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隣に住む同級生が実は推しのVtuberだった件。  作者: Morning
第2章 同じ日常、変わった立場

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第74話  彼女の部屋への初めての訪問

 カフェを出て、再びショッピングセンターを歩いていた。


「流石に疲れたな」


「ですね。結構歩きましたし……。でも、今日は本当に楽しかったですね!」


 葵はタッタッタと前に行き、笑顔で振り向いた。それは、とても綺麗だった。


「だな!でも、そろそろ帰ろうか」


「はい!」


 家路についてしばらく。


「……翔くん、今日この後予定ありますか?」


「いや、特にないかな」


「……だったら、少しだけ私の部屋に来ませんか?」


「……え?」


 これまでなんだかんだ俺の部屋に入ることはあれど、葵の部屋に入ることは無かった。


「その……今日買った服とか、もう少し見てほしいなって……」


「服?」


「はい。翔くんが選んでくれた服ですし……家でもう一度着てみようかなって」


 そう言って、葵は少し恥ずかしそうに笑った。


「……まあ、それなら」


「本当ですか?」


「ああ」


「じゃあ、行きましょう!」


 葵は嬉しそうに笑うと、俺の少し前を歩き始めた。

 しばらく歩いて、葵の家に到着する。


「どうぞ」


「お邪魔します」


 何度か葵と一緒に過ごしてきたが、こうして葵の家に来るのは初めてだった。

 そして当然、俺が向かう場所も今までとは違う。


「こっちが私の部屋です」


 葵が扉を開ける。


「……ここが葵の部屋か」


「はい。あまりじっくり見ないでくださいね?」


「いや、別にそんな……」


 そう言いながら部屋を見渡す。

 学校では見ることのできない、葵の普段の生活がそこにはあった。


「なんか……葵らしい部屋だな」


「どういう意味ですか、それ」


「いや、なんとなく」


「ふふっ。変なの」


 葵は笑いながら、今日買った服の入った袋を取り出した。


「じゃあ、これ着てきますね」


「今から?」


「はい。せっかくですから、もう一回見てほしいです」


 そう言って、葵は服を抱えて部屋を出ていった。

 しばらくして、葵が部屋へ戻ってきた。


「……これ、どう思います?」


 葵の姿を見た瞬間、思わず見惚れてしまった。


「……変、ですか?」


「いや、そんなことはない!思わず見惚れちゃっただけで……」


「え、み、見惚れ……!?」


 赤面した葵はとても可愛らしかった。


 その後、話したり夕食をご馳走になったりしていると、22時を回っていた。


「そろそろ帰ろうかな」


「翔くん……今日は泊まって行きませんか?」


 葵が見上げながらそんなことを言う。

 なにこれ。可愛すぎでは?


「え!?」


「……ダメならいいんですけど……」


「……いいのか?」


「ダメなら言ってません」


「そっか……。じゃあ、お世話になろうかな」


「はい!」


 ご機嫌になった俺の彼女はめっちゃ可愛かった。

お読みいただきありがとうございました!


本作は10月14日(水)に2周年を迎えます!いつもお読みいただき本当にありがとうございます!

2周年ということで本編数話+閑話1話を投稿することを予定しております。


引き続き推敲もしていきます。


よろしくお願いします!

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