第6話 :凍える世界の暖かなぬくもり
「それで、ここの資料とかデータはどうすることになったの?」
「LALLが受け取ることになった、というか、どちらが受け取っても同じになったわ。」
「?…それはつまり……。」
ソラは考えながらヴァレムの方に目を移す。
「あ、あぁ……俺もLALLに加わることになった……。」
「えっ?試験は?」
「ヴァレムさんのこれまでの行動で、既に答えは分かり切っている。それに科学者としての技術はサイエントさんが認めているのなら間違いないのだろう。実際、船にある通信機の性能は素晴らしいものらしい。」
「あ、ありがとう……。」
「なんだかずるいような気もするけど………まぁいっか。じゃあこの後はアイスポート?に帰るの?」
「サルヴァ、それで問題ないか?」
「あ、それなんだけど、さっき改めて確認してみたらやっぱり北になんらかの熱源があるのよ。しかも調べれば調べるほど人と同じで、もしかしたら本当に人が居るかもしれないの。」
「そんな場所に人が居るはずはない……が、今の時代、どんな人が存在してもおかしくはない。」
「はい、もし本当に人が居るのだとしたら、誰かが来るのを待っているのかもしれません。」
砕氷船はもはや雪と氷しか残されていない島を離れ、さらに北へと向かう。
向かう先は、凍った海にぽつんと残された一つの熱源反応。
近づけば近づくほど吹雪は強くなり、もうすでに十メートル先も見えないほどの暗さになっている。
「……ん…これは………。」
「…な、なにか見つけたか…?」
手持無沙汰でサイエントの残した資料を見ていたレイヴンは、ある手書きのメモを見て動きを止めた。
その瞬間、強烈な衝撃を受け、砕氷船はその船体を二つに分けた。幸運だったのは、偶然にも大怪我をした人はおらず、サイエントの残したものも無事だったことだろう。
もちろん、これでアイスポートに帰る方法はなくなったわけだが。
「な、なにが起きた…?」
レイヴンは立ち上がり、一緒に居たヴァレムが無事なのを確認し、近くの歪んで開かなくなったドアを蹴破った。
「…これが、船を破壊したのか…?」
目の前には巨大な氷柱がそびえたっていた。
「…レイヴン…!…ヴァレム…!……大丈夫…!?」
吹雪のせいで聞こえにくいが、巨大な氷柱の反対側からサルヴァの声がする。
「俺たちは大丈夫だ!!そっちは!?」
「…私たちは大丈夫よ…!これで全員の無事が確認できたわ…!」
「分かった!!まずは状況を確認してくる!!」
レイヴンは手に持ったままだったサイエントのメモを再び見る。
そこには、『この異常気象も俺のように不思議な力を手に入れた誰かによるものかもしれない』と書かれていた。
「………昔、デイブレイクのやつも同じようなことを言っていたな。」
この巨大な氷柱は、大型船を一撃で破壊出来る規模であり、かつぴったり船に直撃するように現れた。とても自然に発生したとは思えない。
LALLが追跡していた、人と思われる熱源は……。
その瞬間、強い風が吹いた。風上の方をよく見ると、うっすらと小柄な人影が見える。
「一つの国を覆うほどの力を、10年も休まず使い続ける……明らかに普通ではないな。」
「…レイヴンさん…?…な、なにをしてるんだ……?」
「ヴァレムさん、一旦自分の身を守ってください。」
ヴァレムが困惑の表情を浮かべているのを横目に、レイヴンは剣を抜いて船から降りた。
ほんの少し前、仮の個室でアイは剣を見て考え事をしていた。
「………。」
サイエントの研究所で、アイはソラの奇襲を防ぐために反射的に剣を抜いた。
もちろん結果的にはソラの機械の腕の塗装が少し剥げただけで、もはや怪我をしたうちにも入らないわけだが、クシスを殺めてしまってから初めて剣を抜いて戦ったというのは事実だ。
しかしやはりあれは剣が危険を知らせてくれたからこそ反射的に剣を抜くことが出来ただけだ。そうでない戦闘が迫った時、自分が再び剣を抜いて戦える自信はやはりなかった。
「…うっ……。」
突然、めまいに襲われ、アイは目を閉じた。そしてすぐに、何かが視え始めた。
………雪が降る街。どうやらアイスポートのようだ。
少年は路地裏で丸まって震えていた。アイは咄嗟に手を伸ばすが、触れることは出来ないし、少年からすれば姿も見えないはずだ。
これは誰かの過去なのだろう。アイの能力は元々こうして突然視え、対象を指定出来るものでもない。しかしそもそも、今はアイ一人だ。そんなに遠くの人の過去が視えたことは今までなかった。シーパストを手にしたことによる影響がこんなところにも出ているのだろうか。そしてこれは、誰の過去なのだろう。ヴァレムだろうか。
このままでは、少年は凍えて死んでしまう可能性すらある。そう思っていた時だった。
『少年、このままでは君は死んでしまうな。』
どこからか、冷たいような温かいような、不思議な声が聞こえてきた。しかし、声の主の姿は見えない。
『……だれ…?』
『…私は……ふむ、導き手とでも呼んでくれればいい。君にはそれで十分なはずだ。』
少年は何を言っているのか分からないといった様子で、あたりを見回して声の主を探している。
『私は君を誰とも関わらなくていいように導くことが出来る。』
『…!』
『どうだ?きっと興味あるだろう?』
『………。』
『まぁ、なくても構わない。私は君にこの力をあげよう。使い方は、自然と分かるはずだ。』
すぐに少年は顔をあげ、自分の手を見た。
そこには小さな氷の結晶が乗っている。
『これ……。』
『どう使うかは君次第だ。人助けに使うもよし、君をこんな目に合わせている人々に恐怖を見せるもよし。君の圧倒的な力なら、誰も止められない。』
少年はゆっくりと立ち上がり、自分の変化に気付いた。
『あぁ、そうだ。今の君には、何も必要ない。食事も睡眠も。ただ背が伸びることもないがな。だから君は、もう一人でなんだってできる。寒さに震えることも、他人の視線に怯えることもない。君が望むなら、誰も居ない場所に導くことも出来るが、どうだ?』
少年は返事をしなかったが、その目はもう人々を見てはいなかった。
『北に向かうといい。君なら海をも凍らせて、誰もたどり着けない場所まで行ける。あぁそうだ、一つだけ私からお願いがある。君が満足出来るほど一人になったら、力を全力で使ってくれ。好きなだけ使い続けて構わない。止めたくなったら止めてもいい。君は、自由だ。』
少年はゆっくりと歩き出した。その後ろ姿は、もう丸まって寒さに震えていた少年ではない。
『……止めたくなる日など、来ないだろうがね。』
少し遠くなった謎の声が聞こえたのを最後に、アイの五感は現実に戻ってきた。
「………今のは…。」
少なくとも、ヴァレムではない。ヴァレムは発現者ではないのだから。
サイエントでもないだろう。ヴァレムから聞いた話では、サイエントのオリジンは透明な壁を作り出す能力だったはずだ。
今視えた過去の内容に最も一致するのは………。
「わっ……!?」
アイがサルヴァのレーダーを見に行こうと立ち上がったその時、船が大きく揺れ、停止した。
アイが扉を開けると、ちょうどサルヴァが走ってきていた。
「アイちゃん、無事ね?」
「あ、はい、私は大丈夫です。一体なにがあったんですか?」
「後ろを見てみなさい。」
アイがサルヴァが来た方向とは逆方向に振り返ると、数部屋分先で廊下が途切れており、真っ白ななにかに塞がれていた。
「これは……まさか、氷ですか?」
アイはそう言いながら近づいて、それが間違いなく巨大な氷であることを確認していた。
「レイヴン!ヴァレム!大丈夫!?」
「…俺たちは大丈夫だ…!…そっちは…!?」
サルヴァが氷の壁に向かって大きな声を出すと、反対側からレイヴンの声が聞こえてきた。
「私たちは大丈夫よ!!これで全員の無事が確認できたわ!!」
「…分かった…!まずは状況を確認してくる…!」
「状況…?何をするつもりなのかしら……。」
「サルヴァさん、実はさっき……」
アイがさっき見た過去の光景について話そうとしたその時、異常に強い風と金属同士がぶつかるような音が聞こえてきた。
「この音、まさか戦ってるの…?」
サルヴァは氷柱と船の隙間から外を見ようとするが、ここからでは何もわからない。
「アイちゃん、ソラちゃんを連れてレイヴンを探してきてちょうだい。私はなんとかしてヴァレムと合流するわ。」
「分かりました。」
アイは廊下を走りながら、過去の光景について考えていた。
あの光景は、あの少年がオリジンを手に入れた時の光景なのだろう。
しかしそうだとして、あの謎の声……導き手と名乗った誰かは、他人にオリジンを与えることが出来るようだった。
いや、今考えるべきことはそこじゃない。
レイヴンが、強敵と戦っているかもしれないということだ。
レーダーのある部屋まで行くと、既に準備を整えていたソラが待っていた。
「行こう、アイ!」
二人は船を飛び出し、レーダーが反応を示していた場所に向かった。
まだうっすらとしか見えないが、やはりレイヴンが誰かと戦っている。
「ソラさん!」
アイの合図に合わせて、ソラは急加速して小柄な人影に突撃した。完璧な急襲だったが、ソラがその誰かに触れる前に、間に強靭な氷の壁が現れ、その攻撃は届かなかった。
「!!」
「ソラ!!離れろ!!」
レイヴンの声に反応してソラが距離を取った瞬間、直前までソラが居た場所は空気が凍りついた。レイヴンの指示に従っていなければ、ソラは今頃身動き一つ取れなくなっていただろう。
「こいつは異常だ。小柄なのに俺がどれだけ攻撃しても、一切疲れる様子がない。それどころか、眉一つすら動かさない。」
アイは落ち着いてその小柄な人影を見る。
やはり、あの過去の光景で視えた少年だった。
「能力は氷や吹雪を操る能力とみて間違いないだろう。ただ、見たことないほど強力だがな。」
少年の周りには、剣のような形の氷が大量に表れる。
レイヴンとソラは次の衝撃に備えて構えなおした。
しかし、アイはまだ剣を抜けずにいた。
「来るぞ!!」
「っ…!!」
氷の剣が降り注ぐ。
ソラもレイヴンも機動力は並み以上だが、アイは違う。なんとか直撃は避けるが、二人のように余裕をもって無傷で戦闘を続行出来るわけではなかった。
「アイ、無理をするな。サルヴァ達の護衛に向かってもいい。」
「でも……。」
この何もない場所に、他に敵がいるはずはない。それはレイヴンもアイも理解している。
しかし何もできないなら、ここに居ても足手まといでしかない。
「二人とも!!」
「!!」
レイヴンが飛んできた鋭い氷の塊を剣で弾くと、最初に聞こえた金属同士がぶつかるような音が響いた。
「どうするかは任せる。だが、さすがに俺もアイを守り続ける余裕はない。」
そう言ってレイヴンは少年に近づいていく。
レイヴンもソラもかなり強いはずだが、その攻撃はやはり少年には届いていない。
「レイヴン!なんでもいい、あたしが近づく隙が欲しい!!」
「…やれるだけやってみよう。」
ソラにはなにか手があるようだが、ただの身体強化でしかないレイヴンにやれることは少ない。この相手に限れば、そもそも生身で近づくことすら危ない。
それでもレイヴンは少年に攻撃を続ける。届かずとも、気を引くことは出来る。
だが最初の急襲すら防がれたのだから、ソラが近づけるほどの隙を作るのは難しい。
ふと、ソラの姿が見えないことに気が付いた。
「…?どこに…?」
アイが目を離したその瞬間、視界の端にレイヴンの腹部から赤い液体が飛び散るのが見えた。
「………レイヴン…?」
おそらく致命傷ではない。
しかしこのままでは次の一撃でレイヴンは死んでしまうだろう。
そう思った時、アイの身体は勝手に動いていた。
剣を抜き、黒い光を呼び出す。その瞬間、生気を失ったクシスと笑みを携えたブレイズスカーの顔がよぎる。
レイヴンと少年の距離はほぼゼロ。少年がレイヴンを盾にせずとも、誤ってレイヴンに当たるかもしれない。
しかしそれでも、このままレイヴンが殺されるのを見ているわけにはいかない。
「やめて!!」
アイが放った黒い光は、まっすぐレイヴンと少年に向かって飛んでいき、少年は氷の壁で防いだ。
だが原理は分からないが、この黒い光を防ぐことは出来ない。
ソラにもレイヴンにも破れなかった強靭な氷の壁は、いともたやすく黒い光を通し、少年の右腕を消し飛ばした。
「…?」
少年は理解できないという顔で、なくなった右腕を凝視している。そして次の瞬間、
「捕まえたよ!!」
少年の真下の氷を突き破ってソラが現れ、そのまま少年を上空へと持って行った。
少年はソラを氷漬けにしようとするが、まだソラが人ではないことを知らない。気づいた頃には、もう分厚い雲の中だった。
「もう遅いよ!!このまま……空を見よう!!」
ソラのその言葉と同時に、二人は雲を突き破り、一面の雲海を見た。間もなく沈む太陽が、二人を明るく照らしている。
「そして……さようなら。」
ソラは少年を突き飛ばし、いつの間にか取り外した左腕を少年に向かって投げた。
「あなたが何者かは知らないけど、来世というものがあるなら、仲良くできることを願ってるよ。」
その瞬間、ソラの左腕は大爆発を起こした。
それはサイエントが残した最終手段だった。使用条件は守りたいものを守るために使うこと。
サイエントはそうとしか言わず、実際に使うかどうかは自分で決めろと言っていた。
爆発でかなり広範囲の雲が消え、地上…いや、海上に居たアイ達、そしてヴァレムは、久しぶりに本物の空を見た。
「……あぁ…空だ………。」
ヴァレムの頬には、水滴がつたっていた。それが溶けた雪か、涙か、サルヴァには判断できなかった。
「レイヴンさん!」
アイがレイヴンに駆け寄ると、レイヴンは大丈夫だと手をあげて伝え、剣を支えに立ち上がった。
「俺は大丈夫だ。それより、すぐにソラが下りてくるだろう。」
二人が空を見上げていると、二つの人影が落ちてくるのが見えた。
片方は地上に近づくと、ゆっくりとホバリングしながらこちらに向かってきている。
そしてもう片方はなんの抵抗もなく、少し遠い海面に落ちた。
アイはソラが無事なのを確認して、もう一人、少年の元へ走っていった。
「…っ……。」
アイが少年を探していると、氷の上に這い上がってきたばかりの血まみれの少年を見つけた。
今、雪が止んでいるのを見るに、やはりこの少年が吹雪の元凶だったのだろう。
だとすれば、アイが視た過去の光景は、10年前のものだと思われる。
10年見た目が変わらず、あの爆発に巻き込まれて雲の高さから落下しても無事なほど頑丈でも、アイと同じように、血は赤かった。
「あなたは……。」
実際どうなのかは分からないが、アイが思うに、10年姿が変わらず、食事も必要とせず、吹雪を起こすのを止めようとしなかったのは、身体も、思考も、冷凍保存に近い状態だったんじゃないだろうか。
もちろん現実的に考えたら不可解ではあるが、オリジンとはそういうものだ。
「っ……!」
「!」
少年は、今もまだ、吹雪を起こそうとしていた。
しかしもうアイがギリギリ感じられるほどの冷たい風を起こすことしかできない。
「もう、雪を降らせる必要はありません。雪が降ったら、皆が凍えてしまいます。寒さに震える辛さは知っているんでしょう?」
「………。」
少年は動きを止めた。
「あなたの名前は、なんですか?」
「……………ネー…ジュ……グレーチ………。」
「ネージュ・グレーチさん……すみません、私にはあなたを助けることは出来ません…。」
少年……ネージュは、何も言わない。
「私に出来るのは、あなたの孤独を暖かく終わらせることだけ…。」
アイは血に汚れることなど気にも留めず、横たわるネージュを抱きしめる。
その身体はもう冷え切っており、ほとんど氷のようだった。
過去を少し覗き視ただけで、ネージュのことを理解出来たとは思っていない。
ただ、アイに出来るのはそれだけだった。
しばらくして、サルヴァが二人を見つけた時、ネージュは既に目覚めなくなっていた。
ネージュの遺体は、アイスポートに引き渡すわけにもいかないのでLALLで火葬を執り行うことになった。
また船は真っ二つになり、どう考えても動くわけなかったが、吹雪が止んだことでギリギリヴィマナに通信が繋がり、迎えに来てもらえることになった。
迎えが来るまでしばらくかかるが、ここの気温なら雪が止んでもすぐに氷が溶けることはない。
「…ソ、ソラ……?」
すっかり暗くなってから、極寒の氷上に一人で立ち尽くすソラを見つけて、ヴァレムはつい声をかけた。
「ヴァレム?寒くないの?」
「さ、寒いよ…。で、でも、君が見えたから……。…何をしてたんだ……?」
「空を見てたの。」
「空…?」
「うん、空。あたしの名前の由来でもある、空だよ。あたしが初めて目を開けた時、サイエントが言ってたの。『今は分厚い雲に覆われているが、本当はとても綺麗なものだ。いつか雲を超えて、本物の空を見に行くといい。おすすめは夜………一番外が暗い時だ。』って。まぁ、その言葉の通りにするなら雲の上まで飛んでいくべきだけど、今のあたしにその出力は残ってないから。」
「……そう、か…。」
「サイエントって、空に憧れてたんだよね?」
「そう、だったね…。」
「ずっと、なんで見えもしないものに憧れてたのか、分からなかった。でも、今なら分かる気がする。空って、こんなに綺麗だったんだね。」
「……あぁ、俺も、本当に久しぶりに見た……。」
動かない砕氷船から漏れる明かりを除けば、月と星の輝きだけが二人を照らしている。
「……サイエント、"お前の娘"は空を取り戻したよ……。」
「…サイエントは、ヴァレムがあたしの本当の産みの親だって言ってたよ?」
「それは………いや、そう…だな……訂正しよう、君は、"俺たちの娘"だな…。」
ソラが笑顔になったのを見て、ヴァレムは空に向かって独白を始めた。
「………サイエント、ソラはもう立派な人間だ。お前が残したものは、やっぱりすごい。お前は否定するだろうけど、俺にはとても敵わないよ……。」
それに続いて、ソラもサイエントへの言葉を口にした。
「あたしにはまだ理解できないことも多い。でも、理解出来たこともある。仲間とか、守りたいものとか。それから、後悔とか。………もう一度会いたいよ、サイエント……。………どうしてあたしには涙が流せないのかな…。」
「………きっと、泣いて欲しくなかったからじゃないかな…。」
「……そう…だよね。あたしもそうだと思う…。」
ソラもヴァレムも、それ以上は何も言わず、ただ静かに輝く星空を眺め続けた。




