電撃
「終わったな、タカシ!」
勝利を確信したように、アランは俺を見下した。
俺は、アランのホーリーブラストで焼かれるようなダメージを受け、倒れた。
進化した鎧のおかげでなんとか一命は取りとめたが、そのダメージのおかげで動くことができない。
アランは、もう一度剣を頭上に振りかざし、タメの動作に移った。ファイナルエンドを撃つつもりだろう。
低いレベルの技なら、カウンタースキルで防げるのだが、大技クラスになると全ての威力を許容しきれない。
「くっ、これまでか……」
そう思った瞬間、黒い影がアランに向かって飛んでいった。そして、竜巻のように回転し、稲妻を放ちながらアランを襲う!
アランは電撃を食らい、タメの姿勢を崩してよろけた。
「タカシさん、まだ私たちがいることを忘れないでくださいね」
それは、メイデンのヒロ式だった。電撃はハイパーアーマーにも通用するのか!
「魔女ノ使ッタ魔封ジノ刻印ハ、解除シタデース」
ソエルは、倒れている俺の傍にしゃがみ込み、魔法を唱えた。
「ライフリカー!」
致命傷となる俺のダメージは、瞬時に回復した。その後、体力は徐々に回復していく。
「あ、ありがとう……」
そうだった……俺は1人じゃなかった……。
1人でなんとかしようなんて、考えなくてもいい。
それなら……!
「メイデン! 時間を稼いでくれ!」
「わかりました!」




