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第二話 閉ざされた領域


 ルルが、ほんの少しだけ笑った。


 「やっぱりね」


 「え?」


 トシノリが聞き返す。


 ルルは、静かに言った。


 「ここ――」


 一瞬の間。


 そして。


 「“閉ざされた場所”よ」


 その言葉と同時に。


 空のヘリが、一斉に位置を変える。


 地上の車両が、完全に配置される。


 そして――


 “外界との線”が、切られた。


 音が、消える。


 風も、消える。


 まるでこの場所だけが――


 世界から隔離されたように。


 トシノリは、息を呑む。


 「……なんだよ、ここ」


 ルルは、答えない。


 ただ、円盤を見つめながら――


 小さく、呟いた。


 「始まったわね」


 「何が?」


 その問いに。


 ルルは、静かに答えた。


 「観測の本番」

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