↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
53/60

運び屋

砦の時計は10時、ボアの子プイと遊んでる場合じゃなかった

屋台組、ダンジョン組、鶏料理組、エリアスは砦を出発した後だ


セバスさん、パトリック、レオン、俺で商人ギルドに行かなきゃならない

保証金5,000万ゼニー積んだせいで商人ギルドのランクも最上位ゴールド会員になった


大商人と呼ばれる人たちの仲間入りをしてしまった訳だが、

今日は何かあるらしいので行ってみる事になった


「セバスさんのお父さんも来るんですよね?、挨拶しないと」


「はい、来ると思いますよ、会の副会長ですから欠席は出来ませんからね」


「なんか苦手だなあ、会合なんて」「俺も」


食堂の一角を事務所にした所でそんな話をしながら出かける支度だ

ポロは回廊の騎士団の人にちょっかい出している、砦の仲間とポロが認めた者だけにかんぬきは落とされる、騎士団の中でまだ数名しかポロは認めていない


「ポロは賢いね」


「ああ、時々バカにされてるような気もするけど」


「だな、不思議なロバだよ」


「セバスさん、4人は多かったですか?」


「大丈夫だと思いますよ」


留守番達に手を振って商人ギルドに向かう、アローラ聖教会の神殿は

今日も忙しそうだ、関係者の出入りが激しい

神殿が面してる街道の反対側も店などが増えた、今も工事中の所は多い


仮の門を過ぎて広場にある屋台は賑わっている、変わった事と言えば

砦商会のトレードマークを入れた看板が新しくなったぐらい


「相変わらず冒険者が多いね」


パトリックが言うと


「領内の他の二つは人が減ってるらしいぞ」


「それぞれにギルドはあるんだよね?、こっちが順番待ち長くなったら

流れていくんじゃないの?」


「こればっかりは分からないね」


なんて話をしながら旧市街屋台街を歩いて行くと商人ギルドだ

二階会議室、いざ突撃!

長机には屋号の入った札が立っている、セバスさんの父親や数人と挨拶して

席に着く

話は物流だ、商人ギルドから商人ギルド、都市と都市を結ぶ物流網を太くしたいらしい

護衛と御者に馬車で運ぶ時代からマジックバッグで荷物を小さくして

馬でスピードと便数を増やしたいという事

例えば馬車なら2日掛かる王都も中間地点で昼に落ち合いお互いの荷物を

交換し、自分のギルドに日帰りという話

宿代も荷物が盗まれるリスクも減る、マジックバッグが大量に要るのだが


「荷物が盗まれたり無くなったらだれの責任になるんですか?」


「荷物は基本送り主でマジックバッグの再調達に掛かる費用は

ギルドと運搬業者が折半になる予定です」


「じゃあ送る方は便が増える分、分割して送ってリスクを減らせという

事ですね?」


「なるほど、送る側の意見か、でも馬車と違って速いし小回りも効くから盗賊から逃げれるよな」



パトリックが小声で言う


「荷物を運ぶ方の運び賃は幾らぐらいですか?マジックバッグ10盗まれたら

5袋分負担でも大金ですよね?見合うだけの賃料は出るんですか?」


俺も聞いてみる


「ん?ああ砦商会さんは冒険者もやってましたね、他のゴールド会員としては

自分の商会で雇ってる冒険者に任せる形になる予定で居ましたけど

自分の所に冒険者が居るなら儲かるでしょうな」


「荷馬車の護衛はBランク冒険者以上なんでそれ考えると悪くない

報酬になると思いますよ」


セバスさんが耳打ちする


「当面は王都便を周5日、一日5便を予定しています、一頭からでもいいので来月から出せる商会は手を挙げて下さい」


「どうするやるか?」


「やろう!」


パトリックとレオンもやりたい様なので手を挙げた、初めは馬一頭

砦の三つ目の柵の中で乗馬はたまに習ってたが大丈夫なんだろうか?

まだ時間はある、特訓だ!


会合も終わり、ポロの実家、馬車屋のハンスさんの所に行ってみる


「こんにちは」


「ああいらっしゃい、ポロは一緒じゃないのかい?」


ロバマニアの先代と今の代表のハンスさんが居る


「ポロは子分と留守番です、ロバ車たまに見ますよ、先代が作ったんですよね?」


「ああ、馬車進入禁止の通りのお陰で好評だよ」


「今日は馬欲しくて来ました、長距離が得意な馬居ますか?」


「馬車は牽かないのかい?」


「はい、マジックバッグって分かりますか?軽い袋何袋か運ぶだけなんで」


「じゃあこの馬がお勧めかな?」


「セバスさんに任せますよ」


丸投げである、馬車も乗馬も長けてる人に選んでもらうのが一番だ


「いい馬ですね」


「じゃあこの馬下さい、お金下ろしてきます鞍とで幾らですか?」


「250,000ゼニーだね、鞍はサービスだよ、すっかり商人の買い物の

仕方だねハハハ」


ハンスさんが笑ってる、商人ギルドは近い、金貨下ろすのと試乗を兼ねて

セバスさんに走って貰った


小さな馬車こと、ロバ車を見ながらロバ談議に花を咲かせていると

セバスさんが帰って来た


「素直ないい馬ですね」


セバスさんは馬好きだ、気に入ったようだ

好きに走って砦に戻ってもらう事にして三人は歩いて砦に戻る


旧市街の屋台街で買い物をして砦に戻った

昼は食堂で食べて事務所でこれからの相談だ、なんか商人みたいだな


年少組はクッキーを焼いている,いい匂いだけが流れてくる


「荷物運びが良かったら馬も増やしていいだろうね」


「ああ、何日も出たっきりになる馬車の護衛よりはいいだろう、依頼者と馬車守りながら戦うんなんて

大変な仕事に比べたら全然いいよな」


パトリックのいう事はもっともだ、二人頷く


「そういや風呂掃除って最後にしたの何時だっけ?」


レオンが言い出す


「さああ、知らんな」ハモッた


というわけで日常業務の終わった三人で風呂掃除、プイとポロが覗きに来たから二匹とも洗った

新しいお湯を張り一番風呂に3人で入っていると年少たちが乱入してきた


この子らの仕事の為にも働ける場所は作らないとと思う三人だった





いつもお読みいただきありがとうございます

PVだけでも励みになあります

ブックマーク、リアクション、嬉しいです

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。