目覚め
すいません。前回なるべく早くと言いながらかなり間が空いちゃいました。
今回も誤字脱字があったり読みにくかったりするかもしれませんがどうか最後まで読んでいただければ幸いです。
暗い闇の中にいる。
なにも感じない。意識もなんだか雲がかかってぼんやりしている。
手足の感覚がなくただ宇宙の中を意識だけが漂っている感じがする。
ここは何処だ?なんでこんな所にいる?
そんなことを考えた。
意識がぼんやりとしているからかまったく思い出せない。頭の中の雲をいくら掻き分けても雲が消えない。
ぼんやりとした意識の中を探っていると何も無かった暗い空間から一つの扉が出てきた。扉が開くと中から眩いばかりの光があふれ意識も開くと同時に消えていった。
暗い闇に光が見えてくる。まるで、徹夜明けに日光を浴びたみたいだ。
体が重い。寝起きのように体の節々がコキコキと音を上げる。
俺は、目を覚まし体をほぐしているとふとおもった。
ここはどこだ?なんでこんな所にいる?
俺はまったく身に覚えのない知らない病室を思わせる真っ白な部屋のベッドで眠っていた。
窓もない。特に医療器機も置いていない。あるのは、一つの花瓶と小さなチェスト、そして一つだけある金属製の重々しい扉だけだ。
「なんだ、この状況?」
なんだよこれ、“目が覚めたら謎の部屋にいました”って。
これまでやってきたゲームやらなんやらのシチュエーションが頭をよぎっていた。
脱出ゲームではこんなときまずどうするか。
1.所持アイテムの確認。
2.どこから脱出出来そうか確認する。
3.部屋の中のタンス等を物色してみる。
こんなもんか。
まず、所持アイテムもとい所持品を探してみるがポケットの中には何も無かった。
次に、脱出出来そうな所を確認する。この部屋の場合あの金属製の扉だろう。俺は、ベッドから立ちあがり扉の前まで行った。
・・・普通、暗号とかパスワードを打ちこむパネルがあってもいいものだ。
事実、扉にはドアノブすら無かった。正しく言えば、ドアノブを入れる穴のようなものはあるがそれ以外何も無かった。
どうやって脱出するんだ?隠し扉でもあるのか?そんなことを考え、もう一度ベッドの上に戻った。
ちなみに、チェストの中にも何も無かった。
俺は、もう一度なぜ自分が謎の部屋にいるのかを考えた。
今俺の中にある最後の記憶は、自分の家を銀行から金をおろす為に出た所までだ。そこから先の記憶を探ろうと頭の中に雲がかかり、ぼんやりとしている。
なぜか家を出た所から先を思い出すことができない。このぼんやりとした記憶が戻ればなぜ自分がここにいるのか分かる気がするのだ。
頭を抱えて思い出していると扉の方から大きな音がして扉が開いた。
「やぁ、ようやく目が覚めたのかい死人くん。」
扉からいきなり人を死人呼ばわりする男が入ってきた。
誰だこいつは?でもこいつは扉の向こうからきた。ということはここのことを知っている可能性がある。
「なにを言っているんだお前は?いきなり他人を死人呼ばわりして。何者だ?」
「これはこれは、いきなりたくさん質問されても困るな。」
俺は、少し身構えていると、目の前の男はヘラヘラと笑いながらこちらに向かってくる。
年齢は20代後半位だろうか、体は引き締まっておりスーツがとても似合っている。
「まぁまぁそんなに身構えないでさ、僕は君が起きるのをずっと待っていたんだよ。」
「どういうことだ?ここはどこだ?お前は何者だ?質問に答えろ。」
「もう一度言うよ。いきなりたくさん質問されても困るな。」
男は終止笑みを崩さす言葉を発している。
なんなんだこいつは?何がしたいんだ?
「じゃあ質問を絞ろう。ここはどこだ?答えろ。」
「君は二回で学習して質問を絞ってくれたか。それじゃあ質問に答えよう。」
イライラする。本当になんなんだこいつは?何がしたいんだ?
「ここは、都内のとある地下施設さ。一般には知られてないけどね。悪いけど場所についてはこれ以上話せない。」
「じゃあお前は何者だ?」
「次はその質問か。そうだな、僕が何者かと言われると難しいな。いちようこの施設の最高責任者とでも言っておこうか。」
なんなんだ。ふざけているのかこいつは。手に入れた情報といったらここは都内のどこかで、目の前の男はこの施設の偉い人ということだけだ。
「次の質問だ。俺はどうしてここにいる?」
「質問が多いね。まだ質問に答えなきゃいけない?」
「ふざけないでさっさと答えてくれ。」
「どうしようかな~・・イテッ」
「何馬鹿なことしてるんですか所長。」
イライラしてそろそろ物理的手段に訴えようかと思い始めたとき、男の後ろから綺麗な女性が現れた。
その女性もまだ若そうに見え、こちらはスーツではなく私服だ。
女性は、一通り男を殴るとこちらに向かって挨拶をした。
「すいません。所長が面倒なことをしてしまいまして。所長に変わり私がこの状況を説明します。」
「ああ、えっとお願いします。」
目の前でいきなり表れた女性が所長と言っている人をスムーズにボコるものだから流石に驚いていた。
「まず、この転がっている人はこの施設の所長で灰蛇双柳です。ちなみに私も、この施設に所属している氷室凛と言います。次に、ここについてですがこれは所長の言うとおりまだ話すことは出来ません。」
「俺にまだここについて話せない理由を教えてもらうことはできるか?」
「理由…ですか。あまり詳しく言えませんがまだ我々があなたを信頼していないからです。」
信頼してないから、か。勝手に連れてこられてそれはないと思うがさっきの奴よりかは話がしやすい。あともう少し情報を聞かないとな。
「なるほど、分かった。それじゃあなぜ俺がここにいるのかを教えてくれないか?」
「そのうち伝えるつもりだったので教えてもいいですが、聞くとあなたは大きなショックを受けると思われます。それでもいいですか?」
聞くとショックを受ける?どういうことだ。なにかあったのか?たしかに銀行に行くために家を出た後の記憶が朦朧としているがその時になにかが起きた?
まさか、家を出た後のことを思い出せないことに関係があるのか?
聞かないときっと何も思い出せない。でも、頭が聞いちゃいけないと言っている気がする。
「どうします?やはり聞きませんか?」
聞きたい。自分の失った記憶を思い出したいと思う気持ちがある。けど頭のどこかがそれを拒否している。
どうすればいいんだ。
聞けば俺が大きなショックを受けると、この女性も言っている。
じゃあ聞かなくてもいいんじゃないか。わざわざ自分から大きなショックを受けるかもしれないことをする必要は…
その瞬間、頭に親しかった人が棺の中に入ってる映像が流れた。
ああ、そういえばあの時のショックは大きかったなあ。本当に死のうと思ったくらいに。
たしかあの時から自分がいつでも死ねるように自分のしたいことをしながら行きようと決めたんだっけ。
どうせ今から聞くこともあの時のショックよりは小さいだろう。それなら、自分のしたいようにすればいいんじゃないか。
もし聞いたことが原因で死ねるのならそれはラッキーだ。俺は生きる理由をもってないから。
「俺がここにいる理由教えてください。別にショック受けてもいいですよ。」
すいません。すごく微妙なところで終わってしまいました。今回新たに二人キャラが登場しました。前回も言いましたが早く異能力出したいです。最後まで読んでいただきありがとうございます。




