雪原の戦闘 3
ミツユスキーは、ケンタ君の上に乗り弓を構えていた。
飛びかかるスノーダルマーを、ケンタ君が槍で吹き飛ばし、それを、とどめとばかりにミツユスキーが弓で射貫く。
もちろん、矢は炎属性の矢だ。突き刺さると同時に炎上し、スノーダルマーを滅殺する。
「大丈夫ですよ、心配しなくてもケンタ君とミツユスキーはある程度は戦えますから」俺は少し、呆れ声で話していた。「多分、こっちも来ますよ……ほら」
案の定、俺達の近くにもスノーダルマーが雪の地面から現れた。
俺は、鞘を握りしめ、イメージを注ぎ込む。
「乱舞!」
俺は、刀を抜いた。
衝撃波を放ち、スノーダルマーを砕く。
衝撃波は、スノーダルマー2~3体ぐらいを軽く巻き込む程の威力だ。
俺の乱舞の威力は、前とは別格だった。
いろいろあったのをきっかけに基礎体力を増強した結果、それと比例してイメージ効果が上がってきていたのだ。
結果が目に見えてわかるので、俺は訓練を続けていた。
今では、衝撃波の威力は初期の3倍にまで力が付いた次第だ。
アポロスも剣を抜き、戦闘に入った。
さすがは勇者候補なだけあって、綺麗な剣さばきで一匹一匹を確実に叩き潰していく。
暫くして、スノーダルマーの発生は止まり、戦闘は収束を迎えた。
俺はホッとため息をつく。
だがその時、剣で散らしたスノーダルマーの破片は一か所に集まり始めていた。




