無装
空竜の鎧は、変形して青い甲冑になっていた。兜は、龍を模してあり、威圧感をかもしだしている。軽く動きやすい仕様は以前と変わらず、異質の力によって俺の体の力は増強されているような感じだ。
──『無装』──
無意識化で眠っている最強のイメージを呼び起こし、それを形成する。
刀を持つ俺にとっては、これが最強のイメージだったらしい。
「タカシさん……その姿は!」メイデンは、びっくりしていた。
「俺の新たな力だ!」
俺は、アランの姿を視界に捕らえた。俺が青龍の鎧武者なら、やつは黒龍の西洋甲冑だ。
だが、そんなことはどうでもいい! 今なら、接近戦で戦っても負ける気がしない!
ファリスとアランは、戦闘の最中だった。
「聖王爆裂剣!」
アランは、スキルを発動する。
このスキルは、ケンタ君救助でアランに遭遇した時に、俺の使った必殺技だ。
どうやら『コピアリング』でコピーされたのは本当のようだ。
アランは、広範囲に回転する斬撃を放つ。
ファリスは、防御するために大剣を前面に出し、斬撃を弾く。
だが、その斬撃は大剣焔に触れた瞬間、全ての斬撃が鈍器のようなものに物質化し、大剣焔めがけて集中攻撃を始める。
「なっ……!」
ファリスの大剣焔は、弾き飛ばされ、叩き折られた。
「どうだ、ファリス! 仲間の技で武器を破壊された気分は!」
アランは、どや顔で声を上げた。




