生きる意味
どうも、highです。今回が始めてではないんですがネタを思いついたので書いて見ました。とりあえず、読みにくかったり、誤字脱字があるかもしれませんが最後まで読んで頂ければ嬉しいです。お願いします。
なぜ人間は生きているのか…
そんなことを考えたことがあるだろうか?人間社会において生きる権利はあるが、死ぬ権利はない。
自己決定権などがあるが自殺しようとすると生物の本能的によってそれに対して恐怖が湧き、出来なくなる。
なぜ死ねないのか。虚偽や建前、心ない言葉など、人間関係の中で必ず苦しむ人が出てくる世界なのに苦しみから逃れる方法の一つでもある死は認められない。
「人生なんて夢も希望もない。あるのは、束縛と嘘だけだ」
夜の電灯に集まる虫のようにいる人間達の流れの中に一人ただ立ちながらそう呟いた。
ここはただ立っているだけで人とぶつかる。でもみんなそれが当たり前なので少し当たっても気にしない。数の力は、強い。たとえ悪であってもそれに数の力があれば悪が正義となる。
俺は、きっと数の力がない。つまり、少数の人間だ。だから、ほとんどの人から気味悪がられ、疎まれ、拒絶される。
まあ、こんなことを考えても世界は、社会は、変わらない。ただの時間の無駄だ。
「変なこと考えてないで帰るか。早く帰って買ったゲームプレイしたいし。」
俺は今日、新作のゲームを買いに久しぶりに家を出て都市に出てきていた。
にしてもやっぱり外は暑いな。人は多いし引きこもりにはキツイ。やっぱり早く電車乗って家に退避しよう。
「あ~あ~、どうしてこんなに暑いんだ。嫌がらせかよマジで。」
グチグチグチグチ言いながら歩いているとまた人に当たった。人が多すぎるんだよここ。いちよう軽く会釈してそのまま電車に乗った。
十数分後、家の最寄りの駅に着き電車を降りると改札に券を通して、真っ先に自分の家に向かった。
家までは、ほんの数分走ればいいので俺は、急いで家へ帰って行った。
早速家に帰ってゲームを始めた俺は、時間を忘れて没頭していた。
ストーリーが終わり、時計を見てみるともう夜中だったので、後一つクエストが終わったら飯を食べようと思いまたゲームを始めた。
いったいどれくらい時間が経っただろうか。
一つクエストをしていると熱がまた入ってしまいかなり時間が経ってしまった。
一度気付くと腹が減って来たのでいったん区切りを着けて食パンを取りに行こうとすると、テーブルの上に食パンと水のペットボトルが置いてある。
おかしい、こんな所にパンと水なんて置いてたっけ?
一抹の疑問を抱きながらもパンと水を少し呑みこみまたゲームにのめり込んだ。
それから、数日後。
俺は、食料と新しいゲームを買うための金を引き出すために銀行に向かっていた。
家から出て少し行くと小さな道がある。銀行に行くにはこの道が近道になっており日中でも暗く光が入らないので引きこもりにはありがたい道だ。
そんな時、俺は小さな道を歩いていると不意に過去の自分が頭をよぎる。
昔の俺は、活発で学校の休み時間には友達と一緒に遊び、放課後にも公園に行ったりして楽しく遊んでいた。
野球、サッカー、バスケ、バレーボール、いろいろな種類の鬼ごっこ、学校や公園の遊具を使ってみんなと遊んだり、様々なスポーツ、遊びをしていた。
秘密基地を作ってみたり、ヒーローの真似をしてみたり、ちょっとした好奇心から近所の草がたくさんはえた小さな道を木の棒をもって探検してみたりしていた。
長期休暇にも、夏は海に、冬はスキーなどに家族と行ったりしていた。
中学の時も部活に入り、一生懸命努力をしていた。
今思えば、あのときは俺の人生のいつよりも生き生きしていて輝いていたと思う。充実していて、毎日が楽しくて、友達とともに泣いたり、笑ったりしていた。
あの日までは。
父が死んだあの日から俺の人生は狂っていった。
父が交通事故で死に、家の財源が無くなった。母はすぐにアルバイトを始めたが、父が亡くなった直後だったのですぐに倒れた。
俺は、部活をやめて母の看病や身の回りの世話をしなければいけなくなった。だから、友達と遊ぶことも無くなりつらい生活が続きこれまでの幸福な生活からどん底に突き落とされた。
そのときは、リストカットなどの自傷行為をやって死のうとした。死にたかった。でも死ねなかった。希望を無くし人生をやめたかった。
いや違う、一つだけ希望があった。
幼なじみが死のうとしている俺を助けようとしてくれていた。父が亡くなった時から家に来て家事を手伝ってくれたり、俺が元気を無くしている時には話を聞いたり、黙って側にいてくれたりした。
彼女だけが俺の希望だった。きっと、俺の初恋も彼女だったのだろう。
けど、現実は残酷だった。さらに不幸が重なった。
だから俺は今の俺になった。
生きる希望もない、守りたいものもない、空っぽの、生きる気のない、ちがう、死にたがりの、死ぬ勇気のない、臆病で世界に必要のない生物に。
そんなことを思い始めたあたりでこれ以上考えるのを止めた。これ以上考えるとまたおかしくなりそうな気がする。意識はしてないが脳がそう訴えかけている。
不意に、なぜか周りの影が気になった。特に変わったことは無いのだがなぜか気になった。まるでなにかがいるような気配を感じた。胸がバクバクする、なにか大切なものがいるような。
「なんだ、この感じ、誰かいるのッ…」
後ろで破裂音がした。
言葉を発っそうとした瞬間感じたことのない物理的な痛みを胸に感じた。
痛い痛い痛い痛い
猛烈な痛みが襲ってくる。痛みを耐えながら胸を見てみると鮮やかな赤に染まっていた。
ああそうか、俺は射たれたんだ。胸を、心臓を、射たれたんだ。
その瞬間、俺は安心感を覚えた。
これまで死にたいのに死ねない毎日を送ってきた俺がやっと死ねるんだ。やっと死ねる。俺の大切な人が待っている所に行ける。
目の前が暗くなってきた。
光が無くなれば大切な人に会える。そんなことに安心感を感じて俺は光を失った。
今回は異能力ものを書く予定なんですが、本格的に異能力が登場するのはもうちょっと後になりそうです。なるべく早く出したいです。次の話もなるべく早く投稿したいと思っているので次話も読んで頂ければ嬉しいです。




