く。
「またスカイレインがいいな〜」
「4人乗りなら“レキサス”がいいだろう」
「レクサスがあるのか!」




