エピソード2、本当のスキルの使い方
え!これって。そこに書いてあったスキル説明の続きには、この世のスキル概念を狂わすほどの驚くべき内容だった。そう、僕はこの世にあるスキル。神から授かり能力の一般認識を崩してしまうほどに常識外れのスキルを初めて目にしたのだ。
ちなみに、この世にあるスキル。神から授かり能力の一般常識について説明すると。まず、1つのスキルに1つの説明が書いてあるのが一般で、スキル選別の儀を受けて貰えるスキルは当然1つで、スキルの効果も1つしかないのが基本だ。なのに、俺が今見ている自分のスキル説明欄には複数の説明が記載してあった。
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セシル・フォン・ローゼン 1 5歳
スキル 〚枝使い〛
説明:枝を上手に扱える
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↓
:枝を考えた通りの武器の形に変形できる
:変形した武器の材質も変えることができる
:変形する際に精霊も宿すことができる
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スキル選別の儀に父も含め僕が見た説明と違う内容が
書いてある!!
「これって、新しいスキルの説明!?」
なんで?スキルの効果は1つしかないはずなのに⋯
まぁ、でも実際に使ってみないとわからないし、使って見るか!
僕は半信半疑だったが試さないわけにもいかなかったので、木の枝を手にし、新しい効果を使ってみることにする。
まず、2つ目のスキル説明に[枝を考えた通りの武器の形に変形できる]と記載されていたので、僕が今とっさに考えた武器に木の枝を変形してみることにした。
それは、剣だ。そして、3つ目のスキル説明に[変形した武器の材質も変えることができる]と記載されていたので、今考えた剣の材質を変えることにした。そう、刀身は鋭く、軽くしたいのでこの世界で一番レアな鉱石、オリハルコンを思い描いてみた。そして、次に精霊を宿してみる。一旦、火の精霊を思い描いてみることにする。そうだな〜、この世界で火の精霊というと、有名なのはあの精霊しかいないな!よし!僕が考えた武器、召〜喚。
僕がそう言った途端、手元が光りだした。そして、僕が考えた武器が手元に出てきたのだ。
「お〜まさに!僕が考えてた武器そのものだな!」
そう、僕が考えていた武器そのものだった。武器の形は剣で材質はオリハルコン、そして、なにより僕が考えていた精霊がしっかりと宿っていた。僕が剣作成時に思い描いた精霊。この世界でとても有名な火の精霊、アグニスだ。火の精霊アグニスは、フェニックスという鳥の形をした精霊で、精霊の中でも上位存在の上位精霊のひとりだ。そんな、有名な精霊が僕が作った剣にしっかり宿っていることに、僕はとてもびっくりした。でも、一様鑑定してみることにした。
「え〜と、鑑定」どれどれ性能はどれほどのものなのかなっと。
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炎霊剣:イグニス 武器階級:レジェンド
攻撃力:945 耐久力:839
武器固有スキル:火焔鳳牙
(剣を振った所から炎鳥が出現し、敵を焼き払う)
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「なんだこじゃー!!!」
僕が目にした武器のステータスは一般に使われている武器のレベルを遥かに超えていた。
「なんだ、このステータスは!攻撃力945に耐久力839って!!」
これではもはや国宝レベルじゃないか!。しかも、この階級って!。
そう、僕は気づいたのだ。この剣はすごい剣だということに。でも、この武器は気軽に人に見せるべきではないとも思った。それは昔、僕がローゼン伯爵家の地下にある書物部屋で見た本に載っていたことだった。その本に記載されていたのはこの世に実在する武器のステータスと階級についてだった。その本に記載されていた情報によると、この世の武器にはまずノーマル級、レア級、レジェンド級、ゴッド級といった階級が存在している。そして、その階級の中で、それぞれノーマル級は鉄製武器、レア級はミスリル製武器のことを指す。で、その中でもレジェンド級とゴッド級の武器は別格で、レジェンド級の武器にはオリハルコンが使われていて、ゴッド級の武器には未知の鉱石が使われていると記載されてあった。そして、この世の武器には階級があると同じで武器のステータスも階級ごとに異なるようで、まずノーマル級の武器の攻撃力は400〜600で耐久力は350〜500となっていて。次に、レア級の武器の攻撃力は600〜900で耐久力は500〜800。そして、レジェンド級の武器は攻撃力が900〜1200で耐久力は800〜1100となっている。また、ゴッド級の武器は攻撃力が1200〜2000あって、耐久力は1100〜1900あると記載されていた。
なので、記載されていた情報通りだと、僕が今作った武器はレジェンド級の武器でオリハルコン製の武器ということになる。もちろん、レジェンド級の武器はそう簡単に手にはいる品物ではないということだ。なぜなら、今確認されているレジェンド級の武器はたったの3つ。しかも、この3つは各国の国宝としてそれぞれ国が管理しているものだということ。
なので、僕が簡単にこの世に3つしか確認されていない武器を新しく作ってしまったとなると国を巻き込んだ騒動になりかねないので僕はこのことを隠すことにした。よっぽどのことがない限り黙っておくことにした。
「ま〜でも、性能を試さないわけにはいかないから。試すだけ試すか!」
僕はこの剣の性能の知らないわけにはいかなかったので、そこら辺の木を使って剣の性能を試した。
「たしかこの剣、炎霊剣イグニスには武器固有スキルが使えたはず。試しに、この技を発動してみるか。」
「え〜と、とりあえず。その木を的にするか。」
僕は目の前の木を的にして、剣を振ると同時に技名を口にした。
「武器固有スキル、火焔鳳牙!!」
すると、剣から炎の鳥が出てきて、目の前の木をあっという間に燃え尽くした。
「なんだ!この威力!!」
とてもじゃないが、この武器は普段使いにはしたくないな!
ま〜でも、試しうちはできたからいいけど。
これで、今自分がスキルで作れる武器の程が分かった。そして、このスキルが外れスキルどころかレアスキルの性能を上回っていることも分かった。
ちなみに、作った剣はちゃんと「戻れ!」と頭の中で唱えれば、元の木の枝に戻る仕組みになっているそうだ。
僕はこのスキルの新の使い方を知ってひらめいたことがあった。
「このスキルなら父を見返してやれる。」
そう、父に後悔させてやることに決めた。でも、今のままではその目標も遠いことを知った。
「そうだ!最強の冒険者になろう!!」
そう、最強のSS冒険者となることを決めたのだ。
セシルはこの時をもって父を見返すために最強の冒険者になると決意したのだ。
「とりあえず、冒険者ギルドを探しに行くか。」
「ここから、近く冒険者ギルドとなるとレイヴェルの街しかないな。」
「よし!レイヴェルの街に行こう!!」
こうして、僕は冒険者ギルドに向かうべく今いる森を抜け出すことにした。




