1人
「結局俺は、ここでも1人のままだったんだな……」
今の強さも、安心も、全ては仲間銃でできた仲間のおかげ……。
そして、そんなものを使って仲間にしたとあっては、メイデンやファリス、ほかの皆も俺を軽蔑するだろう。
──俺は、間違っていたのか──
ソエルはどう思うかしらないが、もし、それでもついてきてくれるなら少しはマシになるだろう。だが、当てにはできない……俺は卑怯な人間と思われてもおかしくないからだ。
──卑怯なことをしてきた報いを……俺は受けなければならない──
とにかく、今はこの目の前の敵を倒すことに俺は集中しなければならない。
仲間じゃなくなるとしても、メイデンとファリスだけは絶対に助けたい。
──また、1人から始めればいい──
理想の仲間。だが、それは怪しい力による借り物の仲間。
でも俺は、本当の仲間のように思っていたつもりだ。
俺は、こんな素晴らしい仲間ができて、最高に幸せだった。
なのに……なぜ、俺の目から涙がこぼれ落ちるんだ!
──それが、俺にとっての必然……それでも──
……俺は、覚悟を決めた。
「魔女、サマンサとかいったな! 俺の仲間を操った報いは受けてもらうぞ!」
俺は、魔女に向かって声を荒げた。
「私はあなたと同じことをしているだけよ」
魔女は、皮肉な言葉を返す。
──俺は、1人でもこの世界に抗ってみせる!──




