第五話 あれれ?と言う疑問とオネェ様
またまた投稿し忘れました…やらかしー…ごめんなさい…見てくれる方がいらっしゃるのに…!!!
「「「え???」」」
ミリー、リーン、その他周りにいた執事たちがルルの変わりように驚いている。
それは当然だろう。
ルルと言えば、リーンをいじめ虐め倒していたのだから。
ある時はマナー講座で足を引っ掛け転ばせ
ある時は真冬の中、噴水に突き落とし
ある時はフォークで手を刺す。
虐めの範疇から虐めの範疇を超えているものまで様々な虐めをリーンへ行ってきたあのルル様がと。
「る、ルル様?」
執事の一人が恐る恐ると声をかける。
「なんだ?」
すんとしている。普通(?)に戻った。
「…い、いえ、なんでもございません…」
集団幻覚か何かなのかと首を傾げる侍従たち。
「ルル様?大丈夫ですか?」
こてっと首を傾げて聞くリーンは蛇のように相手の反応をよーく見ている。
「だ、大丈夫だ…」
胸のあたりを抑えている。
顔もどこか赤い。
(まさかね。いやまさか…同類???)
まずそこを疑った。
同類かもしれない。いやまさか…信じられない。だって、虐めてきたのよ?
アタシはまだ虐められてないけど。元々のリーンが。
ちょっとやってみるか。
近付いて、襟元を掴み、引き寄せる。
「僕のこと、好き?」
なるべく艶やかに囁くようにハニートラップは得意だ。
「ファンサ、ありがとうございますッッッッッ!!!供給助かるぅぅぅぅぅ!!!」
90度にお辞儀。
ファンサ?供給?と侍従たちは首をかしげる。
_確定&まさかの転生者か!?
「ちょっと来て」
自分の部屋に連れていくために、引っ張る。が、びくともしない。
びくともしない???
このアタシが全力で引っ張ってるのに?
あ、もう龍ヶ崎じゃないのか…。
「ちょっと来て……幸せ…声が聞けて幸せ…行きます…」
チョロいなこいつ。
リーンの記憶が覗ければいじめたあと、何したかとか分かったのに少ししか覗けないから分からない。
絶対手当てしただろこいつ。
「来て。こっち」
ちょっと裾を引っ張る。
「っ〜〜、俺の裾を…掴んでいる…推しが…!!」
ちょっと言葉はスルーしよう。
リーンは男のファンが多かったのを思い出したが、今はしまっておこう。
「ここ」
扉を閉める。
「…こ、ここが…聖域…!」
心なしかいい匂いがすると嗅いでいる。変態か?
「…単刀直入に聞くね、本当にルル様、なのかな…?」
まだこちらの正体は明かさない。
リーンを装う。こちらからバラした時のメリットと、デメリットを天秤にかけた結果だ。
こいつがもし、口が軽くてこいつ転生者だってよと言い回られたら困る。非常に困る。
理由は簡単、自分の力で目立ちたい。
「…ソーダゾ、俺…わ、ワタシハ、転生者ナンカジャナイ…」
目をそらす。カタコトで。怪しすぎる。
_はい確定!!!
「…そっか。でも、なんで僕を虐めたの…?僕のこと、好きなんでしょ…?」
うるうる。
ビクッとした、わたわたしている。無様だな。
(アタシのリーンを虐めたのよ。相応の理由がないと転生者だからって許さないんだから!)
それはそのと口ごもる。
「言ってくれないの…?ひどい!」
なるべく拙く、うるうると目を潤ませて。泣き真似は得意だ。嫌いな相手を悪くさせるコツである。
子役になれるぞ、龍ヶ崎。
「俺はその…転生者で…物語を改変させてしまうと、リーンくんが幸せになれないから…!!前に、なんかの本で読んだのだが…改変してしまうと、物語が変わってしまい、大量の死者が出る、と…あ、分からないよな、すまない…!」
罪悪感で目が曇っているルル。
そして〜!つ、ま、り、は、リーンを守るためだったと。
多分、こいつは知らないのだろう、リーンがルルを見て自分もいじめていいんだと勘違いした馬鹿どもに虐められていることを。
物凄く真っ直ぐで視界が狭いやつだ。嫌いではない。
「そっか。辛かったね。でも、もう、無理に虐めなくても大丈夫だよ。仲良くしてくれたほうが、僕は嬉しいな…」
天使を意識。全てを包み込み、荒唐無稽な話でも信じてあげる。
「て、天使………」
にこっと笑いかけて、手を取る。
「ふふ、天使なんかじゃないよ。僕と仲良くしてくれますか?」
なよなよではないが、聖女の如く優しいをイメージ。
「ひゃ、はい…!」
完堕ち成功。
_下僕1名、確保。




