連携
「この私が追い詰められるなんで、ワクワクしますわ」
魔女の目は死んではいない。だが、それは想定済みだ。
俺とファリスは、魔女の体力が削れたこの時を待っていた!
「ファリス、連携技だ!」
「了解っス」
連携、それはファリスに剣を教えてもらっていた時に軽く練習していたものだ。
簡単な技だが、効果は絶大といっていいだろう。
条件は整っている。やってやれない事はない!
ファリスは、炎のほとばしる大剣焔を軽々と振るい、休みなく魔女に攻撃を仕掛ける。
さすがに疲労しているとはいえ、魔女はその攻撃をヒロ式で弾く。だが、それで手一杯だ。
ファリスは、大剣の持ち方を少しだけ変えた。それは、俺への攻撃の合図だった。
その動作と同時にファリスは魔女を引き付ける。
俺は、刀に貫くイメージを与えた。
「突破斬!」
俺は、魔女に狙いを定め、衝撃波を放つ。
ファリスは俺の攻撃が来るのがわかっているので、これを食らう事はない。
彼女は衝撃波が来る寸前で、これをかわす。
魔女は、動いたファリスに注意が行く。
そして最後に、俺の攻撃は、簡単に魔女の腹を貫く!
「うぐううう」
魔女は血を吐き、苦しそうな悲鳴を上げた。
白いドレスが赤く染まる。
「こんなことが……あるかもしれない事は……想定の範囲内よ」
まだ、魔女の目は死んでいない。
「戦闘狂か……」俺は、嫌悪を感じた。




