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隣に住む同級生が実は推しのVtuberだった件。  作者: Morning
第2章 同じ日常、変わった立場

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第75話 部屋に咲いた華

 今日は初めて葵の部屋に泊まることになった。


 葵は本当にご機嫌だ。鼻歌を歌っている。


「今思ったけど、風呂ってどうするんだ?」


「一緒に入ります?」


 そういった葵の顔は真っ赤だった。


「一緒に入るのはいいんだけど、流石にお断りしようかな」


「……嫌、ですか?」


「それはない!むしろ一緒に入りたいと思うけど、我慢できなかったらと考えると……」


「私は……いい、ですよ?」


 美少女がそんなセリフを赤面上目遣いで言ってくる。これはどこのラノベだろうか。


「やっぱ別々で入ろう」


「……わかりました」


 葵はやや不満げに唇を尖らせていた。


 風呂から上がると、葵がリビングのソファに座って待っていた。


「さて……」


「何かありました?」


「俺、どこで寝るの?」


「……それはもちろん、一緒に……その、私のベッドで寝るんですよ」


「は?」


「翔くんなら大丈夫だって信じてますし」


「男はみんな狼なんだから、まだダメだろ」


「……これも嫌、なんですか?」


「決して嫌なわけじゃない!むしろ抱き枕にしたい!」


「私、抱き枕に……なります、よ?」


 今日の俺の理性は持つのだろうか。


「そこまで宣言してくるのは珍しいですね」


「勘違いしてそんな悲しい顔されたら訂正しないといけないやん?」


「そんな悲しい顔してました?」


「それはもう」


「顔に出ちゃってましたか……。でも悲しいなって思ったのは本当ですよ?」


「まあ、抱き枕になってもらえるならお願いしようかな」


「いつもは私が甘えてる気がするので、甘えてくれて……いいんですよ?」


「じゃあ、お願いしようかな」


「……はい!!じゃあ、早速いきましょ!」


 葵が寝室の扉を開け、手招きする。彼女の部屋に初めて入る。ガッチガチである。うん、俺は悪くないと思う。多分。


「ちょっと散らかってますけど……」


「どの辺が?」


「全体的に物多いですし……」


「それでもきっちり片付いてる。俺の最初よりマシだろ?」


「あれと比べたら大抵どこでもマシでは?」


「ご迷惑をおかけしました」


「でも、あれがこんな関係になるんですから散らかっててよ……くはないですけど!まあ、良かったのかもしれないですね」


 俺の風邪からこの関係は始まった。それが無ければ決して交わることのない縁だっただろう。


「出会ってくれて、ありがとうございます!翔くん!」


 部屋に華が咲いた。

本日で本作は2周年を迎えます!


いつもお読みいただき、ありがとうございます!

皆様のおかげで、本作もここまで続けることができました……!


前話の後書きで、本編数話+閑話を投稿するとお伝えしていましたが、作者多忙につき、執筆が間に合いませんでした……。


申し訳ありません!

1週間以内には続きを投稿する予定ですので、今しばらくお待ちいただけますと幸いです……!

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