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25歳をすぎて未婚となると、さすがのフレデリカも焦りを禁じえない。ここから先は、どんどんと結婚が難しくなる。
社交界ではいまだにフレデリカの外見に釣られ男性がよっては来ているが、どうにか呪いになんて負けない異性をみつけなければいけない。
屈強な戦士か、はたまた神の加護をうけた聖職者か。
なにか特別な幸運をもった相手と知り合いたいとフレデリカは思っていた。
そんなある日、フレデリカは姉からとある噂を聞いた。
「ねえフレデリカ、結婚相談所って知ってる?」
「結婚……、なあに?」
「相談所、よ。最近婚約破棄がふえているじゃない?一度破談になると、評判が落ちるから相手を見つけるのが大変になるでしょう。
困った貴族たちが相談所で結婚相手を紹介してもらっているらしいんだけど、そうするともとの相手よりいい人が捕まえられるって噂なのよ。」
「聞いたことないわ。もし本当なら夢のような話ねえ。」
「相談所をつかった令嬢たちが、同じように婚約破棄にあった人にだけこっそり教えているみたい。
あなたはすぐに次の相手ができるから、伝わっていないのかもね。ねえ、その相談所の連絡先をきいてきたから、せっかくなら手紙をだしてみなさいよ。
噂では、結婚相談所はどんなに難しい条件をだしても、すべて叶う相手を見つけてくれるそうよ!」
「どんな難しい条件でも?」
もし本当なら、強運の持ち主も探せるだろうか?
フレデリカは一縷の望みを託し、その相談所に手紙を出すことにした。
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『強運の持ち主も、屈強な戦士も、登録者にございます。ご紹介できますよ』というすばらしい返事が来たのは、それからすぐあとだった。
フレデリカはようやく長い旅路を終えることができるかもしれない。
胸を躍らせながら、結婚相談所に向かうことになった。
同行する従者は、もちろん侍女から選んだ。
フレデリカの呪いが起きる条件がわからないため、男を同行させると危険だからだ。
信頼できる3人を選び、馬車に揺られる。
「今度こそ結婚まで進めるお相手が見つかるといいですね。」
「相談所の噂、わたしも聞いたことがあります!いろんな屋敷で広まっているみたいですよ~」
「本当?庶民もつかっていいのかな?私も相談したい」
声をあげたのは、順にルチル、マーガレット、メリンダだ。彼女たちの親も屋敷で従者をしており、二世代にわたりフレデリカに尽くしてくれている者たちだった。
「時間があったらいっしょに相談しましょう」
「運がいい人紹介できるって言われたんですよね?そんな人いるんですね~」
「どんな人なのかしらね、楽しみよねえ」
ついた先は、王都から少し先にある、のどかなだ町だった。
指示された建物の前で、誰かが屈んで葉を摘んでいる。
こちらに気がついたその人は、笑顔を向け立ち上がった。
「ようこそいらっしゃいませ!お待ちしていました。」




