街に向かって
街へ行く前に、エルフの長老から、注意事項があった。
ペット達に出来るだけ小さくなれと。
さすがにこの大きさでは混乱を招くと。
みんな納得し、出来るのか?と尋ねると、問題なく小さくなれた。
あと、街に入るのに銅貨1枚必要らしい。
親切な長老は、帰るときに返してくれたら良いと、銅貨10枚貸してくれた。
「入るのに1枚だよね?10枚も必要ないんじゃないの?」
と聞くと、
「もしかしたらペットのぶんも寄こせと言われるかもしれんじゃろ?」
万が一に備えることは必要かと思い、ありがたく借りることにする。
さあ、街に出発だ。
街までの間に、ザコゴブリンや、ウサギが出てきたので、ゴブリンはサクッと、ウサギは美味しく頂きました。毛皮も売れるだろし。
半日歩くと、何やら茶色い壁が見えてくる。高さは、2メートル程だろうか?
門らしき場所に、衛兵らしき人物が2人。
「止まれ、身分証を出せ。」
と、言われた。身分証?そんなのないぞ?地球の免許証なら家にあるが。
「すいません、田舎者なので、身分証とか持ってません。」
そう言うと、
「どこから来た?」
と聞かれる。
「あっちの森です。」
と、指差して答えると、
「ふむ、エルフの集落からかな?確かに着ている服は、エルフの物だが、お前人族だろ?どういうことだ?」
と、聞かれた。
どうしよ?とりあえず嘘八百で乗り切るか。どうせ転移してきたとか言っても信じてもらえないだろうし。
「小さい頃に捨てられてたのをエルフに拾われて育てて貰ってたんです。」
信じてくれるかな?




