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野菜

困った顔をしていると、エルフの長老と呼ばれていた人が、1枚の、上着を持ってきてくれた。

「人族がこれを着るのも、不思議かもしれぬが、その服よりは目立たぬであろう。帰る時に寄って返してくれれば良い。」

丁寧にお礼を言い、有り難く借りることにした。


この里は、森の外周にあるので、人里には森を抜けた後、草原があり、そして畑が見えてくると教えてくれた。エルフの足で半日ほどらしい。とりあえず今夜は、ここでテントを張って、明日の朝、出発することにした。

長老はそれならと、食材を少し分けてくれた。良い人だ。

食材は、新鮮な野菜だった。この世界に来てから、野菜とか全く食べてなかったので、めちゃ美味かった。キュウリや白菜のような物、レタスみたいな物まであった。それに柑橘類。家の近くには果物は無かった。有ったのは木ノ実、まあ、クリのような物だったからな〜

そう言うと、

「森のどの辺りで暮らしていたのだ?」

と聞かれたので、歩いた日数を言うと、大変驚かれた。どうやらエルフは外周より少し奥までしか入らないらしい。それはこの森が、魔の森だから、あまりにも強い魔物が多いためだとか。

そんな強いのに遭遇した覚えないのだけどな。

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