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南さんは幽霊女子。~僕らの浄霊師(エクソシスト)学園!!~  作者: すみいちろ


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第26話。鬼ごっこ⑤。

 


 時折、森に吹く風が、地面に落ちてる樹の葉っぱを巻き上げては、つむじ風のように吹き抜ける。

 そのたびに、僕と神様モリリンが居る樹の枝が揺れて──しなるたびに落っこちない様に僕は必死だ。

 今、未有さんと、もう一人の幽霊な女の子に気づかれちゃイケない。息を呑む……。


「ハーッ。どいつもこいつも、浄霊師(エクソシスト)連中はマジ、ガード堅いっつぅかさ? 妖魔のヤツらは、アタシらより強力な悪魔宿してるワケじゃん? 取り憑きにくいっつーの!」


「うん……。そうだね……」


「カーッ! シけてんな、未有は。そんなじゃ、パートナー出来ないよ? アタシも、人のこと言えた口じゃ無いけどさー。【魅惑(チャーミン)】って言うの? B組の黒魔女の黒井戸先生に教えてもらった術(ヤツ)? 浄霊師(エクソシスト)や妖魔のヤツらに使ってみても、効きゃあしない! ウインクしても、投げキッスしてみても白い眼で見られて、離れてくだけ。アタシが馬鹿みたい!! 差別だよ差別! 偏見だよ偏見っ!! 幽霊だからって……」


「やっぱり、信頼関係とかじゃないのかな……。私は、もう……ダメだけど」


 耳もとのデバイスから聞こえてくる二人の小さな声。

 なんか知らないけど──、パートナー? 作るのが、どうも未有さんとこの子の目的だったみたいだ。

 相変わらずその子が、薄ボンヤリとした茶色の髪を耳もとで掻き上げては、「ハーッ」と深い溜め息をつき腕組みをしている。

 未有さんも、少しだけ顔を上げて、長すぎる黒の前髪を掻き分けて、その幽霊な女の子の顔を見ていた。


「ぱ、パートナー……。な、なんなんだろ? それ……」

「お前も鈍いヤツじゃん? ほれ、人間がよく言う『番(つが)い』ってヤツじゃん?」

「え? えぇっ?! つ、『番(つが)い』……。め、夫婦ってヤツですか?!」

「にゅはは!! 意識し過ぎじゃん? おっと、静かにしてないとじゃん……」


 ちょっと、驚きすぎて。僕は、樹の枝から落っこちそうになる。

 い、いや。つ、『番(つが)い』って……。ま、まだ、早過ぎるよー!!

 ニヤリと、僕に赤い横目を向けて、笑っているかのような神様のモリリン。それにしても笑い声──「にゅはは」って……。


「良いかじゃん? 『黄泉がえりの契約』ってのは、条件みたいなもんじゃん? オレみたいな『神』はその気になれば実体化出来るじゃん? けど、アイツら幽霊は格が低くて出来ないじゃん。転生は記憶を残すヤツも居るが稀。記憶を留めたまま黄泉がえるにはだな……」


「よ、黄泉がえるには……?」


 僕は、息を呑んで、隣に居る神様モリリンを見る。山の神様なのに、クリオネみたいな姿をしたモリリンが、その赤い小さな瞳で、未有さんともう一人の幽霊な女の子の様子を遠目に見つめている。

 ──と、その時。

 また小さな音のような二人の声が、僕の耳もとのデバイスから響き始めた。

 

「幽霊男子のブランキーの奴は『フンガー!』しか言わないくせに、毬栗(イガグリ)百足(ムカデ)妖魔男子と仲良くなってるみたいだし? 男同士って、キモっ! どっかにイケメン君居ないかなー。同じ組の植物霊使いのアイツは、プライド高くてバカそうだし? あー。アタシ、無理かも……。で? 赤羽君だっけ? そっちはどうよ?」 


「い、いや……。だから、ダメそうだって、言ってるんだけど……。怜美(レミ)は?」


「だ、からぁ! アタシもダメそうだって、言ってるじゃん! さっきから話聞いてる? 未有(ミウ)?」


な、なんか……。さっきから、この幽霊な二人の女の子の会話が、噛み合ってない。

そんな二人を見つめながら「ふむふむ」と。アゴの辺りに手をやる小さな赤目のモリリンが、「うーん」とクリオネ姿のまま両腕を組んで唸っていた。


「アイツら、幽霊だからか思い込みが激しいじゃん? まあ、そうでないと成仏しちまうワケじゃんが? こりゃー……一(イチ)から人間界で修行し直しじゃん?」


 神様モリリンが、そう言った直後──。

 僕とモリリンの背後にザザッ……と、森の樹の枝の葉っぱに音を立てて現れた気配。

 ぐぃん……と、樹の枝がしなり、たわんだかと想うと。


「ちょっ! アンタたち、何してんのよっ? 気になったからついて来ちゃったじゃないっ!」

「なっ?!」


 もはや、忍者の……くノ一の様な立ち振る舞い。い、いや。重すぎるから樹の枝が折れそうなんですけど……。

 と、僕の訴えかける目と驚きの表情を無視して──爛々と瞳を輝かせているもう一人のクラスメート。いや、同じ班の……。

 戻って来た。いや、何?! そのワクワク感に満ちた瞳っ!!

 そう……。

 なんの気にする気配もなく、瞳を輝かせている轟さん──ポニーテールを背中に軽やかに風に靡かせた来姫さんが、そこに居た。


「え? なになに?! 覗き見? 秘密の会話ってヤツ!? 超、ドキドキするんだけどっ!!」

「うっせーヤツじゃん?! シッ!! 黙って、見てろじゃん……」

「ら、来姫さん……」


 来姫さんが、僕と神様モリリンのもとへ戻って来て早々。

 さっきまでの未有さんへの嫌悪感は、何処へやら……。

 まったくもって、気にする様子もなく、未有さんともう一人の幽霊な女の子──怜美(レミ)さんて言ってたっけ? その二人の様子を身を乗り出す様に、興味津々と言った様子で、来姫さんが食い入るように見ていた。


 そうこうしていると──。またしても、僕の耳もとのデバイスから二人の声が聞こえて来た。


「ん? なんか、音がした? 誰か居る? 未有……つけられてないよね?」

「わ、分かんない……けど。班の子は、撒(ま)いて来た……つもり」


 鼻先でクロスしてる茶色の前髪を、怜美さんが掻き分けて──怪しげに辺りをキョロキョロと見渡している。

 未有さんも、長い前髪を後ろに掻き上げて、僕らとは違う方向を見ていた──と、思いきや、バチリ!!

 遠いけど、樹の枝の茂みに隠れる僕と、振り返る様にして大きな瞳と長い睫毛をパチクリ!とさせた未有さんの目が、合ってしまった気がした。


「未有? どうかした?」

「ううん。なんでもない」


 ヤバいヤバいヤバい……。な、なんか勘づかれたのかと思って、一瞬、ドキリ!とした。心臓が飛び出そうだった。


「安心しろじゃん? アッチからは見えない様にしてあるじゃん? けど、くれぐれも落ちるなじゃん?」

「は、はい……」

「へー。便利ねぇ。それも、神様の力? あ、そっか。神隠し!」

「ま、そう言うことじゃん?」


 な、なんか、鬼ごっこじゃなくて、隠れんぼ的なヤツになってるような……。

 それから、耳を澄ましていると──。


「ハーッ。アタシたち、先が思いやられるわ? こんなで生き返れると想う? 未有? アタシらが視えるヤツらは相手にしてくれない。かと言って、霊感ゼロの一般人には見向きもされやしない。ハーッ……。参ったわ」


「誰かが私たちを好きになってくれて、魂の力を分けてくれたら良いんだけど……」


「そ! それよ、それっ!! 同い年くらいの子が、大人になるまでなんて待てないよねっ?! 魂と身体が未成熟でも、今の内に取り憑いとかないと! そんな何年も先まで待てないよー……。成人一般男性は、アタシら子どもたちなんて、視えても相手にしてくんないだろーしさ? てか、成人男性(オジサン)なんてイヤっ!! やっぱ、年齢(トシ)が近くないとさ? アンタもそう想うでしょ、未有?」


「う、うん……」


 森に吹き抜ける風に、樹の枝の葉っぱがザワめく。

 なんか、このまま膠着(こうちゃく)状態と言うか、身動きが取れない。

 未有さんたちの目の前に、出ようにも出られないし。聞いてましたとも言えないし……。

 もしかしたら、もう、誰かが合宿先にゴールしてるのかも知れない。モリリンに捕まらずに鬼ごっこから抜けて。

 先生たちも心配しているだろうし。少し不安になる。まぁ、先生たちは神出鬼没なワケだから、いざとなれば助けに来てくれるのかもって想うけど……。


「私さ? 聞いちゃったんだよねー」

「え?」

「何が、じゃん?」


 くノ一……みたいな来姫さんが、妖しい瞳を「ククク……」と笑いながら、僕とモリリンの方に目を向ける。

 「フッ……」と、笑みを浮かべ、風に揺れる前髪と背中のポニーテールを掻き上げて。来姫さんが黄昏の空を見上げて話始めた。


「なんかさ、学校で幽霊な女の子たちだけ体育館に集められて放課後レッスンみたいな? 私、体育館の二階の観覧席に潜んで聞いてたんだけどさ」


「えっ?! 潜入っ!? 合宿前の? 幽霊女子たちだけだって、黒井戸先生が言ってたヤツ?」


「そ。だって、同じ女の子としては気になるじゃん? それに、潜入捜査は任務(ミッション)として浄霊師(エクソシスト)としては当然よ?」


「ド厚かましい……。配慮に欠ける人間(ヤツ)じゃん?」


「演習よ、演習!! 実戦前のっ!! 情報収集も任務(ミッション)の内よっ!!」


 そうやって……。

 僕が来姫さんの行動力に呆気に取られ、モリリンが「チッ」と舌打ちして。

 来姫さんが、神様モリリンにブンブン!腕を振り回すもんだから、モリリンが「神に向かってあるまじき行為っ!!」って叫んで、樹の枝がユリンユリン……と揺れて。

 ──落ちそうになった時に、僕のデバイスが幽霊女子の未有さんと怜美さんの二人の会話をピピピ……と拾い始めた。

 僕は、樹の枝に何とかしがみついたまま、デバイスの二人の音声に耳を澄まして集中した。


「もー、伝説級だよね! 川岸教頭先生と叶先生と黒井戸先生の大恋愛秘話っ!! もと幽霊の叶先生と黒井戸先生が、生き返っちゃうなんてさー」


「うん。他の幽霊な女の子たちも言ってる……。廊下とか放課後の教室とか。『黄泉がえりの契約』は、都市伝説なんかじゃない」


「だよねー! 私さ? 黒井戸先生の【魅惑(チャーミン)】って技の話? 体育館で真剣に聞いちゃった!」

 

「だね。合宿でも……楽しみ。けど……」


 な、なんか……。ちょっとだけ、胸が熱くなる。

 理由は、ともかく。やっぱり、幽霊な子たちは皆、生き返りたいんだな……って、そう想う。

 そんな風に、僕が鼻水をズズズ……と吸い上げ、目頭をフキフキこすってると──。

 来姫さんが、眼を細くして何かを言いたげだった。

 神様のモリリンも、腕組みして黙っている。


「ちょ! 泣いてんの?! 射矢君……。惑わされちゃ、ダメ。あんなの、川岸教頭先生の超潜在霊能力(スーパーミラクルポテンシャル)があったからこそ起きた奇跡よ!! そう、奇跡よ、奇跡っ!!」


「だな。並の人間にはキツいじゃん? 成人してても下手すりゃ死ぬじゃん? ましてや、お前、童(ワッパ)。心どころか、身体の成長を蝕み、死ぬじゃん?」


 樹の枝に必死でしがみついてる僕の目の前で、「うんうん」と深くうなずく来姫さん。

 「それになー……」と、言いかけた神様のモリリンが、未有さんと怜美さんの方を見つめて、こう言った。


「童(ワッパ)。お前、幽霊を愛せるかじゃん? そんな美談も聞くには聞くが、大抵の人間は精力や活力を奪い取られて死ぬ。幽霊なヤツも、童(ワッパ)を心から愛せてないと成り立たない関係じゃん? 互いに支え合う……。そんなの幽霊と生きてる人間に出来るかじゃん?」


「そ。やっぱ、私たちには未来もあるわけだし。そ、その……。い、生きてる人を、ぱ、パートナー……として、選ぶのが、ふ、普通じゃない……?」


 なんだか、照れくさそうに言葉を濁した来姫さんが、顔をポッと少し赤らめて、プイッと横に向けた。

 けれども、モリリンの言うことも一理ある。

 僕らは、生きてる人間。そ、それに、愛せるかどうかとか……まだ、僕には早過ぎて何だかよく分からないけれど……。と、とにかく中途半端な気持ちじゃ、ダメだってことはよく分かる。

 んー。それに、そもそも、好きとか嫌いとか、恋愛関係的なことは、未だもって僕にはよく分からない。そりゃ、そうだ。だって、まだ、中学に来たばかりだし……。


 生きてる人間と幽霊な子たちが仲良くなる方法──。

 どうして、この学校に幽霊な子たちが集められたのか。そう言えば、謎のままだ……。

 叶先生が、入学初日に来姫さんに「後で説明する」って言ったきり。

 もしかしたら、合宿中のオリエンテーションとかで何か説明があるのかも知れない。

 黒井戸先生だって、何か希望みたいなのを幽霊な子たちに示したかったのかも知れないし。けど、【魅惑(チャーミン)】とかって、黒井戸先生の個人的な趣味な気もする……。集められてたのは、幽霊女子だけみたいだし。もし、川岸教頭先生なら、幽霊男子たちには「男は、友情だ!」とか、恥ずかしそうに赤いネクタイ締めて言ってそうな気もする。


(──ガサッ……)


 と、その時。

 僕らとは違う方向から、森の樹の茂みを掻き分ける様な音がした。


「や、やっぱり! だ、誰か居るのっ?!」

「……え?」


 驚いた幽霊女子の怜美さんと未有さんが、音の聞こえた茂みの方に、慌てて振り向いた。


「──ん? なんか、この辺だけやたら明るくね? 森の中にしては開けてねーか?」

「だな。さっきから、森の主──モリリンの気配が、ほとんどしなくなったぜ?」


(──ガササ……。ガサガサッ!)


 茂みを掻き分けて出て来た、長身と大柄な二人。

 植物霊を身体に這わせて、サラリと前髪を掻き上げたツーブロック韓流イケメン。と、巨体を揺らして『猛虎変化(タイガーフォーム)』させた腕で、森の樹の茂みを薙ぎ払うイカツイ虎男子。


「わわ! は、花園君っ?! な、ナイストゥー、ミーチュー?」

「大山君……じゃない、白虎(タケトラ)……君」

「んだ、それ? 痛いっつーの? いい加減やめとけよ、怜美。ダセぇぞ?」

「おっ?! み、未有じゃねぇかっ!! 無事かよ? 射矢と来姫は、どうしたよ?」


 見た目は、綺麗な幽霊女子なのに……。

 何だか、黒井戸先生の【魅惑(チャーミン)】を真面目に実践してるみたいで。大袈裟なウインクとか、ぎこちない指先で、投げキスらしきみたいなのをしてるみたいだけど……。

 花園君の言うように、変に身体をクネらせてる怜美さんの姿が、痛々しい。

 それに対して、未有さんは、冷ややかと言うか気にする素振りも無く。一瞬、虎みたいな白虎(タケトラ)君を見た後、僕と来姫さんのことを聞かれて俯いた。


「あ。分かった。お前らってさ? 森に迷って困ってんだろ? やっぱよ、この俺が居ねぇと、ダメなワケなんだろ?」

「チッ! ウゼぇ……。どっかのイケメン金持ちボンボンみたいなこと言いやがって……」

「そ! そだよ! 花園君っ!! さ、流石! 分かる男子は、やっぱ違うよね! ねー、未有?」

「う、うん。と、とっても、頼りになる……。か、カッコイイし……」


 「だろっ!」と──。まるで、さも得意顔のイケメン韓流男子の花園君の表情が、一瞬にして緩む。

 僕の隣で、そのニヤけ顔を見ていた来姫さんが、「うげっ。ダッせぇ……」と、唾を吐くように言葉を吐き捨てた。


「あー。やっぱね? 見てよ、射矢君。ほら。あれが、幽霊な子たちの本性ってワケよ。手のひら返しちゃってさ? 寒気がするわ」

「ん、んー……。た、確かに。あれが、本当なら、僕も嫌かな……」

「で、お前ら。これから、どうするかじゃん? このまま……」

「んなこと決まってんでしょ! 浄霊師(エクソシスト)なら、尾行よ、尾行っ!! イケメンダサ男と幽霊女子たちの本性をかっさばいて、赤裸々に丸裸にして皆の前で曝いてやるわよっ!!」


 い、いや。それは、逆効果だと想うんだけどなー。来姫さん……。

 僕の予想だと、余計にこじれると言うか、このまま幽霊の子たちと仲良く出来ないって言うのも、なんだか嫌だ。

 僕は、そう……。僕は、皆と友達に成りたかっただけなんだ。恋愛とか、まだよく分からない。皆、みんな、それぞれに想いは秘めているんだろうけれど……。

 なんとか、ヒビ割れた浄霊師(エクソシスト)の子と妖魔な子と、幽霊な子たちの関係を仲良く取り持ちたいってのも、僕のワガママなんだろうか……。けど、きっと、来姫さんも分かって──。


「え、エグいじゃん? 来姫って言ったか? そ、そう言うの、逆にオレも嫌いじゃないじゃん?」


 な、なんか。神様のモリリンも、悪ノリしちゃってるし。

 こ、これから、ど、どうなるんだろ……。

 もしかしたら、その辺──妖魔な白虎(タケトラ)君とかは、寛容なのかも知れない。自分の身体に虎のバケモノを取り憑かせているワケだし。

 真相は知らないかもだけど。あんまり気にして無さそうな白虎(タケトラ)君が、なんだか大物に見えて。僕は、心の何処かで白虎(タケトラ)君を頼ってる? のかも知れない……。何だかんだで、一番ストレートで、誠実そうな気もする。

 それと。

 イケメン韓流男子の花園君も、んー。見た目や態度は鼻持ちならないって言うか、あんなだけど……。

 良くも悪くも、裏表が無い。

 花園君は浄霊師(エクソシスト)で、白虎(タケトラ)君は妖魔だけど……。

 いや。幽霊女子の怜美さんと未有さんの思惑と言うか真相を知ったら、二人はどんな反応するんだろ?

 

 僕も、モリリンや来姫さんの言うように──、今は、この四人を尾行するしか無かった……。

 





 

 







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