打ち合わせ
俺達は、雪原を無事に走破し、森林に辿り着く。
そこで一度編成を解き、各々自分の獣車に乗り込んだ。
俺は、アポロスとの打ち合わせがあるので、アポロス側の戦車風の獣車に乗り込んだ。
打ち合わせは、俺とアポロス、そして魔法使いのアルミスの3人で行う事になった。
「さて、じゃあ打ち合わせを始めようか」アポロスが話を切り出す。
「おっと、その前に……アルミス!」
アポロスは、アルミスに合図を送る。
「しょうが……ないわね」
アルミスは返事をした。そして、突然俺の腕のウォームリングを掴み、詠唱を始めた。
アポロスが語り始める。
「一つ、タカシに言い忘れた事がある。君の身に付けているウォームリングには騎士のスキルを封じる仕掛けがあるんだ」
突然、ウォームリングの内側から、針のようなものが突き出た。
「ウガッ」俺は、痛みで悲鳴を上げた。
腕に焼けるような熱さを感じた。その後、体全体が痺れ始め、体が動かなくなった。
「な、何を……」
「それはな、タカシ。痺れ薬だよ」
アポロスが答える。
「な……何故」
「君達は強すぎるんだ。ちょっと目立ちすぎたんだ」
「そんな理由で……」
「優秀な芽は早いうちに摘まないといけないのさ、わかってくれ、タカシ!」
アポロスは剣を抜いた。
「く……」
俺は、力を振り絞って刀に手をかけた。
だが……俺は、アポロスの剣で串刺しになった。




