鳥人間
その音は、俺の近くまで来て止まった。
「だ、誰かいるのか!」
俺は叫んだ。
「ハーピィ?」
返事が返ってきた。何処となく幼い感じの女の子の声だ。
「ハーピハーピハーピィ?」
「姿を見せてくれないか、それと、俺はハッピーじゃない」
その声の主は、俺の視界に入った。
その姿は、腕は白い羽、下半身は鳥、他の部位は人だった。
初めて見る生き物だ。
「鳥人間? な、何だこのかわいい生き物は!」
その生物は、困った表情でこちらを見ていた。
そして、しばらく沈黙したあと、ニコッと笑い、何か歌いながら、俺の周りをスキップして回り始めた。
「ハピハピハーピィー!」
「なんなんだ、話が通じないのか」
その後、その鳥人間は俺の足元で止まり、ゆっくり腰を下ろした。
「動くのは止めたのか?」
俺は、その鳥人間をとりあえず観察した。
鳥人間は、俺の足元で両方の羽を合わせ、お祈りしていた。
「ハピハピハピピピピ……」
何か、ブツブツと唱えている。
「何かの儀式か?」
暫くして、祈りが終わる。すると、涎を垂らしながら俺の方を向いた。
「ま、まさか……」
鳥人間は、俺を食べようとしているのか!
「ハピッ」
鳥人間は、突然俺の足に咬みついた!
「いでえ!」
今、霊剣ファントムは手元にはない!
俺は、慌てて武器を探す。
そして、俺はとっさに仲間銃に手をかけた。




