現実の事実
お久しぶりです。今回は前回よりか早く投稿することが出来ました。今回も誤字脱字があったり読みにくかったりするかもしれませんが最後まで読んでいただければ幸いです。よろしくお願いします。
「俺がここにいる理由教えてください。別にショック受けてもいいですよ。」
俺はそう答えた。
あの時に比べれば今から聞くことでショックなんてどうと言うこともない。
あの日から俺の人生は終わっているようなものだから。
俺は死にたい。生きたまま死んでるようなこの状態から早く抜け出したい。それがあの日からの俺の願いだったもんな。
「本当にそれでいいんですか?あなたは必ずショックを受けますよ?」
「大丈夫だ。俺がここにいる理由それは気になるし、ショックを受けて自分がどうなってもいい。」
「その‥あなたな身になにかあると我々が困るのですが…まあいいです。そのときはそのときです。」
凛さんはため息をつきながらそう言った。
「それではお伝えします。あなたがここにいる理由を。朔乃さんあなたは一度死んでいます。そして現在あなたが生きているからこそあなたはここにいます。」
「あんた、何を言って…」
その瞬間、頭の中に激流のように記憶が流れ込んで来る。
「うっ…なんだ、これ…」
俺は頭を抱え込んだ。激しい頭痛が襲う。
俺は、俺は、そう、たしか銀行に行くときにいつも通る小さな道を歩いていたんだ。たしかそこで俺は、射たれた。そして俺は死んだ。
どういうことだ?俺は死んだ?じゃあ俺はなんだ?今の俺はなんなんだ?俺はたしかにあの時射たれた、そして死んだ。どういうことだ。
頭の中がグシャグシャになっている。
分からない。俺は、なんで死んでいない?どうして生きている?どうして、どうして!
俺は、もう死んでいい人間なのに、死ぬべき人間なのに。どうしてまだ俺は生きているんだ。死にたい、死にたい、もう楽になりたい、終わらせたいもうこの理由のない人生を。
「フフ、フフフ、そうか俺はまた死ねなかったのか。・・・なんで、なんでだよ!なんで死ねないんだよ、死なせてくれよ俺を。どうして、どうして…」
「その…大丈夫ですか。落ち着いてください。自分が一度死んだというのは信じられないと思いますがこれは事実なんです。きっとこれまでこの事を思い出せなかった原因はあなたの脳が、一度死んだという事実を知れば精神崩壊することを懸念した結果、記憶から消去したのだの思います。本当はあなたのショックを軽減出来るように伝えるつもりだったのですか、すいません。」
凛さんは申し訳なさそうな顔をしてそう言っている。
「どうして…どうして…俺は死ねないんだ。死ねば紗智と会える、一緒のところに行けるのに、どうして」
俺はその後、永遠と慟哭を続けた。
「俺は生きている。射たれて死んだはずなのに…これが現実なんだ」
俺は声が掠れた声でそう言った。一言一言を確認して嘘のような現実を受け入れるために。
「はい。これは現実です。あなたは今生きています。あなたの叫びを聞くと生きていて良かったとは言わない方が良さそうですね。」
凛さんは、俺の言葉を聞いて答えるように、確認するように呟いた。
「ああ、そうだな。これは現実だ。生きていて良かったなんて思ってもいない。むしろ今すぐ死にたい気分だ。」
「そうですか。ですがあなたに死んでもらうと我々が困るのでどうか我慢してください。」
これが現実。そうこれが現実なんだ。絶対に思い通りにいかない希望のない現実なんだ。そんな世界に生きるより死んであの世で好きだった人と会う方がいいじゃないか。
「ハハ、死にたかったなあ。この現実からすぐに逃げたいや。でも、俺が一度死んだことと俺がここにいる理由、何が関係してるんだ?」
「それはその、今から言うことは自分が一度死んだ人間だということより驚かれるかも知れませんがこれも事実です。あなたに一番分かりやすく言うのであればこう言うのが良いでしょう。」
そう言って凛さんは息を吸い込んで言った。
「朔乃凶弥さん、あなたは現在異能力者です。」
凛さんは一息にそう言い切った。
異能力者《いのうりょくしゃ》・・アニメやラノベによく出る人でありながら人を超えた力、能力を持つ者の総称。
以上が俺にとっての異能力者のイメージだ。
いきなり人からあなたは異能力者ですと言われて、はいそうですかと受け入れられるはずがない。
どういうことだ?俺が異能力者?自分が一度死んだということも含めていよいよ二次元化してきたな。流石に頭が混乱してきた。
「理解できないと思いますがこれは…」
「双柳さん復活!まあ自分が異能力者だってことは頭で理解する前に体感した方が早いよ。氷室くん、第二実験室に行くよ。」
さっきまで凛さんに殴られて倒れていた男がいきなり立ちあがり早口でそう言った。
「所長、いきなり彼に能力を使わせるのは危険では?」
「大丈夫大丈夫責任は僕がとるから。」
「しかし、…分かりました。今から実験室に行きます。立てますか?」
「はい、多分大丈夫です。」
そうは言ったもののさっき所長が言った「体感した方が早い。」という言葉。つまり今からその異能力を見せてもらえるのか?
正直信じられない。一度死んだということから全てだ。でも、もし本当に異能力があったら一度死んだということも本当なのかもしれない。
やっと少し時間が作れました。今回も異能力出せませんでしたが多分次回の投稿で少し登場すると思います。異能力の描写は初めてなのでうまく出来るか分かりませんが、頑張りたいと思います。




