イメージ
「くそう、邪魔するな!」
アランは、聖剣でメイデンを薙ぎ払う。だが、メイデンには当たらない。
メイデンは、連続で攻撃を放つ。
アランは、電撃を警戒してか、メイデンにうかつに近寄らない。
メイデンがアランをうまく牽制して注意を引いているおかげで、俺はイメージに集中できた。
考えろ! アランを確実に仕留める技……。あの硬い鱗をどうにかする技……。
属性は突……突破斬……いや、もっとだ……もっと上の!
俺は、イメージの中で星を見た。それがきっかけかどうかはわからないが、アランを瞬時に葬る技のイメージが完成した。
おそらく、この技は無装状態でなければ成立しない技だ。そして、俺は成功する自信がある!
俺は突きの構えを取り、足にタメを集中した。両足が輝き始める。
脳に無理やり詰め込まれた知識が教えてくれる……無装状態である俺は、全身に必殺イメージを重ねることができる。つまり、俺自身がイメージの動きを使えるということだ。
瞬間的になら、光速移動も可能だ!
「メイデン、引いて!」
「はい」
メイデンは、アランとの戦闘から離脱した。
俺は、必殺技を発動した。
「閃光五芒星突陣!」
俺の体は、まぶしい光に包まれた。
地面を蹴る……俺は体の重さを感じない。
景色が流れる……周囲の時間が止まって見える。
俺は、あっという間にアランの懐に飛び込んだ。




