↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
悪役令嬢は、嘘だけはつかない ~悪気はございませんの~  作者: 桜野結
第8章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
48/67

第43話 いいえ、も、嘘はつけませんのよ

 謁見の間の音が、ひとつ抜けた。


 抜けたのは、五十人ぶんの息である。五度「はい」と言った客が、六度目に「いいえ」と言った。誰もが、六度目も「はい」だと思っていた。


 リリアーヌの顔は、動かなかった。


 動かないまま、内側だけが跳ねている。跳ねて、押し込もうとして、押し込めない。昨夜から一度も乱れなかった色が、はじめて形を失いかけていた。


   ◇


  ――触れた。触れたはず。


  ――肩に、確かに。


 確かに触れている。そこは嘘ではない。この娘が知らなかったのは、何が触れたかであった。


「……触れておらぬ、と」


 王太子が言った。


 紙を握ったまま、王太子はヴィオレッタのほうへ一歩出た。紙の上に、この問いへの続きは書いていない。書いていない問いを、この男は自分の口で継ぐしかなかった。


   ◇


「では、何が触れたのだ」


 ヴィオレッタは、答えなかった。


 答えずに、王妃のほうを見た。はいか、いいえで答えよと言われている。何が、と問われて、はいもいいえもない。


 王妃が、小さく息を吐いた。


「殿下が、開いてお尋ねになった」


   ◇


 王妃は、息子のほうを見なかった。


「開いた問いには、開いてお答えいただいてよろしい。作法は、お客人を守るためのものです。問う側が開いたなら、閉じておく理由はございません」


   ◇


「袖でございますわ」


   ◇


 ヴィオレッタは、それだけを言った。


「シャルロット様の袖の端が、リリアーヌ様の肩に触れました。手ではございません。あの間合いでは、手は届きませんもの」


 謁見の間が、揺れる。


 王太子の顔から、残っていた安堵が抜けていった。紙を持った手が下がる。下がった紙の端が、かすかに震えていた。


   ◇


「お客人」


 王妃が、立ち上がりかけて、やめた。


 やめて、座ったまま身を乗り出す。内側の疲れていた色の下から、別のものが上がってきていた。この人は、筋の通った話を聞くのが好きなのであろう。好きなものを聞ける場が、宮廷ではめったにない。


   ◇


「この母が、問います。昨夜ご覧になったことを、はじめから、見たとおりにお聞かせくださいまし」


 マリアンヌは、東の壁際に立ったままであった。


 主人が五度「はい」と言うあいだも、六度目に「いいえ」と言うあいだも、この侍女は一度も身じろぎをしていない。身じろぎをすれば、主人の答えに色がつく。侍女が震えれば、主人が何かを隠していると見られる。それを知っていて、石のように立っていた。


   ◇


 開いた問いである。


   ◇


 王妃が開いた以上、閉じておく理由はどこにもなかった。


 ヴィオレッタは、どこから話すかを一瞬で決めた。


 はじめから話す。先ほどの五つの「はい」を、一つも崩さずに、その間を埋めていく。はいは全部本当であった。本当のものを壊す必要はない。足りないところを足せばよかった。


   ◇


「すれ違う前に、シャルロット様は道をお譲りになろうとして、右へ半歩お寄りになりました」


 石段には幅がある。お二人が並んでも、まだ余る。それでも、上がってくる方に真ん中を譲った。ヴィオレッタは、それを淡々と述べた。


   ◇


「リリアーヌ様も、同じ側へお寄りになりました」


 ざわめきが、止まる。


 お譲りになった側へ、とヴィオレッタは付け足した。空けられた真ん中ではなく、と。


「それで、袖が触れましたの。ただ、リリアーヌ様は、袖が触れる前に、ご自分で重みを後ろへお移しになっておいででした」


   ◇


 謁見の間が、音を失う。


 段を上がる者は、ふつう重みを前に置く。前に置かねば、足が上がらない。それが、あのときだけは後ろにあった。袖が触れる、ほんの半歩前から。


「……見えるはずが」


 リリアーヌの声が、かすれていた。


「夜で、灯も少のうございました」


「石段には、灯がございましたでしょう。あなたが、とても綺麗だから見においでと仰った灯が」


   ◇


 娘の顔から、潤みが引いていく。


「それから、落ちる前に、リリアーヌ様は一度、下の段をご覧になりました。落ちる先を、確かめるように」


 人は、落ちるとき上を見る。つかまるものを探して、手を伸ばして、上を見る。下を見るのは、落ちる前から落ちることを知っている者だけである。


 ヴィオレッタは、そこだけ少し声を落とした。


   ◇


「三段で、お止まりになりましたわ。石段は二十段ございます。中ほどから落ちて三段で止まるには、ご自分で止まらねばなりません。止まるために、左の手をおつきになりました」


 いま布をお巻きになっている、その手でございます、と付け足す。


   ◇


 リリアーヌが、左の手首を胸に引き寄せた。


 引き寄せたのは、痛むからではない。見られたくないからである。この娘の内側は、昨夜はじめて見たときと同じ一語に戻っていた。


   ◇


  ――計算。


   ◇


 ただ、今度は数えている中身が違う。


   ◇


  ――どこで、間違えた。


   ◇


「最後に」


 ヴィオレッタは、シャルロットのほうへ顔を向けた。


「シャルロット様が手を伸ばされたのは、リリアーヌ様が落ちたあとでございます。先ほど、手を伸ばしたかと問われて、はいと申し上げましたわ。伸ばされました。落ちた方へ」


   ◇


「手が向いていたかと問われて、はいと申し上げました。向いておりました。落ちた方へ、でございます」


 シャルロットは、まだこちらを見ている。


 見たまま、何も言わない。この令嬢は、自分が昨夜何をしたかを、いまはじめて他人の口から聞いていた。


   ◇


「以上でございます」


 ヴィオレッタは、一歩下がった。


 誰も、動かない。


 動かないまま、五十人の内側が一斉に同じほうへ流れていく。五つの「はい」を聞いて、一つの話を組み立てた者たちである。いま、その同じ五つが、別の話の骨になっていた。


 はいは一つも覆っていない。覆ったのは、はいの並べ方のほうである。


   ◇


「……ヴィオレッタ様」


 リリアーヌの声が、震えていた。


「わたくしが、嘘をついていると仰せですか」


「申しておりませんわ。見たものを申し上げただけでございます」


「わたくしは、ヴィオレッタ様をお信じして」


「ええ。存じておりますわ」


   ◇


 ヴィオレッタは、娘の目を見る。


 昨夜、石段の下から一度だけ合わせてきた目である。合わせて、使える、と思っていた目であった。


   ◇


「わたくしを証人にお選びになったのは、あなたでございましょう」


   ◇


 リリアーヌの膝が、落ちた。


   ◇


 石段では三段で止まった娘が、謁見の間の床では止まらない。


「はいと、いいえしか申せぬ証人なら、都合のよいことだけ言わせられると、お考えになったのでしょう。問いさえ選べば、嘘をつかぬ口が、あなたの話を組み立ててくれると」


   ◇


「よいお考えでしたわ。五つまでは」


「ただ、ご存じなかったのね」


   ◇


「いいえ、も、嘘はつけませんのよ」


   ◇


 王妃が、立ち上がった。


 宰相が慌てて手を差し出したが、王妃はそれを取らない。一段低い椅子から、自分の足で立つ。立ち上がった王妃の背は、座っていたときよりずっと高く見えた。


「ニノン」


 シャルロットの侍女が、床の上で跳ねるように身を縮める。


   ◇


「墨壺の件、もう一度申しなさい」


「……わ、わたくしは」


「そなたの主が、墨壺を持って来いと言ったのか」


 ニノンは、答えられない。


 答えられないまま、泣きはじめた。泣きながら、母さんが、と一度だけ言う。その先は言葉にならず、床に額をつけて、肩だけが上下していた。


   ◇


 ヴィオレッタは、その内側を見ていた。


 薬代の色は、まだ鳴っている。鳴りながら、別の色が上から被さってきた。怖い、である。主を売ったことがいま露見したのではない。売った金で買った薬が、もう届かなくなるのが怖いのであった。


   ◇


 子爵家の娘は、その前に崩れていた。


 招待状の件の証人である。王妃が名を呼ぶより先に、床に手をついて、父が、父の貸しが、と繰り返す。誰に脅されていたのかは、まだ口にしない。しなくても、この場の全員が同じほうを見ていた。


   ◇


 衛兵に両脇を取られた、淡い桃色の衣装のほうである。


 伯爵家の令嬢だけが、崩れなかった。


 茶会で悪口を聞いたと言った、あの令嬢である。顔は青いが、口は閉じている。内側では、逃げ道を数えていた。聞いたと申したのは、そう聞こえたからで、聞き違いだったかもしれない。そういう言い方を、いま頭の中で三通りほど組み立てている。


   ◇


 賢い、とヴィオレッタは思った。


 賢いが、この令嬢はもう王太子の妃にはなれまい。王太子の役に立とうとして、役に立たなかった娘である。そういう娘を、王家はどこにも置かない。


 ヴィオレッタは、三人のことを何も申し上げていない。


   ◇


 墨壺も、茶会も、招待状も、見ていないからである。見ていないものは、申し上げられなかった。


 ただ、崩れるのは早かった。


 上から見た証が一つ崩れると、下から積んだ証は支えを失う。三つの嘘は、四つ目の嘘に寄りかかって立っていた。寄りかかっていた柱が抜ければ、残りは勝手に倒れる。倒すために手を貸す必要は、どこにもなかった。


   ◇


「母上」


 王太子が、前に出た。


   ◇


「リリアーヌが、そのようなことをするはずがございません。このヴィオレッタとかいう娘が、何か」


「レオポルド」


「母上、お聞きください。リリアーヌは」


「黙りなさい」


   ◇


 謁見の間が、凍りつく。


 王妃が息子の名を呼び捨てにするのを、この場の誰も聞いたことがなかった。聞いたことがないという顔が、五十並んでいる。


「そなたは、婚約を破ると申した。この場で、五十人の前で」


「……はい」


「その理由として、四つを挙げた。四つとも、いま崩れた」


「……」


「理由の崩れた破談を、この母がどう扱うか。そなたは考えてから口を開いたのか」


   ◇


 王太子は、答えない。


 考えていなかったからである。この男は、目の前にあるものしか見ない。昨夜の石段も、今朝の謁見の間も、目の前にあるものだけを見て口を開いてきた。目の前にないものを考える癖が、この男には一度もついたことがない。


   ◇


「シャルロット」


 王妃が、婚約者の名を呼んだ。


 呼ぶ声が、息子を呼んだときとは違う。低く、少しだけ柔らかい。この人は、この令嬢のことを前から嫌いではなかったのであろう。嫌いではないが、守ってやれる立場にもなかった。


   ◇


「王家として、詫びねばならぬ。レオポルドの申し立ては退ける。婚約は、このまま」


「畏れながら」


 シャルロットが、口を開いた。


 この日、この令嬢が自分から開いた、はじめての口である。


   ◇


「破談のお申し出は、お受けいたします」


   ◇


 謁見の間が、揺れる。


「殿下は、この場で、五十人の前で、わたくしとの婚約を破ると仰せになりました。お受けいたします」


「シャルロット、それは」


「理由が崩れましても、お言葉は崩れておりません」


 王太子の顔から、色が抜けていく。


   ◇


 抜けていく色を、ヴィオレッタは見ていた。


 この男の内側は、昨夜からずっと一色である。怒りの色で、それだけで自分を支えてきた。いま、その色が引いていく。引いたあとに、何も残っていない。怒りの下に、この男は何も持っていなかった。


   ◇


 リリアーヌは、衛兵に両脇を取られたまま、うつむいていた。


 王太子は、そちらを一度も見ない。


 見ないのは、もう見る必要がなくなったからであろう。婚約者は失った。恋人も失った。失ったものを、この男は見ない。見ない性分であった。


   ◇


 処分は、その日の夕刻までに決まった。


 リリアーヌ・デュランは、偽りの訴えで王太子の婚約者を陥れようとした咎で、王城への出入りを永く禁じられた。デュラン男爵家は爵位を一つ落とされ、王都の屋敷を返上する。子爵家の娘を脅していたのも、この娘の父であったという。


   ◇


 王太子レオポルドは、春まで東の離宮に下がることになった。


 謹慎という言葉は使われなかったが、中身はそれである。婚約者を失い、恋人を失い、この冬の残りを誰もいない離宮で過ごす。目の前にあるものしか見ない男にとって、目の前に何もない場所ほどこたえるものはあるまい。


   ◇


 謁見の間を下がるとき、ニノンと目が合った。


 床に膝をついたまま、侍女はこちらを見上げている。縋る目であった。


 内側は、先ほどから同じものを鳴らしている。母さんの薬代。それだけである。その下に、もう一つ細い声が混じっていた。


   ◇


  ――あの方なら。


  ――嘘をつかないあの方が、一言だけ言ってくだされば。


   ◇


 この娘は、母のことを誰にも話していない。泣きながら「母さんが」と一度こぼしただけで、その先は言葉にならなかった。薬代のことを知っているのは、この場でヴィオレッタ一人である。


 知っているのは、目で見たからではなかった。


   ◇


 ヴィオレッタは、足を止めなかった。


「お嬢様」


 マリアンヌが、後ろから小さく言う。


「あの娘、母さんが、と申しておりました」


「聞こえておりましたわ」


「……お口添えは」


   ◇


「いたしませんわ。見ておりませんもの」


   ◇


 墨壺も、茶会も、招待状も、見ていないから黙って聞いた。薬代だけ口に出せば、目で見てもいないことを、あの目で聞いたまま申し上げることになる。この目は、証にならない。


 証にならぬもので人を庇えば、あとで困るのは庇われたほうであった。


   ◇


「それに、あの娘が売ったのは、あの娘の主でございましょう。売られた主が口添えするならともかく、わたくしがする筋はございませんの」


   ◇


 マリアンヌは、それきり何も言わない。


 廊に出たところで、シャルロットに呼び止められた。


「ヴィオレッタ様」


「……なんですの」


「お礼を」


「要りませんわ」


 ヴィオレッタは、振り返らずに言った。


「あなたのためではございませんの。わたくしの目を、安く使われたくなかっただけでございます」


   ◇


 シャルロットは、しばらく黙っていた。


 黙ってから、少しだけ首を傾げる。この令嬢の首の傾げ方には、飾りが一つもない。飾らずに傾げる者を、ヴィオレッタはあまり見たことがなかった。


「それでも、見たとおりに言ってくださった方は、あなただけでした」


   ◇


 内側を見た。


 静かである。昨夜と同じ静けさで、ただ、疲れの色がいくらか引いていた。


「一つだけ、申し上げてよろしいかしら」


「はい」


「あなた、言葉が足りませんわ」


「していない、と申すだけでは、していないことにはなりませんの。していないことを、していないように見せる言葉が要りますのよ。そういうものを、あなたは一つもお持ちでない」


   ◇


 シャルロットは、考えるような顔をした。


「……お持ちなのは、ヴィオレッタ様のほうでございますね」


「わたくしは、見たものしか申しませんわ」


「それが、いちばん強うございます」


 ヴィオレッタは、答えなかった。


 言い返す言葉が、見つからなかったのである。この令嬢は、たまにこういうことを顔色ひとつ変えずに置いていく。国は違っても、そういう娘はいるらしい。


 シャルロットのその後は、帰る前の晩に少しだけ耳に入った。


 ヴィルヌーヴ侯爵家は、娘を領地に戻すつもりでいるという。王太子に捨てられた娘として、しばらく人目から遠ざける。父親らしい勘定であった。当の娘がそれに頷いたかどうかまでは、分からない。


   ◇


 帰りの馬車は、六日かかった。


 マリアンヌは、ほとんど喋らない。


 喋らずに窓の外を見て、国境を越えたあたりで一度だけ口を開いた。


 西の国の黒い石の町並みが、二日目には森に変わり、四日目には見慣れた丘の形になっていく。来るときと同じ道のはずが、帰りのほうがいくらか短く感じられた。


   ◇


「お嬢様。黙っておいでになる、はずでございましたね」


「黙っておりましたわ」


「……」


「呼ばれるまでは」


 侍女は、窓の外に目を戻す。


 戻しながら、少しだけ口の端を上げていた。今度は、気のせいではない。


 王城に着いた晩、アルベールに呼ばれた。


   ◇


「しでかしたか」


「しでかしましたわ」


「……一つ残らず出せ」


 ヴィオレッタは、一つ残らず出した。


 ロランを帰したこと。石段のこと。謁見の間のこと。王妃が息子を呼び捨てにしたこと。侯爵令嬢が、破談を自分から受けたこと。侍女に口添えしなかったこと。


   ◇


 アルベールは、書き物の手を止めて、最後まで聞いていた。


「向こうから、苦情は来ておらぬ」


「そうでございましょうね」


「来ておらぬどころか、王妃から礼状が来ておる」


「まあ」


「そなた宛てではない。私宛てだ」


「なんと書いてございましたの」


「……よい目をした婚約者をお持ちだ、と」


   ◇


 ヴィオレッタは、少し黙った。


「目は、わたくしのものでございますわ」


「知っておる」


「殿下のものでは、ございません」


「それも知っておる。だから、礼状は私が持っておく」


「なぜですの」


「そなたに渡せば、燃やすであろう」


   ◇


 ヴィオレッタは、答えなかった。


   ◇


 嘘はつけない。


   ◇


 燃やすつもりであった。



お読みいただき、ありがとうございました!

皆様にお願いです

ブックマークや下の【☆☆☆☆☆】をタップして【★★★★★】に

応援していただけますと励みになります! よろしくお願いいたします(^^♪



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
リリアーヌは、レオポルドを失脚させる間諜かハニトラの類だと思ってた。
アルベール好きに成れない。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。