表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
15/181

015(伝統食、バーガー)


 爆裂魔法を喰らった騎士団員はミイラの様になっている。まるで魔王、テオブロの最後の時みたいだ。


『ソウ、どうした? 爆裂魔法で殺られたら、蘇生魔法は無効だぞ』

『なんで?』

『爆裂魔法を喰らうと、急激に代謝が促進されて老化して死ぬ。ソウはどんな魔法を使った!? 爆裂魔法を受けてもピンピンしてる』


 俺は自分の身体を確認する。傷一つない。


『チー……異国の魔法だよ』


 俺はチートと言おうとしたが、やめておいた。


『異国の魔法は凄いな。今度ナガノケンとやらに連れていってくれよ』

『ジャック……長野県は滅んでる』

『そうか、悪かったな』

『いや、いいんだ』

『スコット、剣を返すぞ』


 ジャックはスコットに剣を投げる。


『流石は魔法剣士、凄いな』

『あれは初級魔法だよ。それより、犯人は中心街に向かっていった。塔に入られたらアウトだ』

『魔王、テオブロは死期に呪いをかけるとか言ってたな』

『呪いか……だとしたら、かなり厄介だ。ソウ、行こう』

『ああ!』


 俺とジャックは歩いて塔に向かう。キッカー250、他の魔法車も爆発してしまった。スコット達はテレパシーで応援を呼ぶそうだ。


『もしかしたら、敵国の魔法使いだったりして。ラークバロンは戦争中なんだろ?』

『敵国の者か、考えうるな。ケントカーム国と臨戦状態だ』

『惑星大統領の座を巡ってか?』

『そうだよ。国内予備選が行われて、ゼニア姫が接戦を制したら、テオブロは魔王となり反逆を起こした。国内で足並みが揃わなければ、ゼニア姫の当選は夢のまた夢だ』

『それを俺が収めたのか。ケントカーム国の人って見分け付く?』

『ケントカーム民族は耳先が尖ってる』

『エルフみたいなものか』

『見た目はね。本物のエルフ族は海を渡った先に住んでいるよ』

『…………』

『どうした、ソウ』

『魔導師セシルって人の家を爆裂させたの忘れてた! 打ち首?』

『過失だ、近衛兵の給料減額かもな』


 俺は地べたに座り込む。疲れたし、腹が減った。


『ジャック、ちょっと休憩』

『魔法車を運転しすぎたか? そこのハンバーガーショップで腹ごしらえしよう』

『この国にハンバーガーがあるの!?』

『どの国にもあるだろう? 伝統食だぞ』

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ