【公式資料集】第四章開始時点の主な登場人物
※ネタバレ注意※
・第一部終了時点の内容を含みます。
・第二部から読み始めるための必読資料ではありません。
・「この人誰だっけ?」となった時の確認用です。読み飛ばしても問題ありません。
【主人公】
エスティ/高城 翔馬
水鏡の光によって、異世界へ現れた少年。物語開始時点で高校三年生(18歳)。
異世界での名前である「エスティ」とは、転移直後に本名を伏せるため、ネット上のハンドルネームから取って名乗ったもの。
現実世界では、他人の期待から逃げ回る消極的な少年で、事なかれ主義だった。しかし、レオナやリーデルの切実さに違和感を覚え、書物や周囲の人々から世界の実情を学んでいった。やがて、文字の意味や空間を読み取る「解析」の魔法を得る。
現在は、リーデルから託された蒼穹の剣を携え、「勇者」という立場から逃げるのではなく、「自分にできること」を自分の意志で選び始めている。
【翔馬と共に旅をする仲間】
レオナ・グライアス・ハルトニア
城塞都市ラグロニーネにある水神の神殿の巫女であり、ハルト王国の前国王エンデルスの長女(王女)。物語開始時は翔馬と同い年の18歳。
異世界で翔馬が最初に出会った人物で、旅の始まりから彼を支えてきた。
水や氷を操る魔法を得意とし、攻撃のほか、補助や防御を操り一行を支える。
穏やかな物腰の内側に強い意志を持つが、かつては兄リーデルを救いたい一心で、翔馬に、伝承に謳われる「世界を救う完全なる勇者」の像を重ねていた。
現在は、不完全な一人の人間として、翔馬自身を理解しようとしている。翔馬から贈られた紫黒石の髪留めを大切にしている。
ガルファン・レニム
炎神の神殿を預かる武門の一族に生まれた青年。物語開始時点で20歳。
豪胆かつ人情家で、細かいことを考えるよりも、行動で解決しようとする性格。神殿に仕える将来を当然のものとはせず、世界の広さと、自分に何ができるのかを知るために旅へ出た。
元・ラグロニーネ第四輸送隊隊長であり、三年間無事故という驚異的な実績を持つ現場のプロ。
兄から託された、炎の精霊の加護を宿す手甲を操り、戦闘では一行の前衛を務める。
翔馬とは正反対の性格だが、今では互いの不足を補い合う、頼れる長兄のような関係にある。
【始まりの地・城郭都市ラグロニーネの人々】
リーデル・グライアス・ハルトニア
ラグロ辺境伯領を治める若き領主で、レオナの兄。前ハルト王エンデルスの長子。物語開始時点で25歳。
理知的で政治能力に優れるが、少々皮肉屋なところがある。
両親を魔族に奪われた過去から、人知れず深い復讐心を抱えて生きてきた。
当初は、翔馬が戦えないことを見抜き、庇護下に置いて隠そうとしたが、自らの足で歩み始めた翔馬を認め、父から贈られた「蒼穹の剣」。を託し、世界を見る旅へ送り出した。
ギルバート・レイン
リーデルとレオナに仕える老執事で、ハルト王国の前宰相。50代後半~60代前半。
かつて「ハルトの魔王」と呼ばれたほど辣腕を振るった政治家だが、幼い頃から面倒を見てきた兄妹への情は極めて深い。
翔馬に、兄妹が抱える過去と苦しみを伝え、彼がこの世界と向き合う最初のきっかけを与えたほか、多くの騎士を輩出したレイン家の出身であることから、剣を使えない翔馬へ剣の扱い方や、基礎的な型を教えた。
【翔馬が学んだ地・貿易都市テノラーダの人々】
カルロ・フォン・シュタイン公爵
ケーニヒシア王国の南部、テノラディア領を治める領主。
公爵という肩書に似合わぬ、現場の親方然とした豪放磊落な人物。
翔馬を現場へ引き合わせ、正論や理想だけでは社会を動かせないという現場ゆえの現実を学ぶ機会を与えた。
三人の頭元締め
テノラーダの巨大な物流・商業・倉庫を支える三人の実務責任者。
翔馬が提示した机上の計算に対し、現場の人間や生活の重みを突きつけ、社会の仕組みと向き合う上での「師」となった。
・バートン
運輸と車馬の運行管理を担当。
常に手帳を持ち歩き、馬車の時間管理に余念がないが、荒っぽい言動ながら、現場と人を見る目に優れている。
・ボリス
荷物管理と入出庫担当。
豪快な腕力と腕っぷしで荒くれ者の荷役たちを束ねる。受けた恩には必ず報いることを信条とする。
・ヴィンセント
テノラーダの内外で活動する商人や商会を束ねる商会長。
理知的で冷静な人物で、理論と計画を重んじる。手持ち無沙汰を嫌い、ポケットの中で金貨を弄ぶ癖がある。
【ハルト王国・王都ハルトイニアの人々】
エドアルド・フォーヌス・ハルトニア
ハルト王国の現国王で、リーデルとレオナの叔父にあたる。元々初代勇者を研究する歴史学者だった。
根は優しく繊細であり、突如継ぐこととなった王座と、派閥の傀儡状態に思い悩んでいた。
王城での査問会において、それぞれに異なる大義を掲げる者たちの思惑が交錯する中、翔馬たちの覚悟を目の当たりにして、「当事者として意思を持って選ぶ」ことを決意する。
やがて、これからのハルト王国をどのように治めるのか、自らの意志で選び始める。
コット・ヴァンテ
ハルト王国近傍のシェガレット公爵領を治める。50代。前王エンデルスやギルバートの盟友。
普段は大都市ハインラッドで政務についているが、不当な査問を受けるリーデルを助けるため王都へ赴き、王城の門前で足止めされていた翔馬たちを「自らの客人」として城内へ引き入れた。
バウアー・ドルバトス
前侯爵で、前王派の重鎮。国家の存続を何より優先する過激な超現実主義者。
大義のために個人の尊厳や選択を奪おうとし、翔馬と真っ向から信念をぶつけ合った。
結果、翔馬から「大義のためなら他人の選択を奪ってよいのか」という問いを投げかけられた。
ヘナスバス・ファーゼ
ハルト王国法務局の監理主任法務官。
感情を表に出さず、徹底して法と記録の公正さにのみ従う冷徹な実務家。
王都動乱において、リーデルの統治の正当性を法理によって証明し、事態を沈静化させた。
フォス
ハルト王国の近衛騎士団長。
混乱する王都で騎士団を率い、自らの責任と守るべきものの間で決断を迫られた。
現在はエドアルドの下で新体制を支えている。




