3度目の固い握手
スノーダルマーは、本体を失い跡形もなく崩れ去った。
「さすがです、タカシ様!」
「大将、やったっスね」
俺は、二人から称賛された。まあ、いいとこ取りしただけなのだが……。
「ハッハッハ! これは、すごい! 私はとても良い仲間に恵まれた!」
戦いを見ていたアポロスは、とてもびっくりしていた。
おそらく、根本的な強さのレベルが違い過ぎるのだろう。俺達は、それだけ強いという事なのだ。
アポロスが、俺の所にゆっくりと近づいて来た。
「君はそれだけ強いのに、本当に戦果はいらないんだな」
「前にも言ったが、俺達は、SSSクラス任務達成の資格が欲しいだけだ。あまりそっちには興味がない」
「ハッハッハ、恐れ入ったよ。君は将来大物になれる! そんな君と仲間になれて光栄だ!」
アポロスは、俺の右手を取り、固く握りしめた。
これが、人から認められるって事なのだろうか……。
俺は、褒めちぎられて、とても清々しい気分になった。
「俺達も負けてられないな、今後ともよろしく頼む!」
「こちらこそ、お互い頑張りましょう!」
「これから森に入る事になるが、そこはほぼ安全地帯だ。そこで、君らの強さを考えて、今後の編成を考えたいのだが、タカシ、我々の獣車に乗りながらでいい。君の意見を聞きたい」
「いいですよ。とりあえず、ここを無事、突破しましょう」
俺は、アポロスの爽やかな誘いを受けた。




