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王都4日目、海

公爵邸別館、客間の時計は4時

窓の外を見ると何時も早起きなエド、サロモ、クリスは表で

寸止め組手の真っ最中、ロゼは婦人の薔薇の手入れを見ている、当然アルマさんは隣に、第一騎士団達は少し離れたところで警戒してる


「おはよう、サロモとクリスは延長戦か?」


「アレン兄ィ、おはよう、そんなところ」


「エド、昨日は惜しかったな、でも2位だからな、大したもんだよ」


「気にしてないよ、今日は海だろ?海にも屋台街はあるのかな?

イカ美味かったし」


「さあ俺たちも組手やるか、掛かって来い!」


「勝負!」


マリーの昨日の技をやって見たくなった、棒を伸ばし振る、さあどうする?

棒を叩き落しに来ない、読めた!


「はい、みぞおちに入りました」


「マリーの真似しようと思ったんだけど兄ィには勝てないか、もしかしてバレてた?」


「バレバレだな、俺には通用せんぞ!ハハハ」


マリーの真似しようとしてるのはすぐ予想がついた、考えてた事は同じだった

パトリック、レオンも出て来て型稽古と剣の素振りをして一度部屋に戻る


 ---食堂ーーー


「聞いたよ、四人で上位独占したんだって?」


「はい、おかげさまで」


オルレイン公爵は夜遅い、朝は夫人と一緒に別館まで来てくれるが

何時間寝てるんだろう?


「やっぱり要塞攻略訓練所に住んでるのもいいのかな?

ロゼさんは今日何するんだい?」


「今日は皆で海見に行くの」


「そうですか、色々見ておくのも将来の為にもなるしね、お弁当は

用意しようか?」


「いえ、今日は海で何か食べると思うので結構です」


「港の鶏料理も有名だよ、アルマさんが案内するから心配はいらないね」


「はい、お任せください」


食事も終わり、公爵の馬車を送ってたら全員で出かけた


「兄ィ達、今日の昼は優勝者のマリー様がおごろうか?」


「調子に乗って使ってるとすぐ無くなるぞ」


「他の三人はギルドで貯金して金1ずつしか持ってないからな」


「レオン兄ィ、なんでばらすんだ?」


「ところで新しい棒はみんな持ってないんだな、勿体ないのか?」


「あれはあたしが持っても重いからね、少しずつ慣らさないと使えない」


「そうそう、マリーも分かってんじゃん」


街の石柵の中に港はある、広い石畳を歩いて行くと海が見えた


「ほら、ロゼさん海が見えてきたよ」


「わあ、光ってるね」


朝日に照らされて海は光っている、レンガ造りの大きな建物の間を抜けると港に着いた、大きな船が帆を張り港を出ていくところだった


「凄い景色だな」


「ああ。独特な匂いがするけど、これが海の匂い?」


レオン、パトリックもテンションが高い、俺もか


「ここが交易の玄関みたいなものね、エルフの国、ドワーフの国、

最近じゃ獣人の国とか」


こうえきって何だろう?


「こうえきってなに?」


「物の売り買いをする事よ、例えばドワーフの商人は鉄製品を売りに来る、

帰りは魔道具とか買っていくわね」


ロゼのお陰で勉強になった


ロゼが口を開けて固まった、他種族も居るからじろじろ見ない事とアルマさんに教わってたから皆平静を装っていたがロゼは猫耳を見つめてる

視線に気が付いた猫人族の親子がロゼに近寄って来る


「こんにちはだにゃー、お嬢ちゃんは猫耳見るの初めてかにゃ?」


「うん、可愛いね」


小さな子を連れてるお母さんに話しかけられて、子供の方をじっと見た

三才ぐらいかな、お母さんの足にしがみついている


「これあげる、おいしいよ」


小さい子の方にクッキーをあげると一緒に食べ始めた


「あら、ありがとう、お礼をいいなさいにゃー」


「ありがと」


「それじゃあ」


お互い会釈して親子は行ってしまった


「あっちなら海のそばまでいけそうじゃない?」


我に返ったクリスが指さす、ああいうのを砂浜って言うんだよ、全部砂なんだとアルマさんが言う、みんなで行くと足元はサラサラだった


「これなら投げられても痛くないね」


「え?」


マリーに投げられたサロモが笑ってる


「ハハハハハ、確かに痛くないね」


ロゼはと言うと貝殻を拾ってる、みんなそれぞれ海を楽しんでたが

始まった、腹が減ったの連鎖


「有名な鶏料理ってどこにあるんですか?」


「近いわよ、行ってみる?」


「イカも食べたい」「貝も食べたい」


「じゃあ鶏料理の店の後屋台でどう?」


激しく首を縦に振るエドたち


「いい匂い」「広い店だね」


レンガ造りの大きな建物の鶏料理の店は大人数でも大丈夫なテーブル席が多い

一番奥の壁際の席に案内してもらい騎士団の人も一緒に食べてもらう

注文はアルマさんにお任せだ


「これは美味そうだな」「うん、口の中の唾がやばい」


「いただきます」


「うま、、、うま、、」


「馬じゃなくて鶏だよ」


クリスにサロモがつっ込む、なんとも香ばしいカリッとした皮と肉汁たっぷりの肉がまた美味過ぎる、これが銅1鉄2、1,200ゼニーだ

冒険者に人気の出そうな味とボリューム、閃いた


「この穀物、何でしたっけ?」


「これは米ね、エビとか海の物と一緒に炊いたのも人気あるわ」


「結構混んできましたね、港町で鶏肉って言うのが意外です」


「船では鶏よく食べるから食べ慣れてんでしょうね、何週間も陸と離れるから船で鶏を飼うのは定番ね、痛みかけた野菜とかあげてれば籠で飼えるでしょ?〆れば何時でも新鮮な肉が食べれる」


「なるほど、船と鶏はそういう関係なんですね」


食べ終わって外に出ると今度は屋台街、満腹のはずが匂いでまた腹が減る


「食べ過ぎたな」


レオンが腹を出してペシぺシ叩いてる


「アルマさんお勧めの魔道具屋に行きたいです」


「行きたーい」


魔道具屋か、これは外せないな、腹ごなしの散歩にも丁度いいだろう

着いた先は冒険者ギルドのそばだった、当然そうなるか、

一番の客は冒険者なんだろう


「宮廷魔術師の人が使ってる収納魔法的なものって無いですか?」


「あるわよ、マジックバッグ、この辺がそうね容量で値段が変わるわ」


「この150万のやつと700万のじゃ容量が4倍以上違うって事ですか?」


パトリックが聞いてるが俺は数字は良く分からない


「そうね、700万のがポロ君の荷車の倍ぐらいになるのかな、多分」


是非とも買って帰りたいな、幸いお金はすぐにおろしに行ける


「奥の手があるから数だけ先に決めてみて」


「屋台と狩りで二つは欲しいよね?」「そうだな買い出しはポロ居るし」


「150万のじゃ屋台の荷物は入らないって事?」


「まあ普通ならね、150万の二つ買えばいいわ」


「奥の手が何なのか分からないけど150万の2つでいいんですか?」


「ほんとに2つでいい?」


「3つがいいのか?」「冒険者登録できた人数も増えたし3つだな」


「俺下ろして来るわ、450万でいいんだな」


俺とパトリックはギルドに走った、パーティー口座は高額になると二人いないと下ろせない


「パーティー口座から金450おろします」


「お二人のタグ拝見します」


「ハイお確かめください」


50枚が一本に纏められたのが9本、はい確かに


「じゃあ買って帰りますか?」


「このマジックバッグ3つちょうだい!」


「アルマ様、お久しぶりですね」


「ほんとね、チョットサービスしてくれてもいいのよ」


「アルマ様には敵いませんね、420万ゼニーこれが限界です」


おっ!安くなったみたいだ


「こうしてマジックバッグ3枚買って帰った」


別館に戻るとメイドさんが紅茶を出してくれた、しまったお土産、、


「これ皆さんでどうぞ」


レオンが袋をメイドさんに渡してる、抜け目の無い男だ


「じゃあ始めるわよ、マジックバッグ並べて」


何処にしまってたのか分からないが杖が出てきた、テーブルの上に置いてある

マジックバッグのそれぞれの上に魔法陣


「おおカッコいい!」「すげー!!」


「おおお!」


魔法陣がマジックバッグに吸収されたように消えた


「容量5倍、耐久値5倍にしておいたわ、これで50年ぐらいは使えるんじゃない?」


「おお凄い、まるで魔法使いみたいだ」


「れっきとした魔法使いなんですけど?石にしてあげようか?」


「冗談ですよ、凄い魔法使いなのは知ってますから」


パトリックが石になったら持って帰るのが大変だ


あっそうか!マジックバックに入れればいいんだ!



俺も賢くなったもんだ











お読みいただき有難うございます

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