↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
46/56

第44話 始まる、ノンストップバトル!

「「くっ……!」」



「「っ……!」」



「「「っ……!」」」


 ダンジョンに足を踏み入れた瞬間、七人は転移技能陣によってダンジョンのどこかに転移させられてしまった。


「ここは……?」

「この壁……多分、五十階層だと思う」

「さすがハイルですね」


 ハルとイリンが同じ所に転移してしまい、その場所は五十階層。



「なんなんじゃ! ビックリするではないか!」

「ここ……多分三十階層だ」

「なぜ分かる?」

「仲間に、壁に詳しい子がいてね。壁を見たり触ったりすればここがどこの階層なのか分かるんだ。この壁の感じ、多分三十階層だと思う」


 クロハとテルハが同じ場所に転移してしまい、場所は三十階層。



「何ワンッ!? 何ワンッ!? 何ワンッ!?」

「ミルルちゃん、落ち着いて。大丈夫だから」

「ここは……この壁の感じ、確か……あっ。ここ、二十階層だ」


 ミルル、リアン、ミュリンが同じ場所に転移してしまい、その場所は二十階層。


 ミュリンがハイルから教わった事を覚えていた為、何階層なのかが分かった。


「でも、どうしていきなり転移なんて……」

「入口に転移技能陣なんて、本来ならありえねぇよな」

「それを踏んで、騎士団達は帰ってこれなくなった……?」


 リアンとミュリンが話していると──、


「それだけじゃないワン……!」

「「? っ!?」」


 ミルルの言葉を聞き、二人がミルルの視線の先を見ると、そこにはモンスターの大群が。


「な、なんだよこの数!?」

「百……千……いえ、それ以上はいますね」

「こいつら倒さないと、ハル様とは合流できないワン?」

「おそらく」

「じゃあ、倒すワンっ!」

「それしかねぇよな! 武(ぶ)能(のう)・撃(げき)斧(ふ)!」


 ミュリンがミルルの隣に並び立ち、技能を使用。


 自身の体躯を遥かに超える大きな斧を出現させる。

 そして、それを軽々と振り回し、敵に向かって構える。


「リアン!」

「えぇ。私も戦いますよ。剣(けん)技(ぎ)の技能・アス=(ト)リア」


 リアンが技能を使用。

 不思議な剣先をした剣を出現させる。


 その剣は、大きさ的には普通の剣で、誰でも扱えるようなサイズ感、重量感だった。


「この剣の真髄(しんずい)、あなた達に見せることになるのか、試させてもらいます!」

「うっしゃー! 行くぜ!」

「はい!」「ワンッ!」


 こうして、ミルル、リアン、ミュリンの戦いが始まった。




「我に喧嘩を売るとは、いい度胸をしておる」


 三十階層にいるクロハ、テルハの前にも、ミルル達と同じようにモンスターの大群が現れていた。


「早くハル君と合流しなきゃいけないの。あなた達はさっさと退いて!」

「クロハ、足を引っ張るなよ!」

「それはこっちのセリフ!」


 クロハとテルハも、モンスターの大群に怯まず、戦闘を開始した。




「こ、こんなに多いと、さ、さすがに怖いですね……」


 五十階層にいるハル、イリンの元にもモンスターの大群が現れていた。


 イリンは元々、前線に出るタイプではなく、さらにモンスターに対して “トラウマ” がある為、大群のモンスターを目の前にして足を震わせていた。


「イリン、大丈夫だ。俺がいる」

「ハイル……」

「イリンの事は、俺が守るから」

「……………またそうやって一人でなんでもやろうとして」

「え……? 痛っ!?」

「ハイルの悪い癖ですよ、それ」


 イリンの前に立つハル。

 しかし、イリンはすぐにハルの隣に並び立ちハルにデコピンをする。


「で、でも……」

「私だって、強くなったんです。昔の私じゃない。後ろで守られてばっかりの私じゃないんです。それに、今は私がサポートしないと、ハイル、すぐに倒れちゃうでしょ?」

「そ、それは……」

「ふふ」

「イリン?」


 イリンがハルの手を握る。


「あなたがいれば、私はなんでもできます。どんな恐怖も、乗り越えられます!」

「イリン……分かった! 二人で行こう!」

「はい!」


 イリンは杖を、ハルは剣を構え、モンスターの大群との戦闘を開始した。



 ☆ ♡ ☆


「あは! あはは! あはははは!!! 始まった始まった! これが罠だとも知らずにさー!」

「ヘルズダール様」

「何? エリドリアス」

「こちらも準備が整いました」

「ん。じゃあ、始めて」

「はっ」


 ダンジョンのとある場所。


 そこに、大きなモニターのようなものがあった。

 そのモニターには、ハル達の戦う姿が映っている。


 そのモニターを見ているのは、ヘルズダールだった。


「さぁ、ついに始まるよ! 一人の人間を狙った、奪い合いゲームが!!!」


 デルビーズは、モニターを見ながら嬉々として叫んだ。


 一体、これから何が起こると言うのだろうか。


 ハル達は、無事にモンスター達を倒し、ダンジョンから出る事ができるのだろうか。


 狙われたハルはこれからどうなるのか。


 敵の企みは一体。


 動き出す帝国や王国、それぞれの思惑とは一体。


 姿を消したガイルは今、どこにいるのか。何をしているのか。




 その全ては、ここから始まる。

【第一部】、完結です……!!!


 この作品に出会ってくださった皆様! ここまでお読みいただき、誠にありがとうございます……!!!


 皆様がいたから、ここまで書き切る事ができました! 本当にありがとうございます……!!!


 ですが、ここまではほんのスタート地点に過ぎません。

 この作品は、ここから始まります。

 ここからが本番です!


 もしよろしければ、この先もこの作品にお付き合いいただけますと幸いです……!


【第二部】からはさらに盛り上がってまいりますので、楽しみにしていてくださると嬉しいです……!


【第二部】の投稿日はまだ未定なのですが、できるだけ早く投稿したいと思っておりますので、ここまでお読みいただけて、「面白い!」「続きが気になる!」と思っていただけましたら、ブックマークやご評価をしていただけますと幸いです……!

(追記:【第二部】の投稿日は2026年9月6日の日曜日、午前7:00からになります! 毎週日曜日に一話ずつの更新となりますので、9月から毎週日曜日を楽しみに待っていてくださると幸いです……!)


 ここから更に盛り上がっていくエスパを、今後とも何卒、よろしくお願い致します……!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。