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メンバーカラーは無色透明を希望します!!  作者: ひなた


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B面 こんなに嬉しいもんなんだな

読んでいただきありがとうございます!

本作の芸能界は作者の妄想で構成されているので、ご了承ください。

また、「 過去、私を嫌ったキミは今、私を溺愛する」にちょっとだけリンクしてます。

両方読んでいただけるとより楽しんでいただけると思います!


毎週土曜日のAM8:00ごろ更新です。(遅れることもあると思います)

B面シリーズは不定期です。

仕事終わり、居酒屋に向かう。

今日の相手は久しぶりだ。

20分ほど電車で移動して店に入ると賑わっている。

先に入ってると連絡がきていたので、言われた個室に入ると相手は携帯をいじっていた。

「お疲れ、久しぶり」

「おー、お疲れ。久しぶり」

疲れた顔をした岡本大和。

上田が所属してるclear skyのマネージャーだ。

俺は向かい側に座ってビールを注文。

「スッゲー疲れてるじゃん」

「いやー、ちょっとめんどくさいPに捕まってさ」

ため息をつく大和に俺は苦笑する。

ビールが来て乾杯をする。

疲れた体にビールが沁みる。

「はー、うま」

「うまー」

ホッとした顔の大和。

「最近よく見るぞclear sky」

「おー、頑張ってるからな」

嬉しそうに大和は笑った。


俺たち高校からの友達だ。

お互い忙しくて社会人になってからは会えていなかった。

大和との再会したのは上田がオーディションに受かった1ヶ月後だった。

『山田先生、上田くんの事務所の方からお電話です』

電話を変わると、事務所としての説明やお願いことがあるから一度訪問させて欲しいとのことだった。

学年主任と担任の俺で対応することになった。

来校当日、来客室に行くと久しぶりの顔だった。

『…大和!?』

『晶?』

俺たちの反応に学年主任が驚いていた。


「今日、上田が来たぞ」

「そういえば行くって言ってたな」

大和はビールまた一口ビールを飲む。

「部活で来てた生徒が大騒ぎ」

帰りに校門まで見送ってたら部活動の生徒の帰宅と被って大騒ぎだった。

「ありがたいね」

クスッと笑う大和。

色々近況をお互い話しながら酒と飯が進む。

気づいたら1時間ぐらい経ってた。

「大和、お前明日休み?」

「そうなんだよー。久しぶりだー」

「そうなのか?」

「夏休みになると学生組も自由に動けるから仕事増えるんだよ」

「なるほどな」

確かに上田も長期休み明けの方が疲れた顔していた気がする。

「にしても生徒が活躍しているのが見れるのは嬉しいな」

「お、先生っぽいセリフ」

「先生なんだよ」

ちょっと睨むと大和は可笑しそうに笑う。

「在校生の時は我慢させることもあったから申し訳なかったなー」

「我慢?」

「お前にも相談しただろ?文化祭」

「ああー」

うちの学校で芸能人の生徒なんて初めてで何もわからないから手探りだった。

時に大和にどういう対応がいいのか相談したりしてた。

他の生徒と比べて制限があったが、それでも上田は楽しかったと笑って卒業したのが嬉しかった。

「それ以来芸能人の生徒は?」

「いないって。オーディション受けてみたって話は稀にあるけど受かる生徒はいないな」

「やっぱり陽太を見つけた俺はすごいわー」

大和がほろ酔いで嬉しそうにする。

「お前だけじゃねーだろ」

「そうだけどさー。でも俺、陽太を初めて見た時から期待してたからさ」

「期待?」

「このグループをデカくする起爆剤だって」

小さく笑う大和。

「そっか」

「自分の生徒褒められて嬉しそうだな」

大和の言葉に頷く。

「そりゃな。自分の教え子が活躍してるのは嬉しいさ」

「先生の顔してるなー」

クスクス笑う大和。

「ま、上田はいろんな意味で特別な生徒だろ」

「そうだよな」

ハイボールを飲む大和。

俺は刺身をつまむ。

「そういえば陽太の英語番組知ってるか?」

大和の言葉に頷く。

「知ってるどころか使ってる」

「え?使ってる?」

「英語苦手な生徒たちに見るように言ってる。で、わかりやすいから成績上がる」

「おー、まじか」

大和は嬉しそうにする。

「あの番組さ、お前の力になったらいいなって思いながら仕事してるって言ってたぞ」

「…本人から聞いた」

「そうか」

『山田先生が英語の担当だったなーって思って、役に立てたらなって思ったのもあるんです!』

あんなこと言われて嬉しくない教師はいないだろう。

「…」

「なんだ?自分の担当教科の番組をしてるのがそんなに嬉しいか?」

大和は声はからかってるけど、顔は優しい顔をしてる。

「そりゃ嬉しいだろ。役に立てて嬉しいですって、あんな嬉しそうに言われたら」

そう言うと大和はふふっと笑う。

「そっかそっか」

「お前も気張らないとな」

大和はグッと真面目な顔をする。

「もちろんだ。俺はあいつらをトップにするんだから」

「楽しみだ」

上田の笑顔を思い出しながら小さく笑った。


生徒が活躍するのがこんなに嬉しいなんて思わなかった。

久しぶりのB面は山田先生とボスのお話です。

この二人の関係は山田先生というキャラを作った時から決めてました。

51曲目の時に山田先生が確認したのはパピーのマネージャーでした。


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