↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
21/24

## 第20話「決戦前夜」

決戦まであと1日。


朝の光が差し込む中、俺たちは学園の作戦室に集まっていた。


奪った統制局のデータを、全員で分析している。


「記憶統一計画…」


鈴音が画面を見つめながら呟く。


「全人類の記憶を一つに統合するなんて」


「具体的にはどうやって?」


真田先輩の質問に、美咲が答える。


「始原の記憶を完全覚醒させて、そこに全ての記憶を集約する」


「そして」


俺が続ける。


「その鍵が、俺の記憶喰らいの力」


===================================

【記憶統一計画・詳細】

第一段階:始原の記憶の完全覚醒

第二段階:記憶喰らいの力で全記憶を吸収

第三段階:風間十蔵が統合された記憶を支配

最終段階:全人類が一つの意識体となる


必要なもの:

・始原の記憶(統制局が既に入手)

・記憶喰らいの力(朝倉蒼)

・膨大な記憶エネルギー(記憶結晶塔から供給)

===================================


「狂ってる」


ジンが吐き捨てるように言う。


「個人の記憶は、個人のものだ」


「でも、風間にとっては理想なんでしょうね」


鈴音が苦い顔をする。


「争いも、悲しみも、すべてなくなる」


「それは、人間じゃない」


俺は断言した。


「記憶があるから、俺たちは俺たちなんだ」


その時——


コンコン


ドアをノックする音。


「どうぞ」


入ってきたのは、学園長だった。


「みなさん、準備は進んでいますか?」


「はい、なんとか」


「それは良かった」


学園長が微笑む。


でも、その表情には憂いがあった。


「実は、お伝えしなければならないことが」


「なんですか?」


「明日の決戦…学園は中立を保ちます」


「!」


「理事会の決定です。これ以上、学園を巻き込むわけには」


「でも——」


「ただし」


学園長が俺を見つめる。


「個人的に、応援しています。頑張ってください」


そう言って、何かを置いていった。


===================================

【アイテム入手】

『学園長の記憶結晶』

効果:使用者の全能力+30%(10分間)

説明:学園長の若き日の戦いの記憶

===================================


「これは…」


「私にできる、精一杯の支援です」


学園長が去った後、重い沈黙が流れた。


「仕方ない」


真田先輩が口を開く。


「俺たちだけでやるしかない」


「でも、5人じゃ」


『6人よ』


Systemの声が響く。


『私も、戦うわ』


「System?」


『明日、私の正体も明かす。今は…準備して』


### ◆◇◆


午後。


俺は一人で病院を訪れていた。


決戦前に、葵に会っておきたかった。


「お兄ちゃん!」


病室のドアを開けると、葵が笑顔で迎えてくれた。


もう、ベッドの上じゃない。


椅子に座って、本を読んでいた。


「元気そうだな」


「うん!もうすぐ退院できるって」


「そうか…よかった」


俺は葵の隣に座った。


しばらく、他愛のない話をする。


でも、葵は何か感じ取ったようだった。


「お兄ちゃん、何かあるの?」


「…………」


「危ないことするの?」


鋭い。


妹の勘は、時に恐ろしいほど当たる。


「大丈夫だよ」


「嘘」


葵が俺の手を握る。


「お兄ちゃん、嘘つくとき目が泳ぐ」


「…………」


「でも、いいよ」


葵が微笑む。


「お兄ちゃんがやらなきゃいけないことなんでしょ?」


「葵…」


「だから、これあげる」


葵が新しいお守りを差し出した。


「前のより、パワーアップ版!」


===================================

【アイテム入手】

『葵の新しいお守り』

効果:

・HP自然回復量+20%

・精神攻撃完全無効(1回)

・致命傷を1度だけHP1で耐える

説明:妹の祈りが込められた最強のお守り

===================================


「ありがとう」


「絶対、帰ってきてね」


「ああ、約束する」


葵を抱きしめる。


この子のためにも、必ず生きて帰る。


### ◆◇◆


夕方。


記憶守護協会から連絡が入った。


「明日の作戦について、最終確認をしたい」


セラフィムからの直接通信だった。


『我々も全面的に協力する。ただし——』


「ただし?」


『風間十蔵は、我々でも手に負えない相手。十分注意して』


レベル70。


今の俺たちでは、正面から戦っても勝ち目はない。


『でも、方法はある』


「なんですか?」


『始原の記憶を、先に無力化すること』


なるほど。


始原の記憶がなければ、計画は実行できない。


『場所は分かっている。記憶結晶塔の最上階』


「わかりました」


『それと、朝倉蒼』


「はい」


『予言の子として、一つ忠告を』


セラフィムの声が、急に優しくなった。


『力に溺れないで。あなたの本当の強さは——』


通信が途切れた。


「本当の強さ…」


### ◆◇◆


夜。


決戦前の最後の夜。


俺たちは、学園の屋上に集まっていた。


「乾杯」


真田先輩が缶ジュースを掲げる。


「明日の勝利を祈って」


「乾杯!」


みんなでジュースを飲む。


ささやかな、でも大切な時間。


「なあ」


ジンが口を開く。


「明日、どうなると思う?」


「勝つさ」


真田先輩が即答。


「俺たちなら」


「そうね」


鈴音も頷く。


「ここまで来たんだもの」


「うん」


美咲も微笑む。


「みんなとなら、大丈夫」


俺は、仲間たちの顔を見回した。


===================================

【パーティーメンバー最終確認】


朝倉蒼 Lv.44

HP:800/800

MP:650/650

筋力:A|敏捷:A|知力:S|精神:S|幸運:A


白石鈴音 Lv.37

HP:450/450

MP:550/550

筋力:C|敏捷:B|知力:A|精神:A


真田剛 Lv.48

HP:950/950

MP:400/400

筋力:S|敏捷:A|知力:B|精神:A


クラッシャー・ジン Lv.48

HP:900/900

MP:500/500

筋力:A|敏捷:A|知力:C|精神:B


神楽美咲 Lv.???

能力解放率:87%

HP:???

MP:???

===================================


「ありがとう、みんな」


俺は立ち上がった。


「俺と一緒に戦ってくれて」


「何を今更」


「水臭いぞ」


「仲間でしょ?」


「相棒だろ」


みんなの言葉に、胸が熱くなる。


「明日、必ず勝とう」


「おう!」


全員で拳を合わせる。


その時——


ゴゴゴゴゴ


地面が震えた。


「なんだ!?」


見ると、記憶結晶塔が不気味に輝き始めていた。


『始まったわ』


Systemの声が緊迫している。


『予定より早い。風間が動き出した』


「まだ明日のはずじゃ」


「関係ない」


俺は拳を握った。


「行くぞ!」


### ◆◇◆


記憶結晶塔へ向かう道。


既に統制局の部隊が展開していた。


「予想通りね」


鈴音が冷静に分析する。


「正面突破は無理」


「じゃあ、どうする?」


その時——


「道を開ける!」


空から、記憶守護協会の部隊が降下してきた。


ガブリエルが先頭に立っている。


「君たちは塔へ!ここは我々が引き受ける!」


「でも——」


「早く行け!時間がない!」


統制局と守護協会の部隊が激突する。


その隙に、俺たちは塔へと走った。


===================================

【記憶結晶塔】

高さ:1000メートル

階層:100階

最上階:始原の記憶保管庫


現在の状況:

・統制局が占拠

・記憶エネルギー充填率:87%

・あと13%で計画実行可能

===================================


「エレベーターは使えない」


美咲が確認する。


「階段で行くしか」


「100階を階段で!?」


「いや」


俺は新しいアイデアを思いついた。


「美咲、飛べるか?」


「え?」


「戦闘形態なら」


美咲が頷いた。


次の瞬間、美咲の姿が変わった。


===================================

【神楽美咲・戦闘形態】

背中に光の翼

全身が淡い光に包まれる

戦闘力:測定不能

===================================


「凄い…」


「恥ずかしい…」


顔を赤らめる美咲。


「でも、全員は運べない」


「俺と美咲で先行する」


決断を下す。


「真田先輩たちは、階段で」


「おいおい、置いてけぼりか?」


「すぐ追いつく」


ジンが頷く。


「わかった。先に行け」


「気をつけて」


鈴音が心配そうに言う。


「ああ」


美咲に抱えられて、俺は空を飛んだ。


塔の外壁を、猛スピードで上昇していく。


下では、まだ戦闘が続いている。


そして、上では——


最上階の窓から、不気味な光が漏れていた。


「あれは…」


「始原の記憶が、起動してる」


まずい。


急がないと——


ガシャァン!


窓を突き破って、最上階に突入した。


そこには——


「ようこそ、朝倉蒼」


風間十蔵が、悠然と立っていた。


その後ろには、巨大な光の球体。


始原の記憶だ。


「待っていたよ」


風間が微笑む。


「さあ、始めようか。新しい世界の創造を」


決戦の幕が、上がった。


===================================

【第20話終了時ステータス】


朝倉蒼 Lv.44

HP:800/800

MP:650/650

筋力:A|敏捷:A|知力:S|精神:S|幸運:A


所持スキル:

・記憶喰らい Lv.5

・記憶武装化 Lv.4

・記憶探査 Lv.4

・記憶変換 Lv.1

・限界突破 Lv.1

・記憶共鳴 Lv.1

・始原の加護 Lv.1

・記憶の王道 Lv.1

・心の盾 Lv.1

・記憶編集 Lv.1

・記憶同調 Lv.1

・身体強化 Lv.2


称号:

・慈悲深き喰らい手

・学園の新星

・闘技場の新王

・妹思いの兄

・予言の子

・絆を力に変える者

・始原の鍵


所持アイテム:

・葵の手作りお守り

・葵の新しいお守り(NEW)

・守護の記憶結晶×1

・学園長の記憶結晶×1(NEW)

・記憶兵器試作品×3


状況:

・記憶結晶塔最上階

・風間十蔵と対峙

・始原の記憶起動中

・仲間は階段で上昇中

===================================

【更新予定】

毎日更新を目指します!

最低でも週5は更新したいと思ってます。

【お願い】

★(評価)や感想をいただけると、作者のMPが回復します!

特に感想は、次話を書くエネルギーになります。

「ここが良かった」「ここはこうして欲しい」など、どんなことでも嬉しいです!


批判的な意見も大歓迎です。

初心者なので、皆様のご意見で成長していきたいと思ってます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。