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メンバーカラーは無色透明を希望します!!  作者: ひなた


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107/129

102曲目 お役に立ててるみたいでよかったです!

読んでいただきありがとうございます!

本作の芸能界は作者の妄想で構成されているので、ご了承ください。

また、「 過去、私を嫌ったキミは今、私を溺愛する」にちょっとだけリンクしてます。

両方読んでいただけるとより楽しんでいただけると思います!


毎週土曜日のAM8:00ごろ更新です。(遅れることもあると思います)

B面シリーズは不定期です。

学生組が夏休みになったので、たまにグループでロケの仕事をしたりと6人でいることが増えた。

そんなある日。

「!?」

「だーぁれだ」

駅の改札前で待っていると後ろから目が隠されて声をかけられた。

「啓太がやるとか珍しい」

「なんだよー、つまんねー」

冷静に答えると斜め後ろから壮真の声がした。

手が離されて振り返ると啓太、壮真がいた。

「つまんねーってなんだよ」

「だってさー、エンターテイメントがさー」

「壮真、お前何言ってんの?」

啓太が呆れたように言う。

俺は被っていたキャップを被り直す。

「にしても久しぶりだなー。いつぶり?」

「正月じゃない?」

「春休みは予定合わなかったもんな」

正月にウチで正月パーティーという名のゲーム大会をしてた。

もちろん、兄貴と優子も一緒に。

ウチの家族と仲良すぎだろ。

並んで目的地に向かって歩き出す。

「俺、ツアーラストのなっちゃんの言葉にまだ感動してる」

「俺もー!なんか、色々頑張ろうって思った」

二人はツアーラストの日に遠征に来てくれてた。

周年は啓太、ツアーラストは壮真が当てたらしい。

会場の様子や二人が旅行を楽しんでる写真がめちゃくちゃ送られてきた。

「ナツも知ったら喜ぶから伝えるわ」

そう言うと啓太はハッとした顔をした。

「なっちゃんに認知してもらえる?」

「マジ?」

壮真もハッとした顔。

「いや、お前らはとっくに認知されてるから。なんなら去年の周年の時に誰かさんがMC中に叫んだから顔もわかってる」

「「え”!?」」

「逆にあれで認知されてないと思ってるのが不思議なんだけど」

現にこの前のグループでの仕事の時に「親友さんたち元気?」となぜか聞かれた。

まじでなんで聞かれたんだろ?


5分ほど歩いて目的地に到着。

受付をしていると声をかけられる。

「おー、来たか」

振り返るとそこには懐かしい顔。

「「山田先生!!」」

「ヤマセン!!」

俺たちはテンションが上がる。

今日は山田先生に会いにきたんだ。

「元気そうだなー。上田はテレビで見てるぞ」

「え!本当!?嬉しいー!」

ウェーイ!としていたら頭を撫でられた。

「頑張ってるな」

「…ハイ」

嬉しいのに急に恥ずかしくなってしまった。

「テレてる」

「テレてるな」

「テレてない!!!」

啓太と壮真が呟いたのが聞こえて叫んだ。

受付を終えて山田先生と英語科準備室へ。

「「「失礼しまーす」」」

「あら、懐かしい顔が」

「いや、テレビで見る顔もいますよ」

出勤していた英語科の先生たちが楽しそうに声をかけてくれた。

「「「お久しぶりです!」」」

「久しぶりねー。みんな大人になったわ」

「本当ですねー。いやー、2年ってでかいなぁ」

今日いる二人の先生は俺たち全員お世話になってる。

「すみません、ちょっとここに居させていいですか?」

「もちろん、むしろ私たちも混ぜてもらってもいいかしら?」

「麦茶なら出せるぞー」

「「「はい!!」」」

みんなで椅子を持ってきてお茶にする。

この前地方ロケに行った時のお土産のお菓子を広げる。

「中倉くんと長野くんは大学どう?楽しい?」

そう聞かれて啓太が頷く。

「はい、授業も面白いです」

「レポートが多いんで、発狂しそうな時もありますけど」

確かに発狂してる壮真は想像できる、と思いながら麦茶を飲む。

「上田も頑張ってるの見てるぞー。英語の教育番組してるのは俺たちはありがたい」

「え?そうなんですか?」

「そうだぞ!なぁ、山田先生」

山田先生が頷く。

「わかりやすく解説してくれてるから英語苦手な生徒の資料にさせてもらってる」

「えー!!マジ!?嬉しい!!」

俺が立ち上がるとみんなニコニコ。

「俺、あの仕事の話が来た時に山田先生の顔が出てきたんですよね」

「え?」

「グループの為もありますけど、山田先生が英語の担当だったなーって思って、役に立てたらなって思ったのもあるんです!」

俺がそう言うと山田先生は口元を押さえて横を向く。

「?山田先生?」

「山田先生、嬉しいわねぇ」

「教師冥利に尽きますなぁ」

山田先生をよく見ると耳が真っ赤。

「…まぁ、そうですね」

「役に立ってるならよかった!!」

俺がそう言うと啓太と壮真がなぜか納得顔。

「あー、こういう感じかメンバーの拠り所なんだな」

「そうだなー。俺たちは感じない部分だ」

「お前ら何言ってんの?」

そう聞くと二人は微笑ましいという顔をした。


俺だけがわかってないけど、お役に立てるようだ!

久しぶりの親友組と山田先生。

思わぬ言葉にテレてしまった山田先生でした。

次は久しぶりのB面を書く予定です。


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していただいたら作者のモチベーションもめちゃ上がって喜び狂い、発狂します( ´ ▽ ` )

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