雪原の戦闘 2
ファリスの大剣から、火炎放射のような炎が前方に噴き出す。
スノーダルマーは、何もできないままその炎に焼かれ、10匹程が蒸発した。
他の戦士は、僧侶に炎属性のバフを貰っている、1対1でいい勝負だった。
「ハッハッハ……すごい……武器だな……。彼女はとても良い武器を持っている」
「武器だけじゃないと思いますよ。訳ありですが、普通にSSSクラス任務の達成者ですからねー」
俺は、普通に答えた。
「ハッハッハ……そ、そうだったのか。それはすごい!」
アポロスは、ファリスの事を良く知らないようだった。
死神ファリスで有名な筈なのだが……アポロスは、実は新参者なのか……。
続いて、中衛の魔法使いが詠唱に入る。
その間に、メイデンは両手を構え、手のひらに炎を発生させ、張り手をするかのように腕を前に連続で押し出す。
炎は、そのまま前方に飛んでいく。
乱れ撃ちされた炎は、スノーダルマーを焼き尽くす。
「ハッハッハ……攻撃……早いんだな。詠唱破棄かい……?」
「一応、大魔導師なので、なんでも有りっぽいです」
俺は、普通に答えた。
「ハッハッハ……そ、そうか」
アポロス、はバツの悪そうな表情を見せた。
スノーダルマーは、中衛後ろの、ケンタ君、ミツユスキー組に襲い掛かる。
「まずいぞタカシ、非戦闘員に襲い掛かってきたぞ!」
アポロスは、何故か得意そうな表情で語った。




