氷の湖
俺は、ミツユスキーにアポロス達の足取りを確認する。
「ミツユスキー、アポロス達は先へ進んだのか」
「はい、そう言ってました」
「じゃあ、俺達も後を追うか」
俺達は、獣車に乗り込み、地図通りに山岳地帯へ足を運ぶ事にした。
「待ッテクダサーイ」
突然、獣車の中に、ソエルが慌てて入ってきた。
「ソエル!」
「山岳地帯ニ行ッテハダメデース」
「どういう事だ?」
俺達は、ソエルの言葉に困惑した。
ソエルは、2枚の地図を見せた。
「コレハ、私達ノ貰ッタ地図デス。ソシテコレハ、ギルドデ拝借シテキタ古イ魔女領域ノ地図デス」
ソエルが見せた古い方の地図には、森林の北西に『氷の湖』が記載されていた。
「ココココノコインヲアポロスノ獣車ニ仕掛ケテアリマース」
ソエルは、ココココ羅針盤を出した。
”コッチダヨ! コッチダヨ!”
羅針盤の針は、北西を指す。
「彼ラハ北西ニ進ンデマース。北ノルートダト、山岳地帯デ『スノードラゴン』ト鉢合イマス。良クテモ消耗戦デース。サラニ、今ハスノードラゴンノ産卵時期ナノデ、危険デス」
「じゃあ、アポロスは北西か! 奴は偽の地図で俺の仲間も罠にハメようとしていたのか……」
ここまで計画的だったとは、俺は思っていなかった。俺の奴への怒りは倍増した。
「ケンタ君、北西に向かうぞ!」
「了解でーす、ご主人様!」
ケンタ君は進路を北西へと向けた。




