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メンバーカラーは無色透明を希望します!!  作者: ひなた


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117/126

111曲目 自分たちの番組!?

読んでいただきありがとうございます!

本作の芸能界は作者の妄想で構成されているので、ご了承ください。

また、「 過去、私を嫌ったキミは今、私を溺愛する」にちょっとだけリンクしてます。

両方読んでいただけるとより楽しんでいただけると思います!


毎週土曜日のAM8:00ごろ更新です。(遅れることもあると思います)

B面シリーズは不定期です。

「パピー、すっごい顔して何見てんの?」

朝一でグループ会議があるので会議室で岡本さんを待ちながら朝ごはんのおにぎりを食べながら携帯を見ているとトラに声をかけられた。

「すっごい顔?」

「シワがギュッてなってた」

再現したトラの顔を見ると眉間にシワがよりまくってた。

「俺、そんな顔してた?」

「してたしてた」

自分の眉間をさすってシワをのばす。

「で、何見てたの?」

「んー?ちょっと部屋探しを」

答えながらおにぎり一口食べると全員が俺を見た。

「「「一人暮らしするの!?」」」

5人の声がデカくて耳がキーンとする。

「…声デカいって」

「え?とうとう家出るの!?」

ナツが珍しく興奮してる。

「んー、まだいつするとは決めてないけど、どの辺にするかを調べてる」

オートロックは必須と言われているから都心は収入的に難しい。

無くは無いけど、部屋が狭すぎるのもなー、と思いつつも寝るのに帰るだけだよな、と思っている。

「まー、決めたら言うわ」

「うん!遊び行く!」

「てかみんなで泊まろう!!」

楓とスーが楽しそうに言うのを眺める。

みんなが泊まれる広さってどんぐらいだ?


岡本さんが来て会議が始まる。

「この前の会議で今年も周年ライブとツアーやる話したけど、公演数が増えたぞ」

「え?マジ?」

トラが驚いて聞くと岡本さんは頷く。

「今までと同じ東京、仙台、大阪、名古屋、福岡に加えて北海道、新潟、広島、宮崎が増えた」

「…すっごくありがたいですけどめちゃ増えてません?」

「どういうペースでやるんですか?」

ナツとゆうが驚いて(ちょっと引いてる)聞くと岡本さんは苦笑する。

「そんな怯えるなって。12月は周年の東京だけだけど、1月からは隔週で回る予定だ」

「1月?あ、楓も高校生になったからですね」

俺が納得すると岡本さんは頷いた。

「一般販売もするが、FC会員で埋まることが予想できると事務所判断だ。みんな、頑張るぞ」

「「「はい!!」」」

みんなで力強く頷くと岡本さんは小さく笑った。

「あと、嬉しいことがもう1つ」

俺たちは顔を見合わせる。

「1月からclear skyの冠番組が決まったぞ」

その言葉に俺は固まる。

「えええ!?」

「本当に!?」

スーと楓が叫ぶ。

ナツとゆうも驚いて固まってるし、トラにいたっては理解もできてないみたいだ。

「本当。関東ローカルだけど、地方局も週遅れで放送されるぞ」

「「やったー!!!」」

スーと楓が叫んで俺はハッとする。

「え?マジ?」

「おー、陽太、意識戻ったか。ナツとゆうの意識も戻してやってくれ」

岡本さんに言われて両隣の肩を揺らすと意識が戻ったらしい。

「え?あ?本当?」

「ぅえ??」

「珍しいな、しっかり者組が混乱してる」

岡本さんは苦笑する。

「本当!?俺たち6人の番組ができるの!?」

トラが理解して立ち上がる。

「そう、6人だけの番組。日曜の昼の10時30分。番組名は【clear skyの遊び場】」

ホワイトボードに【clear skyの遊び場】と書かれる。

「コンセプトは"身近な楽しみを見つけよう”。clear skyが視聴者も実際にできることをアレンジしたりチャレンジしたりして楽しもうと言う番組だ。時間は30分」

「俺たちの得意分野だ」

「トランプで3時間以上盛り上がれるもんね」

岡本さんの説明にスーと楓が自信満々に言う。

「また1つファンが増えるきっかけが増えたんだ。ツアー、走り切るぞ」

「「「はい」」」

全員で頷くと岡本さんは小さく笑った。


番組の詳細も聞いて会議は終了。

このままグループの仕事だったのでみんなで移動。

俺はぼんやりと外を眺める。

「パピー、元気ないじゃん」

「また考えすぎてる?」

隣のゆうとナツに言われる。

「いや、冠を持てたことを噛み締めてる」

「お、珍しい」

「良い方向の方だった」

ゆう、ナツに言われて苦笑する。

「俺、どんだけネガティブなんだよ」

「そうじゃん。良いこと聞いてもマイナスに考えるじゃん」

「ま、それだけ真剣に俺たちのことを考えてくれてるんだろうなって思うけど」

「それは…そうだけど」

ナツ、ゆうに確信を言われて何も言えない。

「陽太くん、ちゃんと前進してるから自信持とう」

ナツが真顔で言ってくる。

「…そうだな」

「俺たちなら大丈夫だよ」

ナツの言葉に俺は頷いた。


また1つ階段を上がれたことを祝おう。

冠番組を持つことになったclear sky。

考えすぎてしまうパピーに寄り添う双子。

兄組だからこその支えがあるのです。


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