ゴブリンスレーヤーズ
初投稿から一月経ちました、思ってた以上に、沢山の方に読んでいただき感謝申し上げます
コッケコッコー コッケコッコー
コッケコッコー
砦の時計は5時を少し過ぎている
中央の建物の使い方が少し変わった、男が2階、女は3階
ピッカーの4人も加わり、人がまた増えたからって言うのもある
「おはよう」「おう、、、」
Fランクの新入りはエスコ、クスター、ヴェサ、タビーの四人だ
領内を流れる大河の下流、漁業を生業とする集落の出身だ
新ダンジョン発見を聞きつけ集落を出てきた
「さあ、柔軟から始めるよ!」
「4人には地獄の始まりだ」
「ぎゃあああ!」
慣れたもので他の連中は世間話をしながら、我関せず
「鶏も増えたから卵付きも良く売れるよな」
屋台の話だ、売るほど増えた卵は肉パンに注文があれば乗せている
鉄貨2枚料金追加で鉄9になる、冒険者はこぞって買っていった
「窯も増えて日に金20だっけ?まあまあだよな」
「二人来てる人はどうなんだ?」
「ぎゃあああ!!!」
「頑張ってるよ、二人とも客商売の経験者だしな」
「じゃあもう一番隊抜けれそう?」
必ず一人1番隊が屋台に行っていたが、砦の留守番に回る事にした
砦に来る客も増えたし、屋台のある広場は治安もいい
「チョ、ギャアアア!!」
「うん、いつでも大丈夫じゃないか?今日までにする?」
「2番隊、屋台は任せていいな?」
「大丈夫、変な客も居ないし、もし来たら返り討ちにしてやるよ!」
さて、屋台の話もついた事だし走り込みだ
新入りには一番きついのはこれだろう
「お先に!」
明らかに自分より小さい子に置いて行かれる
階段は降りる時に一段も踏まない、一番上から飛び、棒を着いて手を滑らせ
ながら衝撃を逃がして着地、これが標準的な階段の飛び降り方だ
「ハアハアハア、、、」
必死について行く気でいるのが大事だ、頑張れ
その後は、棒術の型、木剣で素振り、年少も何人か混ざってる
組手は大会出場者を中心に相手をする、ヒール掛けるのが忙しい
その後は風呂に入って朝飯だ
ーーー食堂ーーー
タマゴと腸詰を焼いたもの、パンにスープが今日の朝飯だ
「いただきます!」
「漁師町の4人も、もう少し鍛錬積んだら魔石は均等分配だからね
勿論、魔物とも戦ってもらう」
「ほんとに?俺頑張る」「うんうん」
「でもこれは内緒だからね、誰にも言わない事」
「分かったよ、口が裂けても言わない」
「サンナの柔軟でも?」
レオンがふざける
「それは白状しちゃうかもしれないなハハハ」
サンナも笑ってる、明日どうなるかは大体予想できる
今じゃ古株のポロが窓から「甘いな小僧」と不敵な笑みを浮かべてる
そのサンナも今日は屋台、アル兄ィの4人も地元の知り合いの紹介で
ピッカーを4人使う事になって、砦の前まで来てる
中級冒険者も、ピッカーが居れば二階層の方が稼げるし安全だ
こうして16人ゾロゾロ喋りながらダンジョンに向かう
「おはよう、ゴブリンスレーヤーズ」
ダンジョンの受付だ、今日は20分ぐらい待ったが順番が来た
「おはようございます、ゴブリンスレーヤーズですか?」
「二つ名ってやつだな、あんまり格好良くはないがアハハ」
「街には夜行ってないんだろ?魔道具で見違えるぐらい夜も明るいぞ」
「そうなんですね、クエストも最近やってないしなあ」
ダンジョンに入る、目的地は第2階層
板を置き、攻略開始だ、ピッカーの四人も剣は背中、手には棒で革袋は腰だ
「棒あると魔石拾う時、楽ですね」
「前にかがんだ時、支えになるからな」
そんな話も終わり、ゴブリン撲滅大会が始まる
手の中で棒を遊ばせながら、長さを調節するスピードは速い
ほとんど走ってる状態でフェイントすら使わなくなってきた
一瞬顔に棒先を向けるだけでゴブリンは顔をガードしようとする
弧を描くような軌道にするだけで一振り、無駄がない
後ろのピッカーも遅れてない、倒し方を見る余裕まである
「今日も快調だな」「突然強いのが出てきたりはしないのかな?」
「みんな同じ動き、同じレベルだよなゴブリン」
そろそろ終点か、体内時計では1時間ぐらい、疲れはない
「終点だな、ちょっとでかいゴブリン」
「レオン、一人でやってみるか?」
「それもいいな、じゃあ行くわ!」
「タアアア!」
「ギヤアアアア」
こん棒を持つ手を叩かれ悲鳴を上げるちょっとデカいゴブリン、
落としたこん棒を拾いに腰をかがめた瞬間、眉間に棒が入る
光の粒子と一緒に消えていった
「上出来じゃないか?次は俺な」
「最近突きの威力が上がってる気がするんだよな」
「二人とも凄いですね」「全くだ」
「すぐこれくらいは出来る様になるよ、その為の鍛錬だから」
水だけ飲んで戻ると通路は騒然としていた、ケガ人が出たらしい
「おう!アレンこっち来てくれ!」
知らない顔の冒険者だが頭から血を流し、ぐったりしている
ゴブリンのこん棒が、頭に当たったらしい
「ヒール!」
こんな重いケガに使った事は無いが大丈夫だろうか?
「う、うううん」
良かった、何とか助かったみたいだ、意識もはっきりしてきた
「大丈夫か?少し休んで帰った方がいいかもな」
「ああ、油断してたわ、有難う、いくら払えばいい?」
「いや、金はいいよ」
「すまんな、助かるよ」
メンバーの肩を借りて出口に歩いて行った、俺たちも他人事じゃないな
パチパチパチ
拍手が起こる、何だか恥ずかしいな
昼時という事もあって他の冒険者達も昼飯を食べ始めた、どういうわけか
真ん中の通路には魔物は出ない、不思議なことには慣れてるが、不思議だ
食後にもう一本クリアしてから狩場に向かった
16人が狩場に向かうが多過ぎじゃないだろうか?
「ここは狩りに慣れたものだけで行かないか?」
ジャック兄ィの提案で一番隊からはエリアスだけ参加、アル兄ィ以外のアル兄ィパーティーメンバーで4人
仕留めたら運ぶのだけ手伝う事になった
「みんなタフですねえ、漁師育ちより猟師の方が全然強い」
「川は魔物居なかったの?」
「居ますよ、トカゲ系のが、でもやつらは魚食うばかりで人間を襲ってくる事
は少ないですからね」
小川の解体場で待つこと一時間、ウサギとボアを担いで猟師チームが帰って来た
「呼びに行くほどでもないな、って事で担いできた、まだ若いから美味いぞ」
そう言うと血抜きを始める、相変わらず鮮やかなナイフ捌きだ
足を縛り棒を通して一頭を4人で担ぐ、ボアが二頭とウサギが6羽
帰ったらいつもの焼き肉大会なのは、言うまでもない
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