19 チーム発足!かと思われます
朝のランニングの時間。
毎日やっていると答えたらわたくしもと言われたので一緒に走ることに。
「ええと、ついてくるのは良いんだけどマリ体力は大丈夫?結構走るよ?」
「ホホホ誰に何を言っているのですか七太郎さん?こう見えても私、地元ではマックルで名を馳せていましたのよ」
マックルって何だろう…?
「じゃあそろそろ」
「まてまてまてーい!俺を忘れていないか!?」
「カガミ!」「カガミさん…」
「よーし、行くぞーっお前ら!」
「あとから来て仕切るのはどうなのかしら…」
五分後
「ちょっ…七太郎さん、はぁ…はぁ…速すぎてついていけませんわ…」
「お、俺も筋肉が重くて…」
「あなたは筋肉の鎧をはがしなさい!」
「いやだ!」
「ちょっとペース落とすから…」
五分後
「まだ速すぎる…」
マリは呼吸が荒れすぎてカガミの意見に頷くだけ。
「えっ、そうかな…分かったじゃあもうちょっと」
「いやちょっとじゃない。かなりで頼むっ!」
「ええっ!?」
十分後
「はっ…はっ…これくらいなら大丈夫だ」
「わたくしも、ですわっ」
「よかった。確かに話せるくらいのペースが良いと聞いたことがあるよ」
「じゃあ最初からそうしたら良かったですのに」
「一緒に走る人がいないから…」
「…ごめんなさいですわね」
一時間後
「七太郎さん…ちょっと、いつまで走る気なんですの…?」
「俺も思った」
「ならもっと早く言ってくださいまし!」
「先に言ったら負けじゃん!」
「なんですかそのマウントは!」
「あと二時間くらいかな」
「「・・・」」
「あれ、どうしたのそんな顔して?」
「ちょっと俺は今日はこの辺りで。筋肉も可愛がってやらないとな」
「わたくしも…。今後七太郎さんにスタミナ勝負を持ち込むのはやめますわ...」
・・・そして誰もいなくなった。
先ほどのにぎやかさは何とやら、一人で残り時間走ったよ。
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そして放課後
マリが魔法の特訓をしてくれるようだ。
カガミもついてきた。この人も友達いないのだろうか…?
「いや、いるぜ。この学院には筋肉愛好会という会合があってだな」
「初めて聞きましたわ」
「会員制だからな!そもそも見た目がマッチしないと声を掛けられないぞ!」
…カガミは羨ましいだろう的な態度だけれど、マリはそうは思ってないから何とも言えない雰囲気だぞ。
「そんなのあるんだねクラブ活動みたいなものかな?」
「七太郎さん、クラブ活動とは?」
「あ、えーと、学校で授業が終わったあと放課後に、スポーツとか遊びとかモノ作ったりと各グループに所属して行うチームみたいなものだよ」
「え、じゃあこれまさにそうじゃん!」
「確かにそうですわね!」
「名前どうする」
「どうしましょうかしら?」
なんかどんどん話が進んでいる。
「きんに!あ、だめだ既に所属している…」
「貴方の頭の中はそれしかないのかしら?わたくしとしては『マリと華麗なる水の会』というのはどうでしょう」
女子向けの小説とかでありそうだなぁ。
「ダメだダメだ!七太郎!なんかいいの無いか?」
「急に言われても。ん~だめだ思いつかない、みかんジュース部とか?」
「「・・・」」
めっちゃ滑った!そもそも別に笑い取ろうとしたわけですらないけども。
「ぷっ、フフフ」「ハハッ」
笑われた!
「もうしょうがないですわね七太郎さん」
「ああ、よっぽど自販機でジュース買えたの嬉しかったんだな」
・・・なんか二人とも小さい子を見るような目で見てないか?釈然としないぞ!
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「あ、そういえば七太郎さん、こないだの火の魔法できるようになったかしら?」
「ああ、ちょっと練習したけどうまくできなくて」
「見せてみろよ!」
二人に見られて落ち着かないけどイメージイメージ
温度を上げて火を地面に発生させる。
ボッ
それを維持するために…みんなどうやってるんだ?逆に考えよう、ここまでできたから火を維持し続ける!
おおお・・・急激に魔力が無くなっていく感じがぁぁ・・・
それを・・・それを・・・?
手でつまんで「あっちゃああぁぁああ!?」
「何やってるんですの!!」
「水だ水出せ!」
バッシャー!
水でびしょぬれになった。
「なんで触ろうとするのですか!何でも手を出す子供じゃないのですから…」
「…ごめん」
「なぁなぁちょっと今見て思ったんだけど、火にこだわる必要なくね?」
「カガミさん…。今の段階ではあらゆる属性を見込んで練習した方がよくなくて?」
「それも一理ある。でも最初はイメージしやすいものから練習していって、慣れてからの方がって意味よ」
「・・・確かに。苦手なものより得意なものを伸ばす方が理に適ってますわね。
そもそも火だとよっぽど燃え盛る炎ならともかく、当たってもやけどだったり相手をひるませたりするのが関の山ですし…」
「直接攻撃っていうより制圧とか嫌がらせとか、長期性で有効な面って感じだな」
「…七太郎さん、貴方の得意な魔法は?」
・・・いや、全部苦手だが?う~ん。
「強いて言うなら土だと見える分まだわかりやすいかなぁ、すでに固体だし」
「なるほどな!俺も土得意だぜ!」
「筋肉が無駄にならなくていいですわね」
「あとは、ようやく使えるようになったのがこれかなぁ」
七太郎は両手の親指と人差し指を合わせて円を作る。
胸のあたりから光が灯り、その指周りに収束し、
その円の中が切り取られたかのように別の映像が映し出される。
「えっ!?」
「七太郎、お前!」
「こんなのだから結局こないだの決闘で攻撃とかに使えなくて」
「いえ…そういうレベルでは……」
「これは空間収納ってやつか?初めてみたぞ」
「おそらく違いますわ!空間収納には魔道具だったか何かを使っていたはずですし……ゲート…?」
「ええ!?失われた技術じゃ?」
「だからさっきから驚いてるんですのよ!たとえ接続先が私のふくらはぎだったとしても!」
マリは握りこぶしを作ってプルプルしている。
「…七太郎のフェチが見えるな」
「いやちょうど目の前にあったから!靴下黒いし分かりやすくて!」
「語るに落ちますわね…」
「俺のふくらはぎにしておけ、な?ふん!見よこの筋肉!」
マリは完全にカガミをスルーし、何かを考えている。
「七太郎さん、ちょっと水球をそれにあててみてもいいかしら?」
「ん、いいよ?」
マリは一瞬、手が光り水球が打ち出される。あれ?決闘時より射出まで早くなってないか?
その水球が七太郎の指の間に吸い込まれ
「あ」
マリのふくらはぎに
「おぅ…」
「あああああ、ごめん!ごめんねマリ!」
「だから俺のふくらはぎにしろって言ったのに」
ごめんカガミ黙ってて
「・・・っふう!こんなことで負けませんわよ!」
やったの自分だけれど。
「なんにせよ新人戦までにそれだけじゃなく攻撃魔法を少しでも覚えておきたいところですわね」
「そうだな!」
「マリ、新人戦って?」
「・・・七太郎さん今後の日程表ってもらいましたの?」
首をかしげる
「多分急な編入だったから、かな?」
「では一度整理しますわね。まずダンジョン訓練が次の予定にありまして」
ダンジョン!宝箱とかあるのかな!?わくわく。
「その後に新人戦だな。一年と二年が参加するぞ。大体二年が優勝することが多いらしいぞ」」
「順当に行けばそうなりますわね。まぁ今年はそうはさせませんけれど」
マリはすごい自信だ。でも確かに決闘の攻撃の流れはすごかったと思う!頑張ってほしいな。
「七太郎も頑張るんだぞ?」
「えっ?」
「もちろん全員参加ですわよ」
「そしたら二年時に球技大会だな」
「マックルですわね」
マックルは球技だったんだ!
「そして新人戦と現場実習だ」
「新人戦と言うと今度のやつ?」
「そうですわね、一、二年が戦うやつの二年生バージョンですわ」
「後輩に向かって攻撃できるかな」
「そこは、胸を貸すつもりでやったらいいですわよ。お互いの成長につながる。すばらしいことじゃないです?」
「たしかに。・・・現場実習っていうのは?」
「それはアレだ!例えば魔法学院が運営している魔法警察、それの調査の手伝いとかだな。
あとは魔道具研究所とか。そう言った職業を体験するようなやつだな」
「あとは順位戦ですわね。特に順位戦は最終成績に直結するので大事ですわね」
「企業や公共機関のスカウトとか来るらしいぞ!」
「えっ、でもそしたら成績の意味って?」
「見に来れないけど優秀な人物が欲しい場合、あと成績の上がり方で努力を判別。最後に、学会に出る場合ですわ」
「特に最後が重要だな、順位戦1位は学会のランク内からスタートできる」
「!!」
「魔法使い育成機関ですから。もちろんわたくしはマックルと学会を目指していましてよ!オーホホホ」




