急襲 3
アポロスは体を起こし、俺に視線を向ける。
俺は、衝撃波で俺の前に立ちふさがった騎馬隊を軽々と吹き飛ばした。
「タカシ……なぜ生きて……」
アポロスは、息を切らしながら話す。
「俺は運がいいんだよ、知らなかったのか」
俺は、そう言って一気にアポロスとの間を詰める。そして、立ち上がる寸前のアポロスに衝撃波をゼロ距離で浴びせる。
アポロスは、それを盾で防ぐが、2撃目の衝撃波で、俺は盾を吹き飛ばした。
3撃目の衝撃波は、そのままアポロスの純白の鎧を破壊する。
アポロスは吹き飛んだ!
アポロスの兵達の動きは無い。
彼らはメイデンとファリスと対峙してはいるが、攻撃するそぶりは見せない。実力差を知っているからなのだろうか……。
「アポロス、こんな事はもうやめろ。もしここで罪を認め、そして償うのなら、俺は考えてもいい。だが、それ以上先へ進むつもりなら、俺は容赦しない!」
「私はもう止まらない。タカシ、邪魔をするなら俺は戦うだけだ」
アポロスは剣を拾い、構える。
「そうか……」
俺も刀を構えた。
突然、戦車の陰からアルミスが飛び出してきた。そして、俺とアポロスの間に割って入り、アポロスを背にして両手を広げ、俺の前に立ちはだかった。
「なんのつもりだアルミス!」
俺は、怒鳴った。
「殺らせない」
アルミスは、そう言って後ろを振り向き、アポロスに抱きついた。




